クールな天才とおばかなあたし
作者:ふみ
俺、八神リョウスケ!
中学3年生。
まわりからは、勉強もできてスポーツ万能で
その上イケメンで、
なんでもできるカンペキ君って言われてるけど
自分じゃ全然自覚なし!
いま、俺には好きな子がいる。
それは、同じクラスの松尾そのま。
クラスでは、ムードメーカ的存在。
いつも明るくてかわいくて、
そんなところにひかれたのだ。
*。・ そのま ・。*
私、松尾そのま。
いつも元気で、テンション
高いところがとりえ(笑)
でも、勉強全くできませーん!
でも自称天才!
ある意味ね(笑)
そんな私には、好きな人がいる。
それは、八神リョウスケ。
同じクラスの
チョーイケメン君。
とにかくクールで
あまり笑顔でいるところを
見たことがない。
そんなミステリアスなところが
大好き!!!!!!!!
とある日、
テストが返却された。
点数を見てみると・・・
10点・・・
(ぎゃーまたこんな点数ー
そろそろやばいよ)
なんて心でつぶやいていると
先生が、
先生「もう入試も近い時期だし、
今回のテストひどかった人は
強制的に放課後、勉強だぞ。
松尾、○○、○○○・・・
この人たちは勉強するように、
今回もテスト1位のリョウスケは、教えてやれ。
ほかに教えてくれる人は言うように。
では、頼んだぞ」
そのま(やったー、
リョウスケに教えてもらえるの?
そりゃーがんばるしかないでしょ!
って、1位? すご!
あたしなんか・・・
まっいーやー
リョウスケと話すチャンス!)
*。・ リョウスケ ・。*
リョウスケ(そのまに教えられる?
うれしいんだけど。
こんなときは、そのまの
勉強のできないことに感謝かなー(笑))
*。・ 放課後 そのま ・。*
そのま(せっかくのチャンスだし、
ほかのひとにリョウスケを
とられるまえに、
自分からたのもーっと)
そのま「りょうすけー、勉強おしえてー」
(たった今だけでも
きんちょーしたー)
リョウスケ「お! おう!
俺がしっかり教えてやるよ!」
・。・。・。・。・。・。・。
そのま「ここは、どうやるの?」
リョウスケ「ここは─────
こうやるんだよ。わかったか?」
そのま(え! リョウスケ、顔ちかい。
ドキドキしちゃうよ、
どうしよう。
絶対あたし顔赤いよー。恥ずかしい)
リョウスケ「そのま! 顔赤いぞ!
だいじょうぶか?」
リョウスケが、そのまの
おでこをさわる―――――。
「ほら! あついじゃん!
保健室行くか?」
そのま「だ! だ! だいじょうぶ!
ごめんね、ありがと、」
(もーリョウスケがこんなことするから
よけいあつくなっちゃうよー。
でも・・・いまチャンスかも―――
告白―――ふたりきりだし―――
うん! するしかない!)
そのまがリョウスケの腕を
つかんで―――
そのま「リョウスケ! 言いたいことある!
あたし、ずっとまえからリョウスケがすき!
大好きだよ!
今日、勉強教えてもらえて
すごくうれしかった!
こんなばかなあたしだけど、
つきあってください!」
リョウスケ「そのまー、ありがとう!
俺もそのまのこと大好きだよ!
勉強、俺がたくさん教えてやる!
まかせろ!」
そのま「これからよろしくね!」
*.*.*.*.*.*.*.*.*
それから毎日リョウスケに
とことん勉強教えてもらって、なんと!
次のテスト90点!
ほんとに感謝、リョウスケ。
天才なあたしの
大好きな人のはなしでした!
みんなも好きな子に
勉強おしえてもらお!!!
*end*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。