鬼スルー彼氏

CAST有坂心花

作者：ヒナノちゃん推し/////

2024.11.30

私、コハナ！
高校１年生。

私には、幼なじみが
いるんだけど・・・

コハナ「おはよー、ユアン！」

ユアン「・・・」

何を言っても無視。

私の幼なじみは、ユアン。

家も近くて、
家を出るタイミングも
ほぼ一緒。

コハナ（前はこんなんじゃ
なかったのに・・・）

・＊。・　中学２年生の頃　・。＊・

コハナ『おはよー』

ユアン『あ、おはよーコハナ』

───────────
──

なんて会話を
交わしていたのに、

高校になってからは
無視、無視、無視。

１回も話してない。

そんなことを
親友のフタバに
話してみた。

コハナ「ねぇ聞いて～！」

フタバ「ん？」

コハナ「私の幼なじみ、
ユアン・・・ってわかる？」

フタバ「当たり前じゃん！
知ってますよー」

コハナ「高校になってから、
ユアンと１回も話してなくてー」

フタバ「え!?　うそ!?
中学も仲良かったのに!?」

コハナ「そう。
急に話してくれなくなって・・・
あ、ユアンだ」

目が合った。

ユアン「・・・」

すぐに目線を外され、
会話はなし！

こんな急に
どうしたんだろう。

・＊　一方でユアンは　＊・

ユアン「あ゛あ゛！
話せるチャンスはあるのに、
俺の感情が邪魔して・・・！」

そう、ユアンは
コハナが好きなのです！

だけど、好きな感情が邪魔して
コハナと話すことが
できないのです！

そんなことを悩んで、

ユアンはフタバに
相談することに！

ユアン「フタバ」

フタバ「ん？」

ユアン「コハナが好きで
コハナと話せないんだけどー（泣）」

フタバ「え！　コハナのこと
好きだったんだ。
うーん・・・」

フタバ「あ！　ユアン、
今日放課後、
校庭に来てくれない？」

ユアン「え？　いいけど・・・
なん」

フタバ「じゃ！」

フタバはユアンと
コハナの関係を
深めようと・・・

フタバ「コハナー！」

フタバ「今日、放課後
校庭に来て！」

コハナ「え？　なんで？」

フタバ「いいから行って！」

・＊。・　校庭で　・。＊・

ユアン（フタバ
来ないじゃん・・・）

コハナ「お待たせー！
って・・・ユアン・・・」

ユアン（なんでコハナ!?
２人、気まずっ！
しかも私服じゃん。
かわいい・・・）

コハナ（なんでユアン!?
気まずい・・・）

コハナ「や、やっほーユアン。
な、なんでここにいるの？」

ユアン「ア、フタバニ、
コウテイ　キテッテ
イワレテ」

コハナ（めっちゃ
緊張してんじゃん・・・）

「え!?　そうなの!?
実は私も
フタバに言われたんだ」

一方でフタバは、
２人に隠れて
様子を見ているのです。

ユアン「ア、アノサ、
ヒサシブリニ　ハナシタヨネ」

コハナ「ウン、ソウダネ」

こんな会話を
交わしているうちに、
緊張が解け、

再びまた
中学生の頃のように
仲良くなったのです。

コハナ（あれ、
ユアンと話すの、
すごい楽しい・・・）

コハナ（なんだろう。
この気持ち・・・）

ユアン（コハナと話すの
久しぶりだけど、
前よりもすごい楽しい・・・）

コハナ・ユアン（よし！）

ユアン・コハナ「あのさ！」
（ドキドキ）

コハナ「先に・・・どうぞ」

ユアン「じゃあ。
コハナ。
俺、前からずっと
コハナが好きだった。
だけど、好きな気持ちが
邪魔して話せなかった。
ごめん。それでさ・・・」

コハナ「うん」

ユアン「前からずっと
コハナのことが好きだった。
俺と付き合ってくれ！」

コハナ「じゃあ、
私からもいい？」

ユアン「うん」

コハナ「私、ユアンが
話してくれない時、
すごいさみしかった。
でも、今日話せて、
すごい楽しかった。
だから私からも、
好きです。
付き合ってください！」

ユアン「カップルとして
よろしく（照）」

コハナ「こちらこそ（照）」

フタバ「おめでとー！」

コハナ・ユアン「フタバ!?」

ユアン「え、ずっと
そこにいたの!?」

フタバ「そうだよ？
２人とも私に
相談してきたから、
２人きりにさせたの」

コハナ「こんな良い出会いを
ありがとう！」

フタバ「末永くお幸せにっっ！」

＊ｅｎｄ＊