恥ずかし屋の私たち

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:スワローズ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.02.23






林メアリ、中2。





私はニコラ学園きっての
金持ち・・・





全国でも有名な
ニコラホテルのお嬢様。





部屋だって
このとおり!





全部、大好きなピンク。





毎日がパーティー気分
なんだぁ~。





もちろん、
大切な親友も
このとおり!





有名な会社を
経営している社長の子で、
ゲイでもある雨宮カケル。





有名ブランドニコらんを
つくったデザイナーの子で
刺しゅうが大好きな
野崎ナナ。





私たちの楽しみは
月1回、
私のホテルでする
パーティー。





世界的にも
有名な人たちが
大勢集まるの。

私たち3人は
ニコらんの服を着るの。











・*・―――・*・―――・*・





そして、パーティーの前日――





ナナ「ごきげんよう、
メアリ。
持ってきたょ、
メアリのドレス!」





メアリ「ごきげんようナナ。
ありがとう!
わぁ、
やっとできたのね!」





3ヵ月前から
つくってくれていた
私のドレスが
やっとできた!





ソワソワするわ!





ナナ「じゃーん!」





私の前に
ピンクと白のドレスが!





メアリ「わぁ、ステキね!
ナナ、
ありがとう!」





ナナ「お母様がたくさんの
デザインの中から
メアリに似合うドレスを
決めたのよ!
ほらほら、このリボンは
1番頑張ったらしいの!」





カケル「スゴくきゃわいいわね!
ナナ、着てもいいかしら?」





後ろから
カケルが登場!





ナナ「あっ、カケル!
触らないでょ、
このドレスは
メアリが着るのよ!」





メアリ「カケルには
まだ早いわよ?
このドレスは
絶対私が着ないと
似合わないの!」





カケル「もう、
メアリったら!
イジワルね!
このドレスであの人を
惚れさせるなんて」





あの人・・・とは、
5ヵ月前にお見合いをした
大手企業の御曹司、
野口ヨシトのこと。





あの時、私はヨシトに
一目惚れをしてしまったの。





あの綺麗な横顔に
男らしい手、
優しそうな笑顔に
ドキドキしたの。





2人っきりで話をした時の
気遣いはもう王子様なみ。





あっちに好意がないことは
もう分かってるから、
こっちから
仕掛けることにしたの。





そう、明日行う
パーティーで!





メアリ「別にいいでしょっ!
私はあの人が好きなの!」





カケル「はぁ~、
ニコラホテルのお嬢様が
御曹司に片思いかぁ~。
私、ヨシトきゅんタイプなのよね~。
メアリ、今から
恋のライバルになって!
ヨシトは私のモノよ!」





メアリ「わ、分かったわよ!
ウケて立つわ!」





バチバチバチ





ナナ「ちょっとぉ!
カケル!
あんた邪魔じゃ!
部屋から出ろ!
メアリが着替えるからぁ!」





カケル「うるさいわね、
いいじゃない別に!
私は正真正銘、女よ!
どこから見ても
きゃわいいカケルちゃんよ!
あんたが出てけば
いいじゃない?」





メアリ&ナナ「はぁ??」





2人がカケルを殴る。













・*・―――・*・―――・*・





パーティー当日 朝――





メアリ「さぁ~て。
着替えるぞ!」





私はせっせと着替えた。





もちろんヘアメイクも
きっちりと。





メアリ「ニコラ見てしよ~と。
ここをこうして
これで結んで・・・
おう、可愛くできた!
メイクはこうして
Iラインを綺麗にと・・・
おう、できた!
仕上げに、ニコらんの
ティアラを付けて出来上がり~」





