すれ違いすぎた恋物語

CAST佐藤 菜月海佐藤 菜月海

作者:みっきー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.09.12



わたし、佐藤ナツミ!





今は心友のアリサと
いつめん男子2人で
勉強中ー。





男子というのは
リョウとダイジ!





だけど1週間前
こんなことがあって
あんまり楽しめないんだ。











☆....☆....☆....☆





1週間前。





わたしは教室に忘れ物をして、
取りに教室に戻ったところだった。





教室には、アリサの姿があった。





ナツミ「あ、アリ・・・」





ダイジ「お、俺、お前のこと
前から好きだったんだ」





え・・・。
ダイジ、アリサのこと・・・





わたしは泣きながら
その場を走り去った。





ドンッ!





ナツミ「っあ、すみません・・・」





リョウ「だいじょうぶ。
って、ナツミ!?
なんで泣いてんだ・・・?」





ナツミ「・・・っ。じゃあね」





ダッ!





リョウ「おいっ、ナツミっ!
待てよ!」





わたしはそのまま
泣きながら帰った。











☆....☆....☆....☆





っていう、こんなことが
あったんだ。





で、あんまり楽しめて
ないんだ・・・





わたしはダイジのことが
好き・・・





だけど、今日もアリサと
楽しそうに喋ってる・・・。





ダイジ「この問題わっかんねー」





アリサ「これはこうして・・・」





ダイジ「あ、そっか!
やべーアリサ天才!」





アリサ「知ってる」





ナツミ「・・・・・・・・・」





リョウ「・・・っ。よし、
そろそろ休憩すっか!」





「賛成」





ナツミ「ちょっと
外の空気吸ってくるね」





アリサ「うん! いってらー」





リョウ「・・・俺も!
行ってくるわ」











☆....☆....☆....☆





わたし、、、
なに逃げだしてんだろ・・・





リョウ「おい、ナツミ!
お前元気ねーな。前も・・・」





ナツミ「っ! ごめんね・・・
ちゃんと元気だから!」





リョウ「無理すんなよ・・・。
なんかあったのか?」





わたしは1週間前のことを
全て話した。





ナツミ「ってことがあって・・・。
ってなに泣いてんだろ・・・」





リョウ「・・・っ」





ナツミ「ぐすっ。
わたし涙もろいのかな・・・」





リョウ「無理して笑うなよ!
俺の前だけでも!」





そう言われると
どんどん涙が溢れて来た。





リョウ「ナツミ・・・っ。
俺じゃダメか?」





え?





リョウ「俺、ダイジの代わりに
なれねーかな」





ガタっ!





そこには
ダイジがいた。





ダイジ「リョウ・・・
お前、ナツミのこと・・・」





グイっ。





ナツミ「え、ちょっ!
ダイジ・・・!?」





リョウ「っおい! ダイジ!」











☆....☆....☆....☆





・公園・





ナツミ「ねぇ、ダイジ!
痛いよ!」





なんで・・・?





ダイジいつもは
優しいのに・・・





ダイジ「っ・・・
お前リョウと
付き合うのかよ」





・・・え?





ナツミ「なんでそんなこと
聞くの・・・?」





ダイジ「それは・・・」





ナツミ「ダイジ、アリサと
付き合ってるんだから
関係ないじゃん・・・!」





ダイジ「・・・は?」





ナツミ「1週間前、教室で
アリサに告ってたじゃん・・・!」





ダイジ「・・・っ! 違う!
あれは・・・」





ナツミ「もういいよ・・・
ばいばい」





その後わたしは
そのまま家に帰った。





逃げ出してばっかりで
バカみたい・・・泣











☆....☆....☆....☆





・次の日・





アリサ「ナツミ! おはよ。
なんで昨日・・・」





ナツミ「・・・おはよ!
ごめん。用事思い出して・・・」





ごめんね。アリサ。
嘘ついて・・・





リョウ「・・・おはよ。ナツミ!」





ナツミ「あ・・・リョウ。
おはよ!」





リョウ「あ、あのさ、昼休み
屋上来てほしいんだけど」





ナツミ「あ、、、うん。
わかった」





ダイジ「・・・・・・」











☆....☆....☆....☆





・昼休み・





あ、屋上行かないと・・・





結局全然ダイジと
話せなかったな。











☆....☆....☆....☆





・屋上・





リョウいるかな・・・?





・・・いた!





