恋占い部!
作者:えむあ
私、星乃アンナ!
中学2年生!
最近はトランプ恋占いに
ハマってます!
元々は、親友のシャノンと
2人でやってたんだけど、
噂が広まって
学校中から恋占いをしに
人が集まってくるの!
そんなわけで
私たち2人は、
恋占い部!!
─── とある日 ───
「私の恋占って~」
、、、この人って、、、
学校一可愛いと有名の、、、
『『カホ先輩?!?!』』
私たちは
顔を見合わせた。
アイドルとして活躍中の
カホ先輩の占い結果は、、、
シャノン「恋、実らない、
だそうです」
カホ先輩「そっかぁ~
ユアン君、
好きだったんだけどなぁ~」
カホ先輩は
悲しい顔をして
教室を出た。
─── 数日後 ───
「俺のも占って~」
来たのは、カホ先輩が
好きだと言っていた
私と同じ美化委員のユアン先輩。
私がトランプを
ひっくり返すと、、、
「恋、確実に実る、
だそうです!!」
私は、大きな声で言った。
ユアン先輩は少し
緊張した顔になった後、
「ありがと」と言って
去っていった。
─── 帰り道 ───
私「この前占った
カホ先輩の恋は
実らないって出たけど、
ユアン先輩の恋は実るって出た。
ね~ユアン先輩の好きな人は
カホ先輩ではないのかなぁ」
シャノン「どーだろーねー」
私「冷たいな~シャノン」
シャノン「ふふ、
そのうちわかるよ」
─── 次の日 ───
私「ねぇシャノン、
これ見て」
シャノン「ええと、
『放課後校舎裏来て』かぁ」
私「一緒に来てくんない?
誰からのかわかんないし
不安だからさ」
シャノン「私は1人で
行ったほうがいいと思う、
頑張って! 応援してる!」
私「分かった! 頑張る!」
─── 放課後 ───
私「えーと、
ここであってるかな、、、
って!
ユアン先輩!?!?」
ユアン先輩「ごめんね、
呼び出したの俺なんだ」
私「どうしたんですか?」
ユアン先輩「俺と
付き合ってください!」
私「え!?」
ユアン先輩「委員会で
自分なりに考えて発言してる姿、
掃除一生懸命してる姿見てて、
好きになっちゃった」
私「ユアン先輩、、、」
ユアン先輩「別に
今すぐに返事しなく、、、」
私「私も付き合いたいです!
ユアン先輩の優しいとこ、
明るいとこ、
全部大好きです!!」
ユアン先輩「ありがとう」
そう言って
私は抱かれた・・・
「おめでとう」
───声の主はシャノン。
私「知ってたの?!」
シャノン「もちろん!
ユアンとは幼馴染だし、
相談されてたんだ~」
ユアン先輩「俺の占ってもらった相手、
実はアンナなんだ」
“恋、確実に実る”
その通りだな、と私は微笑んだ。
*end*