私の特別
作者:こさっきー
みなさん、こんにちは。
近藤ユラと申します。
今は、期末テストの
成績発表を見ています。
ユラ「何位かな・・・」
ナツミ「ユラってば、
そわそわしすぎ笑」
こっちは、心友の
ナツミちゃん!!
ナツミ「あ、ユラ!!
あったよー」
ユラ「うん!
どれどれ・・・??」
ナツミ「もう、ユラは
また1位か・・・
相変わらず、頭良すぎて・・・」
ユラ「エヘヘ・・・」
??「あぁー、
また1位じゃん」
こ、この声は・・・
ユアン「俺、今回
がんばったのに」
この人は、
西ユアン君。
私にいつも話しかけて
くれるんだけど・・・・・・
ユラ「ご、ごめんなさい!!!!!!!!」
ダッシュ!!!!
ユアン「あ・・・」
ナツミ「行っちゃった・・・
もう、ユアンも
分かってるでしょ???
あの子が、男子苦手なこと」
そう・・・、
私は・・・
男子苦手症です。
ナツミ「ユラ」
はっ!!
ナツミ「大丈夫??」
ユラ「う、うん・・・
ごめんね、ナツミちゃん」
ナツミ「なんで謝るの??
ウチのことは
気にしなくていいから」
ユラ「ありがとう・・・
はぁ・・・」
ナツミ「・・・この癖、
そろそろ直さないとなぁ、とか
思ってる?」
ユラ「う、うん。
こんなんじゃ、西君にも
失礼だし・・・」
ナツミ「ま、今すぐ直さなくても
良いんじゃない??
ユラは、ユラのペースでさ?」
ユラ「そ、そうだね。
でも、頑張る!!」
ナツミ「うん!!」
――― 放課後 ―――
ナツミ「じゃあ、また明日!!」
ユラ「うん!!!」
早く帰って、
お店手伝わないと・・・
↑実家・花屋さん
・・・・ん????
なんか、足音が・・・
ユラ「・・・あれ?
誰もいない。
気のせいかな?」
・・・やっぱり
足音がする。
私が止まったら、
足音もなくなって・・・
こ、こわい・・・
これって、もしかして・・・!!!
「逃がすかよ、嬢ちゃん」
やっぱり、ストーカー!!!!
ど、どどどどうしよう!!
男の人男の人
男の人だ!!!!!!
「俺の思った通りだ。
近くで見ると
さらにかわいいな。
ほら、おとなしくこっちに────」
た、助けて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バンッ!!!!!!!
えっ・・・・??
「すみません、俺の彼女が
迷惑かけたみたいで」
こ、この声って・・・・
ユラ「西・・・君?」
「なんだよ、彼氏持ちか。
さっさと言えよ」
―――――――――――――――
つ、疲れた・・・・
ユアン「大丈夫??」
ユラ「は、はい」
あれ??
ユアン「ごめんな、
余計なことして。
でも、間に合って良かった」
なんで私、
平気なんだろう。
ユラ「こ、こわかったよー泣泣」
ユアン「はい、
よく頑張りました」
なんで・・・??
───西君に助けられた後、
私は家まで
送ってもらいました。
あの異常な感覚は、
なんだったのでしょうか。────
――― 翌日 ―――
ナツミ「へー、そんなことが
あったんだ」
ユラ「うん。
すっごくこわかった」
ナツミ「でも、
ユアンに助けられた時、
なんで普通だったの?」
ユラ「そ、それが私も
分かんなくて・・・
なんでだろう?」
ナツミ「あぁ、なるほど・・・」
ユラ「ん?」
女子「キャー!!!!!
見てみて、タイヨウ君よ!!」
タイヨウ「近藤ユラちゃん、いる???」
ユラ「は、はい。
近藤は、私ですけど」
タイヨウ「急な話で
申し訳ないんだけど、
俺の彼女になんない?」
ユラ「えっ・・・」
ナツミ「げっ・・・」
女子「えーーーーー!!!!!!!!」
――――――――
ユラ「ごめんなさい!!!」
ダッシュ!!!!
タイヨウ「なるほどね・・・・、
でも、逃がさないよ」
ナツミ「・・・ユラ・・・」
*・*・・・*・・・*・*
なんで、なんで・・・・
なんで逃げちゃったのー??
昨日西君と
あんなことあったから、
ちょっとは
いけると思ったのに・・・
タイヨウ「見つけた」
ユラ「!!!!」
タイヨウ「なんで逃げるの??」
ユラ「ちょ、ちょっと私・・・
男子が苦手で」
タイヨウ「へー、そうなんだ。
でもさ、、、」
ユラ「ちょ!!!!」
タイヨウ「俺ならそういうの、
なくせると思うんだ」
うっ!!!!
そんな近くに
来られたら!!!!!
ユラ「本当にごめんなさい!
