Badな恋で終わらない！

CAST星乃あんな

作者：わか

2025.06.17

こんにちは！
私、星野アンナ！

運動神経全くない
高校１年生です！

アンナ「１時間目体育は
面倒くさいし、眠いな～～」

ヒヨリ「今日、体育
持久走だって！
今年こそは３分台・・・！」

ヒヨリは陸上部に入っているから
運動が大好きなんだよね。

アンナ「走りたくないよぉ・・・
なんで持久走なんて
やらなくちゃいけないの～??」

ヒヨリ「しょうがないよ、
５分台でも
走りきったら十分でしょ。
ほら行くよ！」

なかなかポジティブ思考に
なれない・・・

先生「位置について、
よーい、ドン！」

はぁ、みんな速すぎるよ・・・

しかも５周なんて
無理に決まってるよ・・・

ヒヨリ、もう終わったの？
早すぎ・・・

う、なんか
頭痛くなってきた・・・

どうしよう・・

でもあと１周だ、
あとちょっと・・・

バタッ

ヒヨリ「ア、アンナ?!
だいじょうぶ?!」

？「俺が保健室まで
連れて行くよ」

ヒヨリ「あ、お願いしまーす」

これアンナ、目覚ましたら
びっくりするだろうな・・・
（ニヤニヤ）

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

うぅ・・・・
ここは・・・？

って、なんで
保健室にいるの？

ハルト「あ、目覚ました？」

アンナ「えっ、あ、え？」

なんでハルトがここに・・・？

あ、ハルトは
私の好きな人なんです・・・

アンナ「私、どうしちゃったの？」

ハルト「あと少しだったのにな～～。
軽い熱中症で倒れたんだよ」

アンナ「そっか・・って、
ハルトが私を
運んできてくれたの?!」

ハルト「ま、俺、保健委員だし？
役割なのかなーって思って」

は、恥ずかしい・・・
最近太っちゃったから
重くなかったかな？

アンナ「ありがとう・・・
でも、どうやってここまで？」

ハルト「それは言えない」

なによ、それ！
めっちゃ気になるんですけど!!

アンナ「何から何までありがとう・・・
先に戻ってていいよ」

ハルト「・・・・やだ」

アンナ「え？」

ハルト「戻りたくないよ・・・
好きな人を
１人きりにさせたくないし」

え、今なんて？

ハルト「ごめん、
やっぱ戻るわ。
じゃあね」

いまのは何・・・？

・＊。・　翌日　・。＊・

ヒヨリ「アンナ
だいじょうぶだった？
元気？」

アンナ「うん。
軽い熱中症だって。
しばらく休んでたから
だいじょうぶだよ」

ヒヨリ「んで、ハルトとは
少し話したの？」

アンナ「うん、
あ、あとあのさ・・・」

ヒヨリ「え、それもう
完璧に両思いじゃん！
よかったねー！」

アンナ「よかったねー
じゃなくて、
私、告白なんて無理だよ？」

ヒヨリ「もぅ、いつになったら
アンナのネガティブ思考は
直るのか・・・」

アンナ「ねぇ、私どうすればいい・・・？」

ヒヨリ「うーん、そうだ！」

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

アンナ「ねぇ、ハルト
ちょっといい？」

ハルト「いいけど」

アンナ「昨日は
色々ありがとね。
改めてお礼を言いたくて」

ハルト「全然。元気になった？」

アンナ「うん。それでさ・・・・・
私が遠くに引っ越すって言ったら
どうする？」

ハルト「え、何急に？」

アンナ「言いから答えて」

ハルト「いや、そりゃ
寂しいに決まってんじゃん」

アンナ「・・・ハルトって
私のこと好きなの？」

ハルト「うん、好きだよ？」

めちゃくちゃストレートやんけ！

アンナ「私も好きだよ？」

ハルト「ほんとアンナって
正直じゃないんだから・・・
いつになったら
告白してくるのかと思ったよ」

アンナ「そんなのなかなか
できないじゃん・・・
でも、スッキリした。
思い伝えられて」

ハルト「ねね、じゃんけんしよ」

アンナ「なによ、
負けたらどうするの？」

ハルト「いいから、
じゃんけんぽん！」

ハルト「やった、勝った！
じゃ、スタバおごってねー」

アンナ「なによそれ！
別にいいけど、
次は負けないぞ！」

ハルト「何その顔笑
かわいい笑」

アンナ「もーー！（怒）」

彼氏がいるだけで
いまは幸せです！

～ＥＮＤ～

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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