可愛い私に
振り向いてくれるかな・・・





ナナ「メアリ~!
ごきげんよう!
わぁ、めちゃくちゃ可愛いい!
引き算メイク上手い~」





ナナはナナらしい
花のドレスを着て
レース付のティアラが輝いていた。





ナナ「ナナこそ!
あれっ?
そのメイクって
この前載ってたやつじゃない!
スゴいわ!」





カケル「スゴいのはこの
きゃわいい
カケルちゃんよ!」





キランキラーンと
スパンコールが
メアリの部屋を輝かした。





ナナ「カケル?
眩しすぎじゃん!」





カケルは
スパンコールドレスを
着ていた。





カケル「早く行きましょ?
もうヨシトきゅん
来てるわよぉ?
先にとるわねぇ(笑)」





カケルが
かけて行った。





ナナ「あっ、ヤバいよ!
メアリ行こっ!」





私たちは8階にある
大ホールに行った。





「ごきげんよう!」
という挨拶が
私たち2人に集中する。





そんななか、
私はスーツ姿で
輝いている
ヨシトを見つけた。





その横にいるのは、
カケルだった。





ナナ「メアリ行こ!
カケルにとられては!」





メアリ「でも・・・
仲良そうなオーラ
放ってるし・・・」





カケルが私たちに
気づいた。





なにやらこっちを見て
ニヤニヤヨシトと
話してる・・・





ヨシトと目があった。





ヨシトはカケルを
振り払って
私のところへと
歩いてきている。





メアリ「ナナ・・・
私、お手洗い
行ってくるわ」





ナナ「えっ?
ちょっとメアリ!」





私はお手洗いに向かって
かけていった。





ヨシトに
見向きもしないで・・・





「なんで私、ヨシトを
避けてるの?
せっかく来てくれようと
したのに・・・
意味分かんない」





私は立ち止まった。





嫉妬かなぁ、これ?
カケルとヨシト・・・
仲良そうだった・・・
ゲイなのにねーカケル・・・





ヨシト「メアリさん!」





メアリ「えっ?」





ヨシト「なんで逃げるような
真似したの?」





ヨシトは
息が荒かった。





捜してくれたんだ、
きっと。





ヨシト「メアリさんと
話そうと思って
今日、楽しみだった・・・
初めて緊張したんだけど、
カケルちゃん? だっけ?
カケルちゃんに捕まって・・・」





メアリ「カケルと話していれば
良かったんじゃ?」





ヨシト「いや、メアリさんじゃないと
どうしても駄目なんです。
メアリさんからすれば、
ただのお見合い相手
かもしれませんが
メアリさんのこと
もっと知りたいです」





「ごめんなさい、私、
た、ただのお見合い相手としか
思ってません」





何言ってんの私?





ヨシト「そうですか・・・」





えっ、ヤバい・・・
私、ほんまに
何言ってんのよ~!!





ヨシト「分かりました。
でも・・・僕は、
メアリさんに
好意を持っています!
あの日、お見合いした日、
僕は一目惚れをしました!
しかも、メアリさんが
初恋の人ですっ!
僕は、メアリさんの顔と仕草と
話していてつまらなくない話を
続けられるところに惚れました!!
どう伝えていいか分かりませんが・・・
一言でまとめると、
僕はメアリさんのことが好きです!」





私も好きなのに、
想いが重いのは
キライだけど・・・、





心臓の音が邪魔して
緊張して声が出ない!
頑張れ、私!!





メアリ「わ、私は・・・、
ヨシトさんの
こ、ことが・・・
す、す、す、ごく、
す、す、す、す、す、
好きれすっ!!」





ヨシト「ぷっ、
ハハハハハ(笑)」





メアリ「あっ・・・れす・・・」





ヨシト「ごめん、
あまりにも必死な
メアリさん見てたら
笑えてきちゃって(笑)」





ヨシト「でも、そんなところも
含めて可愛いよ」





メアリ「えっ?」





真っ赤になるメアリ。





ヨシト「メアリさん!
僕と付き合ってください!」





メアリ「・・・はいっ!」





ヨシト「はぁ、良かった。
それにしても今日の格好・・・
メアリさんらしくて
可愛いね!」





メアリ「ありがとう(照)」





そんな訳で
何やら恥ずかし屋の
私たちですが、
後でカケルが女の子も
好きになったらしく、
ナナと付き合っています。





こちらも私らも今、
幸せです。







*end*

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