恋叶雲。。。

CAST国本姫万里

作者：ドナルドダック

2025.04.17

・＊。・　屋上　・。＊・

あっ！
ひこうき雲！

いやー今日は
何かが起こりそうな予感っ。

こんにちは！
ヒマリですっ。

ハナ「ヒマリー！」

ヒマリ「ハナー！」

コケッ！

ヒマリ「ハナ!!　だいじょうぶ!?」

ハナ「あいたたたたた」

ヒマリ「どうしたの？
こんなに急いで！」

ハナ「あのねっ、あのねっ！
こ、告られたぁぁぁぁぁぁ！」

ヒマリ「ウソー！
やったじゃん。
って誰から？」

ハナ「黒澤リョウ先輩っ」

ヒマリ「えっ！　ハナ、
黒澤先輩好きだったっけ？」

ハナ「んーわかんない！」

ヒマリ「わかんないってことは
断ったの？」

ハナ「ううん！
断ってないよ！
だってカッコイイからさー」

ヒマリ「またー！
ハナいっつも好きじゃないけど
告られたらＯＫだよねー」

ハナ「まーねー」

ほめてないって！

はー。
いつもこうなのー！

ハナはモテモテ！
守ってあげたい女子タイプ。

私は、
守ってもらいたいんだけど
自分でやっちゃう
世話焼き＆せっかち女子。

全然違うんすよー！

ハナ「ねー！　ヒマリも
好きな人いないのー？」

ヒマリ「好きな人って・・・
ハナもいないじゃん！
私そうゆうのはいーの」

ハナ「もったいないー！」

岬「さっきから青春してるねー。
ね！　イルちゃん」

イルマ「あーそうだなー、
黒澤先輩っ」

リョウ「わかってたんだけどね。
カワイーんだよ、そこが！」

岬「ツンデレたまらんー」

イルマ「それでいいのかよー。
リョウ」

リョウ「いーんだよこれで。
っつかハナちゃんの隣の子、
岬の好きな子じゃね？」

イルマ「あー、
国本ヒマリってヤツ？
アイツのどこがいーんだか」

岬「/////」

イルマ「認識されてねーんだから、
いま話しかけて来いよ！　ほれっ」

ドンッ！

岬「ってーな！」

ヒマリ「あれ？　北島くん」

岬「あ、あー、ヤッホー」

ハナ「ん？
黒澤先輩ーーー！」

リョウ「あっヤベー、イル！
見つかった」

イルマ「知ってるー」

ハナ「なにしてんのー？
こんなとこでー」

リョウ「いやー、あのー」

ハナ、リョウ「キャッキャッ！」

ヒマリ「ハナったら・・・」

岬「ヒマリちゃんって
佐々木さんのお姉さんみたいだね」

ヒマリ「そうかなー？（パチッ）」

め、目があった//////

岬・ヒマリ「//////」

ハナ「ヒマリっ！
もう行こっ！」

ヒマリ「ボーーーー」

ハナ「もしもーし？
ヒマリさーん？」

ヒマリ「へ？　あっなに？」

ハナ「行こう？」

ヒマリ「あっうん！
じゃ、じゃあね、北島くん」

岬「あっ、うん。また」

ガチャン。

・＊。・　ヒマリ　・。＊・

ハナ「ヒマリ、
岬くんのこと好き？」

ヒマリ「えっ！　何言って////」

ハナ「いいよー。白状しなっ」

ヒマリ「はいっ/////」

・＊。・　岬　・。＊・

岬「・・・・・」

イルマ「お前、
うまくいったんじゃね？」

リョウ「一発オーケーとか
まじうらやまー」

岬「イルちゃん、黒澤」

リョウ・イルマ「ん？」

岬「俺・・・やったよー！」

イルマ「あー、知ってるー」

リョウ「・・・告れば？」

ハナ「ねー？　ヒマリー？」

ヒマリ「ん？　なに？」

ハナ「昼の１２時に屋上に行って、
好きな人とひこうき雲があれば
その恋は実るんだって」

ヒマリ「え？」

ハナ「行けっ！
ってゆーこと！」

ヒマリ「・・・うん！」

◆◇◆　◆◇◆　◆◇◆

ガチャ

ヒマリ「・・・いない、
いないじゃん」

岬「ヒマリちゃん？」

ヒマリ「北島くん・・・」

岬「あっ、ひこうき雲」

ヒマリ「え・・・」

いま・・・って、
告白のチャンス。

ヒマリ「あのねっ、す・・・」

？「キャアッ！」

ヒマリ「誰!?　・・・ハナ？」

ハナ「ちょっと黒澤先輩！
黒澤先輩が押したからー！
ゴメンね、ヒマリ！」

岬「好きだよ」

ヒマリ「え？　えっ？
あっ！　へ？」

ハナ「告られたんだよー」

ヒマリ「あっ、そか」

岬「好き・・・なんだけど」

ヒマリ「そっか・・・
うん、いいよー」

ヒマリ「イヤ、ハイっ！
お願いします」

岬「やったー！」

ハナ「ヒューヒュー！」

岬「ねー！　イルちゃん！
ＯＫされたよ！」

イルマ「あー、知ってるー」

ハナ「このひこうき雲のことをね、
恋叶雲って言うんだって」

ヒマリ「うん」

＊ＥＮＤ＊