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私の夢は

CAST梨里花梨里花

作者:ゆっきん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.07.01

『夢』





みんなはもってる?





私は持ってない。





いまは夢をもつことが
夢かな?





私は、リリカ!





歌うことが
だーいすき!





ヒマさえあれば
歌ってる気がする。





そんな私には
夢がない。





夢がないからって
焦ることはないと思ってる。





?「よっ!」





リリカ「おはよ! ダイジ」





ダイジは
私の隣の席。





明るくておもしろい。





あと・・・
好きな人。





リリカ「ダイジって、夢ある?」





ダイジ「あるよ」





リリカ「どんな?」





ダイジ「サッカー選手になること。
だから毎日、夕方走ったり
壁にシュート練したりしてるぜ」





リリカ「そうなんだ~」





ダイジ、かっこいいな。





やっぱり夢に向かって
がんばっている人って
かっこいいし、素敵だよね。





ダイジ「リリカは?」





リリカ「私はね、特にないかな?」





ダイジ「そうなのか・・・」





リリカ「まあゆっくり探そうと思う」





ダイジ「がんばれよ!
あ。今週の土曜日
ハルトとリリカとそのまで遊ぼ」





リリカ「いーよ!」





ハルトは、ダイジの友達。





そのまは私の
だーいすきな友達!





ちなみに
ハルトの彼女。





4人でよく遊ぶんだ。





遊んでるときに
ハルトとそのまが
ラブラブなのを見ると、
私もダイジとあんな風に
なりたいな~って思う。















・*。・ 土曜日 ・。*・





リリカ「やっほー!」





そのま「リリカ遅いー!」





リリカ「ごめんごめん!」





ダイジ「全員そろったし、行くか!」





たくさん話しながら歩いた。





ショッピングもした。





お昼も食べた。





すると・・・





ハルト「カラオケ行かね?」





そのま「カラオケー?
私、歌うの苦手なのにー」





ダイジ「いいじゃん!
行こーぜ!」





リリカ「そうだよ、そのま!」





そのま「しょうがないなー」





そのまは嫌だといいながら
一緒にカラオケに来てくれる。





ハルトには
もったいないくらい
やさしい子。















・*。・ カラオケ ・。*・





私は歌うことが大好きだから
カラオケに来れてHAPPY!





あ。
ダイジが歌ってる。





かっこいいな・・・





そのま「いま、
ダイジかっこいいなって
思ったでしょ」





いきなりそのまが
言ってきた。





リリカ「そそそ、そんなわけ・・・
あります」





そのま「素直でよろしい」





ダイジ「はい。次、リリカね」





リリカ「う、うん!」





ダイジがいるから
ちょっと緊張・・・





歌っていると
3人がノリノリで
聴いてくれててうれしかった。





いつも家とかで
1人で歌っているから
誰かが聴いてくれているのは
うれしい。





歌い終わると
たくさん拍手をしてくれた。





ダイジ「リリカ!
歌うますぎ!」





ハルト「なんか感動した!」





そのま「さすがリリカ!」





リリカ「ありがと」





たくさんカラオケを
満喫したあと、解散になった。





ダイジ「リリカ、送ってくよ」





リリカ「え。でも・・・」





そのま「ダイジよろしく!
一応リリカも女だし」





ダイジ「まかせとけ!」





リリカ「ちょっ、そのま・・・」





そのま「じゃあ、ハルト帰ろ!」





ハルト「おう! じゃあなー」





ダイジ「じゃあ、帰ろっか」





リリカ「うん!」





ダイジ「ほんとに
歌上手だった」





リリカ「ありがと!」





ダイジ「リリカなら
歌手になれるよ」





リリカ「え・・・?」





ダイジ「俺、リリカの
ファン1号でいい?」





リリカ「歌手になるって
わけじゃないよ?」





ダイジ「それでも
ファン1号がいい!」





リリカ「うん・・・!
あ。ここ家だから。
ありがとね!」





ダイジ「おう! じゃあな!」





見つけた、私の夢・・・















・*。・ 次の日 ・。*・





リリカ「そのまー!」





そのま「んー?」





リリカ「私、夢見つけた!」





そのま「ほんとに!?」





リリカ「歌手になりたい!」





そのま「やっとか」





リリカ「え?」





そのま「いつも思ってたのよ。
リリカ、こんなに歌うまいのに
どうして歌手にならないんだろって」





リリカ「そのま・・・」





そのま「夢見つかったの、
ダイジのおかげでしょ?」





リリカ「なんでわかるの?」





そのま「大好きだから!
ほら、ダイジのところ
いっておいで!」





リリカ「うん!」















*・*・・・*・・・*・*





リリカ「ダイジー!」





ダイジ「リリカ?」





リリカ「私、夢見つかったよ」





ダイジ「お! よかったじゃん」





リリカ「ダイジのおかげなの。
昨日、歌手になれるよって
言ってくれたときに
私、歌手になりたい! って
気づいたの。ありがとう」





ダイジ「そんな大したことじゃ・・・」





リリカ「ううん!
ずっと夢がなかった私にとって
すごくうれしかった。
ファン1号になってくれたのも
うれしかった!」





ダイジ「うん」





リリカ「あとね、
もうひとつ夢があるの」





ダイジ「なに?」





リリカ「私のもうひとつの夢は・・・
ダイジの彼女になること・・・です」





ダイジ「リリカ・・・
その夢、叶えさせてやるよ」





リリカ「え?」





ぎゅっ。





ダイジ「俺も好きだ。
つきあおう」





リリカ「うん!」















・*。・ 7年後 ・。*・





ダイジは
サッカー選手になった。





私は・・・





「リリカさん
スタンバイお願いします」





リリカ「はい!」





司会「続いては、リリカさんです!」





「「きゃー!」」





「「リリカちゃーん!」」





「「こっち向いてー!
かわいい!」」





歌手になれました。





そして、私のいまの夢は・・・





リリカ「もしもし? いまどこ?」





?「いま向かってる!」





リリカ「わかった」





?「はぁはぁ・・・
お待たせ、リリカ!」





リリカ「ダイジ!」





ぎゅっ。





私のいまの夢は、





リリカ「ずっとダイジといること・・・」







*えんど*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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