遠まわりしよーよ。

CAST梨里花

作者：キティー

2025.07.06

こんにちはっ！
私は、りりか！

私は、同クラの
西ユアンとつきあってる！

ユアンから
アプローチしてくれて、
最終的に告られて、
つきあうコトになったの！

・・・・・私は、好きかって??

そりゃ、スキに決まってる！

ここだけの話・・・、
私も片思いしてた・・・///

だから告られたときは、即答!!

めっちゃうれしかったー！

＊。、＊。、　学校　、。＊、。＊

りりか「あっ」

ユアンだ・・・

いつもギリギリなのに。

どーしてこんなに
早いのだろう・・・？

ユアン「よっ！　りりか！」

りりか「おはよっ！　今日、早くない？」

ユアン「まーな。部活で呼ばれた」

りりか「そっか。がんばってね！」

・・・・・・・・・・・・chu・・・

りりか「ちょっ、ちょっと！
ユアン！
ここ、人いるよ・・・!?」

ユアン「・・・ダイジョーブ。
ちょうどここ、隠れてる」

りりか「あははっ！」

ユアン「うっし！
りりかに元気もらったコトだし、
行ってくるわ！」

りりか「がんばってー！」

ユアン・・・・・

ほんっと、愛おしい・・・・

いつからこんなに
好きになってたんだろう・・・

ユアン、がんばって。

＊。、＊。、　放課後　、。＊、。＊

ユアン「あっ、りりか！」

りりか「ん？」

ユアン「今日、一緒に帰れる？」

りりか「いいよー。
私、待ってるね！
部活・・・なんでしょ？」

ユアン「いや、今日は部活ない。
久々に一緒に帰ろーかなぁって」

りりか「わかった！」

＊。、＊。、　帰り　、。＊、。＊

りりか「あー、こーやって
２人で歩くの、久しぶりだなぁ」

ユアン「だな！」

りりか「私ー、ユアンのコト、
好きだなぁ・・・」

ユアン「なっ、なんだよ、
急に・・・////」

りりか「なにー？
照れてんの？　ユアン!!」

ユアン「別に照れてねぇし！」

りりか「本当に、ユアンが好きなんだぁ・・・
私はユアンがいないと生きていけないよ」

・・・えっ!?

なに・・・・私・・・・・！

なんでこんなコト、言ってんの!?

私、バカか・・・・

そりゃ、急に言われたら
ユアンだって・・・、

照れるに決まってるよね・・・

りりか『かぁぁぁぁぁ・・・・』

ほっぺが真っ赤に染まった。

ユアン「・・・・・オレも。
オレも、好きだよ。
尋常じゃないくらいに」

りりか「・・・・・え？」

ユアン「オレにとってりりかは、
なんだと思う？」

りりか「なんだと・・・・
思う・・・？」

ユアン「そう」

りりか「・・・・ん、
大事な人ってトコロ？
・・・・・///
あー、自分で言うのって
恥ずかしい・・・」

ユアン「それもあってるけど、
オレにとってりりかは、
大事とも思えない、」

りりか「・・・・・えっ・・・？」

ユアン・・・・・

そんなコト、思ってたんだ・・・・

じゃあ、いま・・・・
好きって言ってきたの・・・・

ウソ・・・・
だったの・・・？

りりか「やだっ・・・・
・・やだよぉ・・・！
・・・ユアンの・・・彼女・・・
・・ダメだった・・・？
・・・そんなに・・・
・・合わなかったの・・・・？」

ユアン「りりか。
まだ続きがあるんだけど」

りりか「えっ・・・・
あっ、ごめーん！」

ユアン「じゃ、仕切り直し。
オレにとってりりかは、
大好きな魔法使い」

りりか「えっ、私が魔法使い!?」

ユアン「りりか、オレが元気ないときとか
落ちこんでるときに、
ぜったいオレの家来て
声、かけてくれるじゃん？
それが、オレには『魔法』に見える。
そんな、オレをずっと見てくれる
りりかが大好きなんだ」

りりか「ユアンぁ・・・・
・・私も・・・・っ、
・・・ユアンを・・・っ、
・・大好き・・・っなんです・・・・っ。
・・・ユアンは・・・っ、
・・私にとって・・・っ、
・・・希望・・・っだよ・・・っ！」

ユアン「・・・あははっ！
りりかー。
泣いてて、よく聞こえない。
もう一度言って？」

りりか「あーっ！
ぜったい聞こえてるでしょー！」

ユアン「バレたかー。
ま、素直にうれしかった」

りりか「私も！」

ユアン「りりか？」

りりか「ん？」

ユアン「遠まわり、しよーよ？」

りりか「えっ、どーして？」

ユアン「りりかともう少し、いたい。
ダメ？」

りりか「・・・・ダメなわけ・・・
ないでしょ・・・・う！」

ユアン「・・・・やった！」

ユアン、ありがとう。

いつも希望をくれる。

本当は私ももう少し、
一緒にいたいって思ってたところ。

すごいね、これ。

『遠まわり』

いいもんだね！　ユアン！

りりか「また『遠まわり』しよっ！」

ユアン「また、なっ！」

＊。、Ｅｎｄ、。＊