君に好きを伝えたい
作者:あんバターねこトースト
いるまくんは8時34分に
登校、遅刻をする。
「すみません!
遅れました!」
今日もかっこいい~!!
あ、ちょっと
寝癖もついてるっ!
かわいい~!!
あ、私はみく!
中学2年生だよっ。
好きな人はもちろん、
いるまくん!!
ほぼ毎日遅刻してるけど
1時間目に間に合うようにして
学校にくるのが尊い!
しかも、あのイケメンオーラ!
笑顔の破壊力!
推せる!
やさしいし、かっこいいし、
ほんとに好き!!
わかな「みく~、
そのストーカー疑惑レベルの
日記つけるのやめよ?」
みく「え! いいじゃん!
私のいるまくんへの
愛が詰まった日記・・・」
この子は、わかな!
私の親友だよ!
いつも私の恋を
応援してくれる女神!
わかな「みくの恋は応援するけどさー、
ここまでの変化には
びっくりだわー」
みく「なんで??」
わかな「だって、前はもっと静かに本読んで
“The 陰キャ”って、感じだったよ?
それで、いるまくんが転校してきて
この変わりぶり・・・」
みく「しょうがないじゃん!
好きなんだもん!」
わかな「っもう! かわいいやつ!」
・*。・ 昼休み ・。*・
みく「いるまくん、
かっこいいっ~!!」
昼休みのサッカー姿も
かっこよすぎ~!
わかな「直接見に行けばいいのに
なんで教室から見るの?」
みく「穴場ですので!」
わかな「笑笑
そーえばさ、いるまくんって
なんで転校してきたんだろーね?」
みく「あーそれね、
昔ここら辺住んでて
それでまた戻ってきたっぽいよー」
わかな「へぇ~」
みく「昔 出会った女と会うために
戻ってきたらしい・・・」
その女が誰か調べてるけど不明だし、
私のことなんて眼中になくて、
いるまくんはその女を探してたりしたら
どうしよ・・・
私なんて
認知されてないよね・・・
わかな「へぇ~
明らかにテンション
下がってるね~」
みく「私じゃない人と
いるまくんがつきあうなんて
考えられないっ・・・!
あ! いるまくんナイスシュート!」
わかな「笑笑 それならさー
告白とかすればいいのにね?
しないの?」
みく「無理無理!
気絶しちゃう!!」
わかな「結構人気あるし、
その女とか別の子に取られたら
どうするの?」
みく「え?
全力で引き離す!」
わかな「へ、へぇー
(笑顔でいうの怖いよ・・・??)」
・*。・ 昼休み いるまside ・。*・
いるま「りょう! こっちパス!!」
りょう「行くぞ!」
いるま「さんきゅー!!」
りょう「ナイスシュート!!
おつかれ~!」
いるま「約束どおり
スポドリ、おごりな!」
りょう「なんだ覚えてたのか!
ちぇ・・・
そーえば、探してる女の子って
見つかったのか?」
いるま「まだなにも・・・
名前は分かるんだけどなー・・・」
りょう「なんていうん?」
いるま「『みく』っていうんだ・・・
やっぱもういないのか・・・」
戻ってくるのが
遅かったのか・・・?
りょう「みく?
いるじゃん!
うちの学校に1人!」
え!?
・*。・ 放課後 ・。*・
わかな「みくー!! 帰ろー!」
みく「あ、いいよ・・・!」
ガラガラッ
いるま「みくさんって、いますか!?」
ええぇぇ!?
いるまくん!?
みく「私ですけど、・・・??」
やばい、近距離だと
さらにかっこいい!!
いるま「あの、
一緒に帰りませんか!?」
みく and わかな(えええぇぇぇ!!??)
どゆことどゆこと!?
なんで急に!?
みく「え、あ、は、はい・・・」
いるま「じゃあ正門集合で!」
わかな「みく!
どういうこと!?
なんかやった!?」
みく「いやいや
私が聞きたいって!!」
好きな人と帰るなんて
心臓がもたないよお~!!
・*。・ 正門 ・。*・
いるま「待ってたよ!」
かっこいい~!!
って、場合じゃない!
みく「あ、あのなんで急に
一緒に帰るなんて・・・?」
もしかして、私に恋して!?
なわけないか・・・
いるま「実は俺たち、
むかし会ってたんだ」
ええ!?
もしかしてあのときの
男の子って・・・!?
─────────────────
───────
───
・*。・ 2年前 ・。*・
まだ私が小学生の頃。
いるま「いってえ・・・まだまだ!」
あのとき男の子は
サッカーをしていて
ケガをしても
ずっとやっていて
みく「ねえねえ、
ばんそうこうあげる」
いるま「いらない」
最初は断られたの。
「私、君を心配してるんだよ!」
って言ったら、
素直に受けとってくれたんだよねー。
いるま「っ! じゃあな!」
すぐにどっか走って
行ったけど・・・
───────────
───── 現在
って、あれが
いるまくんだったの!?
いるま「あのとき
サッカーの試合の練習しててさ、
あんなにやさしく接してくれた人
初めてでさ、
あのときのお礼を改めてさせてほしい。
ありがとう」
みく「いやいや!
全然だいじょうぶだよ!」
いるま「それであの時も今も
みくにほれた。
みくのことが・・・好きだ!」
え、えええぇぇぇ!?
いるまくんが
私のことが好き?
どうしようどうしよう
うれしすぎる!!
答えはもちろん、
みく「私も好き!」
*THE END*
※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
上妻 美咲

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