アイドルの私～イルミネーションの中で～

CAST白尾留菜

作者：あんバターねこトースト

2023.09.24

私、ルナ！
ニコラ学園に通う
中学２年生。

実はただの
中学生じゃなくて、
大人気３人グループアイドルの
３Ｎの１人なの！

もちろん、学園から
許可をもらってるよ！

グループには私、
同じニコラ学園に通うアンナと、
新潮学園に通うユナがいるの。

ルナ「おはよ！　アンナ」

アンナ「おはよう。
嬉しそうだけど・・・
もしかして、もう知ってるの？」

ルナ「もちろん！
イルミネーションイベントが
めっちゃ楽しみなの！」

アンナ「それな！」

実はあさって
イルミネーションイベントを
することになったんだ。

・＊。・　１時間前（ルナの家）　・。＊・

ルナ「おはよう」

お母さん「おはよう。
イベントのスケジュール
届いてるよ」

ルナ「本当!?」

３Ｎでデビューしてイベントは
毎回の楽しみになったの。

まだ今回で５回目だけど・・・

ルナ「どれどれ・・・」

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・

イルミネーションイベントスケジュール

場所：ニコラ公園広場

日程：○月△日（日）６時～８時

・３Ｎ登場（ルナ、アンナ、ユナ）

・新曲披露

・スペシャルゲスト登場

・トークショー

・質問タイム

・握手会、サイン会

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・

スペシャルゲストって
誰だろ？

絶対盛り上がるぞ～!!

・＊。・　現在　・。＊・

アンナ「特に私は
トークショーが楽しみ」

ルナ「私は、質問会！
あと、スペシャルゲスト！」

アンナ「あ、レン君いるよ。（小声）」

ルナ「分かってる。（小声）」

レン君っていうのは
このクラスの人気者で
私の好きな人。

だから、毎日挨拶で
アピールしてるんだ。

ルナ「レン君、おはよう！」

レン「おはよ。授業頑張ろ。
あ、あと、今日一緒に
帰らない？」

ルナ「うん！
じゃ、また帰り」

レン「了解」

レン君が
他の友達のところに
行って・・・

アンナ「良かったじゃん！
一緒に帰るとか
最高でしょ？」

ルナ「うん」

アンナ「なんか、あんまり
嬉しそうじゃないけど？」

ルナ「え、だっていつも
私の恋ばっか手伝って・・・
自分の恋も叶えたらいいのに・・・」

アンナ「私はいいのー！
イベントに好きな人は
来てくれるから」

ルナ「え!?　いるの!?
知らなかった・・・」

ダイジ「・・・」

・＊。・　放課後　・。＊・

レン「ごめん。待った？」

ルナ「いや、全然大丈夫」

ドキドキしすぎて
大丈夫じゃないけど・・・

レン「ルナって、推しいる？」

ルナ「いるよ！
nicoboyのレン君。
めっちゃかっこいいんだよね」

ちなみにレン君が
好きな理由も
似てるからだけど。

レン「名前同じじゃん！
俺は３Ｎの人」

３Ｎ！
もしかして・・・私？
・・・なわけないか。

ルナ「そうなんだ」

レン「今度イベントに
行くんだ。
イルミネーションの」

待って、アンナ
好きな人がイベントに
来るって言ってたよね？

もしかして・・・

ルナ「すっごく
楽しそうだね！」

レン「そう！
すっごく楽しみ！」

アンナ、レン君が
好きなのかな・・・？

・＊。・　次の日　・。＊・

今日は、
イルミネーションイベントの
リハーサルなの。

ルナ「ふぅ・・・
本番じゃないけど緊張」

アンナ「私も・・・ユナ!?」

ユナ「ルナ、アンナ久しぶり～!!」

ユナだ！
通う学園が違うから
あんまり会えないんだよね・・・

ルナ「いつ見ても
美脚だわ！」

アンナ「私もそれぐらいの
美脚が欲しい・・・」

ユナ「ちょっと、２人とも！笑
ほら、始まるよ！」

・＊。・　リハが終わって　・。＊・

ユナ「ふぅ・・・疲れた～！」

ルナ「ねー！」

アンナ「でも、明日は本番。
みんなで頑張ろ！」

ルナ「うん！」

・＊。・　イルミネーションイベント　・。＊・

どうしよ。
ずっーとレン君のこと
考えてる。

・・・まぁ、大丈夫でしょ！

司会「さぁ、いよいよ
３Ｎの登場です！」

ルナ「こんにちは～！
ルナです！」

アンナ「アンナです」

ユナ「ユナです！」

それから盛り上がって・・・

司会「では、皆さんお待ちかね。
スペシャルゲストの登場です！」

スペシャルゲスト！
誰だろ？

司会「スペシャルゲストは～
nicoboyのレン君です！」

レン君!?
嘘！　推しがきた!!

レン「どうも、
レン君ことレンです」

お客さん「きゃあぁぁ～!!」

司会「では、質問タイム～！
質問のある方は～？」

レン「はいー！」

アンナ「レン君ど～ぞ！」

レン「ルナと同じ学園に
通っているんですけど、」

え？
・・・じゃあ、本物のレン君・・・？

レン「今、好きって言ったら
付き合ってくれますか？」

ユナ「ルナ、返事（小声）」

アンナ「ほら、
自信出して（小声）」

ユナ、アンナ・・・！

ルナ「もちろん、
私も好きです。
付き合います」

ユナ「おめでとー!!
アイドルカップル誕生だよー!!」

アンナ「おめでとー！」

ルナ「ありがと・・・」

ダイジ「あの!!!」

レン「!?」

ユナ「なんでしょうか・・・？」

ダイジ「僕はアンナが好きです。
付き合ってくれますか!!!」

アンナ「ありがとー！
私の彼氏!!」

ユナ「えー!?」

ルナ「なんかすっごい展開・・・」

ということで
イルミネーションイベントで
恋を叶えちゃいました☆

―ＥＮＤ―