ナツミ「遅れてごめんね・・・!」





リョウ「大丈夫」





ナツミ「で、どうしたの?」





リョウ「あの、昨日の・・・」





ナツミ「え!」





リョウ「前から好きだったんだ。
ダイジみたいな思いはさせない。
だから付き合って下さい!」





え・・・
リョウが・・・?





ダイジのこと
忘れられるなら・・・。





ナツミ「うん。ありがと!
お願いします」





リョウ「・・・ほんとに?
俺、めっちゃ幸せ・・・」





ナツミ「そんな、
大げさだよ・・・!」





これで・・・
これでよかったんだよね。











☆....☆....☆....☆





・教室・





ナツミ「あのね・・・リョウと
付き合うことになったんだ」





アリサ「え、うそ! おめでと!
リョウのこと好きだったんだ?」





ナツミ「う、うん」





ダイジ「・・・・・」





ダイジと目が合った・・・。





・・・彼氏はリョウなんだから
ダイジのことは忘れよっ。











☆....☆....☆....☆





今日はリョウと
デート!





映画行ったり、
遊園地行ったり・・・





すごく楽しい!





・・・ダイジとアリサも
こんなデートしてるのかな・・・





手とか繋いでたり
するのかな・・・。





リョウ「・・・ミ! ナツミ!」





ナツミ「あ、ごめん・・・」





リョウ「・・・そろそろ帰るか!」





ナツミ「あ、うん」





・・・・・・・・・





ナツミ「わたし、
こっちだから・・・」





リョウ「なぁナツミ、
今日楽しかったか?」





ナツミ「当たり前じゃん!」





リョウ「よかった!
けど・・・」





え?





リョウ「今日、ナツミ
ずっとぼーっとしてたよな。
・・・やっぱりまだダイジのこと
好きなんだろ?」





なに言ってるの・・・?
リョウ・・・





リョウ「俺はいいから。
気持ち伝えろよな!」





やっぱり・・・





やっぱりわたし
ダイジのこと好きなんだ。





自分の気持ちに
嘘ついちゃだめだ・・・!





ナツミ「・・・ありがと!
リョウ大好き!」





リョウ「おい////
勘違いするだろ!」





ナツミ「ごめん・・・」





リョウ「じゃーな。頑張れよ!」





ありがと・・・。
リョウありがと!

















☆....☆....☆....☆





・次の日・





アリサ「おはよ! ナツミ!」





ナツミ「アリサ! おはよ!」





今日は苦手なヘアアレンジも
頑張ったし・・・。





思いだけは、伝えなきゃ。





こそっ。





リョウ「ナツミ。頑張れよ」





ナツミ「うん。ありがと!」

















☆....☆....☆....☆





・放課後・





アリサ「ナツミ帰ろー!」





ナツミ「え、でもダイジは・・・?」





アリサ「え? ダイジ?
なんのこと・・・」





ナツミ「だって前、教室で・・・」





アリサ「え!?
あれは告白練習に
付き合ってただけ!」





え!?





じゃあこれまでは
わたしの勘違い・・・?





早く、早く伝えなきゃ。





わたしは教室を飛び出して
一生懸命ダイジを探した。





ダイジ・・・ダイジ?
どこ・・・っ?





伝えちゃだめっていう
お告げなのかな・・・。





神様おねがい。
ダイジに会わせてよ・・・





?「おいっ! りほ!」





え? この声は・・・





ナツミ「ダイジ・・・」





ダイジ「諦めようと思ったけど
やっぱダメだ・・・」





え?





ダイジ「俺、ナツミのこと好きだ。
ずっと前から。
アリサに相談のって
もらってたんだけど・・・」





ナツミ「ホントに・・・?」





ダイジ「お前がリョウのことが
好きでも、
俺やっぱり諦めきれない」





ナツミ「わたしも・・・
わたしもダイジのことが好き!」





ダイジ「え・・・。
けど、リョウは・・・」





ナツミ「ダイジのこと諦めるために
付き合ったの。
だけど自分に嘘ついたら
だめだって気付いて・・・」





ダイジ「まじで・・・?
ナツミ、大好きだ!」





ナツミ「うん! わたしも!」





ダイジ「すれ違い過ぎたけど、
もう離さねーからな!」





ナツミ「うん!」

















☆....☆....☆....☆





これが私たちの恋物語。





ダイジ大好きだよ!









・・・END・・・

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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