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恋の青春を駆け抜けろ!

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:わか

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.04.29

私は、伊藤シャノン!





ニコラ学園に通っている
フツーの高校1年生!





そんな私が通っている高校は
もうすぐ体育祭らしくて・・・





シャノン「受験もがんばったことだし、
行事は全力で楽しまないと!」





ヒメノ「シャノンったら、
勉強は全然できないのに
行事には積極的だよね笑」





シャノン「高校は勉強なんていいの!
青春すれば十分!」





ヒメノ「そういえば、もうすぐ
体育祭じゃん!」





シャノン「めっちゃ楽しみ!
ていうか、
何色か決まってたっけ?」





ヒメノ「赤!
なんか団長がかっこいいって
うわさになってるらしいよ~。
見に行ってみる?」





シャノン「気になるなぁ・・・!」





ヒメノ「ほらほら、あの人!
見にくいけど」





うわ、確かにかっこいい・・・!





なんか漫画に出てきそうな
爽やかイケメンだなぁ・・・・





シャノン「ちなみにあの人、
なんていう名前なの?」





ヒメノ「えっと、たしか
安藤イルマだった気がする!」





イルマ?
なんか聞いたことあるような・・・
気のせいかな・・・





ヒメノ「どうしたの?」





シャノン「いや、なんでもないよ!
教室戻ろう!」













・*。・ イルマside ・。*・





あれ?
なんかあの子
見たことあるような・・・?





いや、ただの人違いかも
しれないな。













・*。・ シャノンside ・。*・





やっぱりあの人、どっかで
見たことある!





誰だっけ・・・





ヒメノ「シャノン、さっきから
何考えてんの~?
もしかしてイルマのこと
気になってんの?」





シャノン「いや、そうじゃなくて、
どっかで見たことあるような
気がする・・・」





ヒメノ「そっか・・・
本人に直接聞いてみれば?」





シャノン「え、えぇ!
無理だよ!
間違ってたら
恥ずかしいし・・・」





ヒメノ「いいから聞いてみな!
行ってらっしゃい!」





シャノン「なんでよ~~」













・*。・ イルマside ・。*・





どうしてもあの子が
気になるんだよなぁ・・・





聞きにいってみようかな。













・*。・ シャノンside ・。*・





いったいどこだろ・・・





たしか、あそこを曲がれば
イルマ先輩のクラスだったはず!





イルマ(たしか・・
1年3組だったはず・・・)





イルマ「あ、シャノンだったっけ。
たしか小学校のときの・・・
うわっ!」





誰かとぶつかった!





イルマ「いててて・・・
ごめんなさい!
ケガは・・・え?」













・*。・ シャノンside ・。*・





「・・・きゃっ!」





誰かとぶつかっちゃった!





「ご、ごめんなさ・・・・え?」





イルマ「シャノン・・・?」





シャノン「え、イルマ先輩・・?」





イルマ「やっぱりシャノンだよね?
覚えてる?」





シャノン「いや、本当に
誰だか覚えてないんだけど、
誰でしたっけ?」





イルマ「小学校のときさ、
よく一緒に遊んでたんだけど」





シャノン「まって、
よく一緒に遊んでた
イルマ君?!」





イルマ「そうだよね?!
やっぱりシャノンだったんだ!
久しぶり!」





シャノン「うそ、団長が
幼なじみなんてことある?」





イルマ「全然、後輩として
あつかってなくてごめん」





シャノン「いや、いいよ!
イルマ君か~。
やっと思い出した」





イルマ「じゃ、体育祭も
全力でがんばろうな!」





シャノン「もちろん!」













・。・:・°・。・:・°・。・
:・°・。・:





シャノン「ってことがあってさ~!
幼なじみのイルマ君だったわけよ」





ヒメノ「そうだったのね!
何年ぶり? 会うの」





シャノン「6年ぶり・・・かな?」





ヒメノ「すごー! 運命じゃん!」





シャノン「でも、私
イルマとつきあう気はないよ」





ヒメノ「え~! なんで?」





シャノン「だってお別れのとき
好きな人がいるって、言ってたもん」





ヒメノ「それがシャノン
なんじゃないの?」





シャノン「それは
教えてくれなかった」





ヒメノ「それは
絶対にシャノンだよ!
呼び出されたら
告白だって思っときな!」





シャノン「うん、分かったよ」













・*。・ 体育祭当日 ・。*・





シャノン「今日は気合い入れて
お団子にしてみたんだ~」





ヒメノ「かわいい!
イルマのこと意識して?」





シャノン「ちっ、違う!
気合い入れてんの!」





ヒメノ「もう。
正直じゃないんだから~」





放送「それでは1年生は
グラウンドに集合してください」





シャノン「あれ?
イルマじゃん、どうしたの?」





イルマ「あ、シャノン!
ちょっといいか」





ヒメノ(ニヤニヤ)





シャノン「な、なに?」





イルマ「体育祭終わったら
屋上に来てくれない?」





シャノン「うん、分かった」





まさか・・・・





ヒメノ「なんて言ってたの?」





シャノン「屋上に来てって」





ヒメノ「きゃ~!
もう告白じゃん!」





シャノン「いや、さすがに
100%じゃないと思うけどなぁ・・・」













・*。・ 体育祭終了 ・。*・





ヒメノ「シャノーン!
赤優勝したね!」





シャノン「やったー!
あ、屋上行かなきゃ」





ヒメノ「楽しみ~!
早く聞かせてよ!」





シャノン「分かった、分かった」





シャノン「あ、イルマ」





イルマ「やっと来た、遅いよ~」





シャノン「ごめんごめん。
話って、何?」





イルマ「雰囲気でわかると
思うけどさ、
俺、シャノンのことが
好きなんだ。
俺とつきあってくれませんか?」





シャノン「じゃあ、
小学校のときにいってた
“好きな人”っていうのは、
私だったってこと?」





イルマ「そんな昔のこと
よく覚えてたな笑」





シャノン「だって
好きな人のことなんか
忘れるわけないじゃん・・・」





あ、つい・・・・





イルマ「やっぱり
好きなんじゃん」





シャノン「私でいいなら
つきあってあげてもいいよ?」





イルマ「俺がシャノン以外に
つきあう人がいると思う?」





シャノン「そんな質問しないでよ~」





イルマ「そーだ、
シャノンの家行っていい?」





シャノン「え?! 汚いよ!」





イルマ「シャノンがいる家なら
それで安心です」





シャノン「もう・・・
照れるじゃん///」













・。・:・°・。・:・°・。・
:・°・。・:





ヒメノ「で、どうだったのよ!」





シャノン「無事につきあうことが
できましたよ~」





ヒメノ「おめでとー!
みんなには
言わないでおくね!」





シャノン「ありがと、ヒメノ!」





それから楽しい毎日を過ごす
3人であった・・・・・





~HAPPY END~

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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