白姫と白恋
作者:こと
あたくしは、クルミ!
白神から恵まれた白姫よ。
フタバ「あら、クルミ!
ごきげんよう」
クルミ「ごきげんよう!
お姉様」
あたくしのお姉様のフタバ。
とても優しくて憧れる!
フタバ「クルミ、そろそろ
学園行かないの?」
クルミ「学園?」
フタバ「そう! 学校よ」
クルミ「私、姫学校がいいー」
フタバ「あなたは、恋をしないと!」
クルミ「恋?」
フタバ「そう!
恋はときめいちょうわよ~!」
クルミ「私、行く!」
フタバ「よし!
じゃあ選んで!」
クルミ「うん~。
どこに行こうかしらー。
あ! ニコラ学園行きたい!」
フタバ「いいわね!
名前もかわいい学園ね!」
クルミ「行ってきます!」
フタバ「大丈夫かしら。
友達できるかしら。
不安だわ・・・
いや、あの子なら大丈夫!」
* ‐‐‐ * ‐‐‐ *
先生「今日は、
転校生を紹介します!」
クルミ「初めまして皆様。
ごきげんよう!
クルミです!
よろしくお願いいたします」
リリ「めっちゃ礼儀正しい!」
リコ「かわいい!」
リョウ(かわいい・・・!)
・*。・ 休み時間 ・。*・
リリ「クルミちゃん!」
リコ「初めまして!」
クルミ「2人は、同じクラスの!」
リリ「中瀬リリです!
よろしく!」
リコ「崎浜リコです!」
リョウ「・・・」
リコ「あんたも!」
リリ「なに?w 恥ずかしいの?」
リョウ「べ、別に!」
リリ「リョウも自己紹介しな!」
リョウ「リョウです」
クルミ「リコ様リリ様、リョウ様!
よろしくお願いいたします」
リリ「呼びすてでいいよ!」
クルミ「じゃあ!
リコ、リリ、リョウ!」
リョウ(照)
リコ「オッケー!」
リリ「・・・」
リリ(いつものリョウじゃない。
なんかめっちゃほっぺ赤い)
リコ「クルミちゃんは、
どこ出身なの?」
クルミ「私は、白神から
生まれました!」
リリ「白神!?」
リコ「姫ー!
だからあんなに
礼儀正しいんだ!」
リョウ(姫、!)
・*。・ 放課後 ・。*・
リリ「なんか今日、ずいぶん
しゃべりませんでしたね?」
リョウ「だって」
リリ「まさか、クルミのこと、
好きなの?」
リョウ「うん・・・
礼儀正しいし、かわいいし!」
リリ「へ~」
リョウ「俺、クルミに告白する!」
リリ「頑張ってね」
リリ(私、リョウ
好きだったのに・・・)
・*。・ 次の日 ・。*・
リリ「あれ、なんか
警察官がいる・・・?」
ハルハ「すいません。
この人見かけませんでしたか?」
リリ(これ、クルミ!)
リリ「どうして・・・?」
ハルハ「この世の人間じゃないからです!
もし見かけたら、よろしくね!」
リリ「クルミ! 逃げて!」
リリがわたす。
リョウ「これ、クルミやん!」
リコ「このままだと、どうなるの?」
リリ「分からない。
だけど、とにかくヤバい!」
ミオコ「どうしたの?」
リリ「ミオコ!
今、危険で!」
ミオコ「これ、
クルミ姫じゃん!」
クルミ「どうしましょ。
どうしましょ。
どうしましょ。汗」
リョウ「落ち着け!
大丈夫だ!」
ミオコ「・・・」
リコ「あ、やべ。
ミオコ、リョウ好きだったんだ!」
リリ「やべ」
ミオコ「へー。
ちょっと紙貸して?」
・*。・ 放課後 ・。*・
ミオコ「このままだと。
リョウが取られる!
だからこの作戦しか・・・!」
ミオコが警察官に電話をかける。
ミオコ「もしもし、警察ですか?」
・*。・ 次の日 ・。*・
クルミ「私、リョウ好きかも。
守ってくれて神王子でしたわ」
リョウ「・・・!!」
リリ「大変! クルミ!」
リコ「そこに!
警察官が来てる!」
リョウ「なんで?
誰か通報したの?」
リリ「昨日ミオコに
紙わたしたから・・・」
リコ「とりあえず、
今は、クルミを守ろう!」
クルミがサングラスかける。
クルミ「リコ!
これ見えないわ!」
リコ「我慢して!」
ハルハ「君たち。
ちょっと待ちなさい」
リョウ「なんですか」
ハルハ「何をそんなに
あわててるの?」
ナツ「真ん中の人
サングラス外してみてください」
クルミがサングラス外す。
ハルハ「こちらニコラ交番!
あの、クルミ姫を見つけました!」
ハルハ「クルミ姫。帰らないと・・・」
リョウ「帰らないと・・・?
どうして」
クルミがミオコに向かって走る。
クルミ「ミオコちゃん!
あんまり話せなかったけど
また会いましょうね!」
ミオコ「!」
リコ「クルミ・・・」
ミオコ「クルミ。
ごめんなさい!
私がやったの!
最低! 私」
クルミ「いいんです!」
クルミ「リコ、リリ、
リョウ、ミオコ!
またねー!」
リコ、リリ、リョウ、
ミオコが泣く。
フタバ「見つかっちゃいましたか!」
クルミ「うん・・・
でも、いいの!
友達できたし、
好きな人できたし!」
フタバ「好きな人!?」
クルミのネックレスが光る。
フタバ「ネックレスが
光ったってことは、
誰かがクルミのことを想って
寂しい人がいるんだよ!」
クルミ「皆に会いたい!」
フタバ「あらら」
4人が来る。
リリ「クルミ!」
リコ「心配してた!」
リョウ「俺、クルミが好き!
付き合って!」
クルミ「やっぱりあなたでしたか!
はい! 私でよければ!」
ミオコ「クルミ! よかったね!」
4人は大親友になり、
2人は学校憧れのカップルに
なりました!
おしまい。
※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
稲垣 来泉
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