一生大切な人！

CAST神保來美

作者：ときく

2025.10.06

わたしは、神保らみ！

実はきょう・・・
わたしの誕生日なんだ！

友だちのみんなからは
プレゼントもらえたの。

でもね・・・

わたしの好きな人からは
もらえてない。

らみ「ダイジー？
きょう、何の日かわかる？」

ダイジ「わかんない」

らみ「えぇー、わかるでしょっ！笑」

ダイジ「ほんとにわかんない」

らみ「わたしの・・・誕生日だよ」

ダイジ「そうなんだ。おめ～」

みく「ダイジっ！
お誕生日おめでとー！」

ダイジ「ありがと！
覚えててくれたんだ」

らみ「誕生日、だったの？」

ダイジ「うん」

ダイジは、すぐにねてしまった。

大月みくちゃんに・・・負けた。

ダイジの誕生日さえ
覚えてないなんて、失格・・・

らみ「みくちゃんって・・・
好きな人いるの？」

みく「ダイジ。ダイジが好き」

らみ「わたしもだよ・・・」

みく「ダイジ！　おーきーて！
きょう、タピオカ飲みに行かない？」

らみ「きょう、おたがいのプレゼント
買いに行こ！」

ダイジ「きょう習いごとあるから」

らみ「あ、ごめん」

ダイジ「らみ、ちょっといい？」

連れていかれたのは屋上。

ダイジ「おれ、みくが好きなんだ」

らみ「えっ・・・あ、・・・」

ダイジ「ごめん」

らみ「だいじょうぶ！
気にしないで」

しばらくして、
みくとダイジはつきあった。

それでもダイジは、わたしに
はじめての想いを体験させてくれた、
大切な人なんだ！

＊ｅｎｄ＊