学校のジンクス

CAST安村 真奈安村 真奈

作者:ちょびた

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.02.06






※休み時間※





私、安村マナ。
中学3年生あと1ヶ月で
このニコラ中も卒業だ。





この学校には、
卒業をする時にやる
告白大会と言うものがある。





そこで、男子に
告白された女子は
その人と幸せになれるらしい。





だから、女子みんなが
好きな男子に
猛アピールしてる。





エリナ「コウショウ君
帰りにタピオカ飲んで
帰らない?」





あそこで話してるのが、
私の親友エリナ。





コウショウ「ごめん。
今日塾なんだ」





そう言っているのが、
この学校の人気者
コウショウ君。





エリナはコウショウ君が
好きなんだって。





エリナ「マナ~」





マナ「あっ、エリナ」





エリナ「ヤッホー」





マナ「コウショウ君
残念だったね」





エリナ「うん。
コウショウ君と
タピオカ飲みに行きたかった。
でも卒業の時に
告白してもらればいいから。
そういえば、マナはいないの、
好きな人?」





マナ「えっと、、、、」





さすがに言えない。





私は、コウショウ君みたいな
派手な男子が好きなんじゃなくて、
ヨシト君みたいな
おとなしめな子が好きだなんて。





流石に
いいづらいよね。





みんなとは好みが
違うだなんて。





マナ「好きな人なんか
いないよー」





エリナ「そっか。
なんかゴメンね」





マナ「ううん。
大丈夫」













※放課後 図書館※





私は、勉強するために
図書館に来た。





消しゴムを
使おうと思ったら
落としてしまった。





その時、





ヨシト「はい。どうぞ」





私に微笑みかけながなら
消しゴムを拾ってくれた。





マナ「あっ、ありがとう」





ヨシト「どういたしまして」





私やっぱり
ヨシト君が好きだ。





でも告白大会には
してもらえないだろう。





あっ、そうだ。













※告白大会 当日※





アナウンス「告白したいことがある人は、
挙手をねがいます」





マナ「はい」





私は、相手に
告白されることは
無理だけど、
告白してしまえばいいと
おもったのだ。





私は壇場に立った。





マナ「安村マナです。
わたしには好きな人がいます。
それは、ヨシト君です。
前から好きで、この前
消しゴムを拾ってくれた時に
微笑みかけてくれたのが
嬉しかったです。
付き合って下さい」





ヨシト「ありがとう。
いいよ、よろしくね」





うぉーー。
周りから歓声が上がる。





安村マナ。





私、ヨシト君と
幸せになります。







*end*

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