そう言ってくれることは
嬉しいんですけど、
まだそういうの、分からなくて・・・」
タイヨウ「・・・分かった。
今日は戻るわ。
でも、絶対あきらめないから」
*・*・・・*・・・*・*
ユラ「つ、疲れた・・・」
ナツミ「ユラ!!!
大丈夫だった??」
ユラ「うーん・・・」
ナツミ「ウチ、タイヨウとユアンと
小中学校一緒だったんだけど、
2人ともすごいモテてたの。
バレンタインには、下駄箱いっぱいに
チョコが入ってて・・・
それで、高校でも
『奇跡の2トップ』とか
言われちゃってるんだ」
ユラ「そうなんだ・・・」
ん?? でも、
なんでそんな人が
私に告白してきたんだろう・・・・??←(鈍感)
ナツミ「タイヨウは
結構積極的だから、
気をつけたほうがいいよ」
ユラ「わ、分かった」
ユアン「・・・・・」
(ユアンも、そりゃあ
不機嫌になるよね・・・)
――― 放課後 ―――
ユラ「よし、じゃあ
そろそろ帰るね!」
ナツミ「うん、また明日!」
タイヨウ「いたっ!!」
ユラ「っ!!!」
タイヨウ「ねぇねぇ、
一緒に帰ろうよ」
ユラ「え、えっと・・・」
ユアン「おい、タイヨウ。
困ってんだから
やめたれよ」
ユラ「西君・・・」
タイヨウ「はぁ?? 俺は今
ユラちゃんと話してるんだよ。
お前には関係ないだろう。
なんだよ、かっこつけちゃって」
ユアン「!!!」
な、なんか・・・
その言い方・・・・
ユラ「その言い方、
ひどくないですか??」
ユアン「え?」
タイヨウ「え?」
ユラ「西君は、
困ってる私を見て
声を掛けてくれたのに。
なんで西君が悪いんですか。
困らせたのは、あなたでしょ!」
タイヨウ「なんだよ、それ・・・」
あ、声が勝手に・・・・!!!
タイヨウ「くそっ、覚えとけよ」
*・*・・・*・・・*・*
ユラ「大丈夫??」
ユアン「うん、ありがとう」
ユラ「いえ・・・」
また私、
普通に話せてる・・・
ユアン「でも、ビックリしたよ。
近藤が、あんな風に言うなんて。
かっこよかったよ」
ユラ「あ、ありがとうございます」
この気持ち・・・、
西君の時だけ。。。
ユアン「じゃあ、帰ろっか」
ユラ「うん!!!!」
でも、この時の私たちは
何も知りませんでした。。。
まさか、あんな出来事が
起きるなんて・・・
――― 翌日 ―――
ナツミ「はぁ・・・」
ユアン「??
どうしたんだよ、ナツミ??」
ナツミ「いや、ユラがまだ
登校してないの。
いつもなら、この時間には
来てるのに・・・・」
ユアン「家から連絡は??」
ナツミ「来てないって・・・」
ユアン「・・・・」
ナツミ「あ、LINE来た!!!!
知らない人から」
ユアン「なんて、書いてる??」
―――――――――――
誰か、助けて・・・・
ユラ
―――――――――――
ユアン&ナツミ「!!!!!」
*・*・・・*・・・*・*
ユラ「・・・・ん??」
頭がクラクラする・・・
ここは、どこなの???
「やっと起きたな」
ユラ「い、犬飼君!!!!!」
!!!
う、動こうとしても
縛られてるから動けない!!
タイヨウ「お前はこのまま
ここに閉じ込められとけば
良いんだよ」
ユラ「な、なんですか、それ!!!!」
タイヨウ「ざまあみろ」
ガチャ。
ど、どうしよう。。。。
誰か、助けて・・・・・・!!!!!
バーン!!!!!!!!!!!
えっ・・・??
なに、この音・・・
タイヨウ「誰だ!!」
ユアン「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
タイヨウ「なんでここにいる!!??」
ユラ「それは、私がこっそり
LINEで知らせました」
タイヨウ「は、はぁ!?
じゃあ、さっきのは全部
演技なのか??」
ユラ「もちろん!!!
騙されたのは
そっちの方ですよ??」
タイヨウ「く、くっそー!!!!!」
ドン、バン!!!!!!!!
ユアン「こんなこと、
2度とすんな」
タイヨウ「くっ!!!!!!!」
―――――――――――
ユアン「ほら、ほどけたよ」
ユラ「あ、ありがとう」
やっと、分かった・・・
西君は、他の男子とは違って、
なにか特別な感情があったから、
普通に接することが
出来たんだ・・・・
やっと気づいた・・・・
私は、西君に、、、、、、、、、
ユラ「恋をしているんだと」
こうして、私たちは
付き合うことになりました。。。。
もう、男子苦手症なんて
卒業だね!!
これからは、
西君大好き症です!!!!!!
☆end☆
*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。
近藤 結良

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