夏休みの恋人

CAST池端 杏慈池端 杏慈

作者:シフォンケーキ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.06.24

私は、アンジ!





高校生活は充実していて
“青春”って、感じ!





最近、塾に通い始めて
勉強も順調だし
部活も楽しいー!!











・*。・ 夏休みのある午後 ・。*・





夏期講習の授業前には
しっかり復習するため
塾の自習室に行ってみると・・・





グチャッ!





アンジ「あれ・・・
なんか机に入ってる?」





いつも座ってる席には
学校も塾も同じの、
ユアンくんのプリントが
丸まって入っていた。





ユアンくんは、
バスケ部のエースで有名。





私も部活中に
何度かシュートを
決めてるのを見たことがある。





塾も学校も隣のクラスで
話したことがないけれど、
少し気になっている・・・





アンジ「すいません。
西くんいませんか・・・?」





先生に聞いてみると、
ユアンくんは
午前の授業の後
帰ったと言う。





アンジ「あれ・・・?
このプリント
落書きが描いてある?!
先生に渡したら
きっと怒られちゃうかな?」





私は、明日の部活で
ユアンくんに
直接渡すことにした。





アンジ「クマかな?
可愛い・・・」













・*。・ 次の日 ・。*・





サッカー部が終わったあとに
校門の前で待っていたら
ユアンくんが出てきた。





アンジ「あのっ!
お疲れ様・・・」





ユアン「?? おつかれ・・・」





ユアン「ダンス部の・・・池端?
どした? 俺になにか用?」





アンジ「西くん・・・これ・・・」





ユアン「恥っず笑!
落書きした塾のプリントじゃん!!
わざわざ渡しに来てくれたの?
ありがとうっ!!」





アンジ「う、ううん!
大丈夫!
また、塾でね!」





アンジ「あ、クマ可愛いよ!!」





ユアン「じゃあな! また!」













・*。・ その後塾にて ・。*・





また、いつもの自習室に行くと・・・





グチャッ





アンジ「?!
ユアンくんの付箋?!」





【池端!
さっきはサンキュー!
ちなみに、あの落書きは
うさぎなんだけど・・・笑】





アンジ「ユアンくん
可愛いっ笑」





【西くん絵下手~笑
うさぎは耳が長いんだよ~!
(うさぎの可愛い絵を描く)】





こうやって
自習室の机の中で
ユアンくんとの
距離が縮まっていた!





テストの点数、
部活について・・・





そしていつしか
下の名前で呼ぶように!!













・*。・ ある日 ・。*・





アンジ「今日はなんて
書いてあるかなぁー」





「あれ・・・? ない?!
・・・筆箱?」





「誰のかな?」





それはユアンくんの
筆箱だった。





中には
連絡先が書かれた付箋と
【また、届けに来て!】と
書いてあった。













・*。・ 次の日 ・。*・





届けに部室に行くと・・・





そこには、ユアンくんと
仲良く話している
カイラちゃんが?!





学校で、可愛いと有名な
カイラちゃん。
バスケ部のマネージャー。





ユアンくんとお似合いだな・・・





カイラ「え?
なんでユアンの
筆箱持ってんの?
今日は忘れたとか
言ってたけど・・・?」





アンジ「えっと・・・
いろいろあって」





ユアンって
呼び捨てなんだ・・・





カイラ「まさか、盗んだの?!」





アンジ「えっ! 違いますっ!」





ユアン「違うよ、カイラ!
貸してたんだよー」





カイラって
呼び捨て・・・?





2人とも
どういう関係なんだろう?





カイラ「どういう関係~?笑」





アンジ「・・・」





たしかに、
どういう関係だろう。





友達?
好きな人?





塾が同じでも
直接話さないし・・・





【ダンス部ー集合!!】





アンジ「集合だ。
またね・・・」





ユアン「お、おう。
じゃあなアンジ~」





カイラ「・・・なるほど^^」













・*。・ 部活後 ・。*・





ユアンくんが
カイラちゃんと楽しそうに
一緒に帰る姿を見てしまう。





通りすがり「ユアンくんと
カイラちゃんだ!
お似合いだよね~。
きっと付き合ってるよ笑」





通りすがり「ホント!
2人ともスポーツも出来て
頭もいいもんね~」





最近、カイラちゃんと
ユアンくんが
駅であってるの
見ちゃったんだよね・・・





部活に行っても
2人で帰ってるし・・・
気まずいな・・・





自習室のいつも席も変えて、
連絡先の紙も
机の奥深くにしまった。













・*。・ 夏休み明け ・。*・





ユアン「アンジ!」





アンジ「?」





ユアン「はいっ! これ!
誕生日プレゼント!
もうすぐだろ?」





「てか、連絡しろよ~笑」





アンジ「え?!」





「ありがとう・・・
でも、ごめん。
受け取れない」





ユアン「なんで?
俺、なにかした・・・?」





アンジ「だって、カイラちゃんと
付き合ってるんじゃないの?
噂になってるよ」





ユアン「え? 違うよ・・・
カイラとは
ただの幼なじみだし・・・」





アンジ「嘘だよ!
私、駅であってるの見たんだよ・・・
部活の帰り一緒に帰ってるじゃん。
本命がいるのに、他の子と仲良くしてたら
良くないと思う」





ユアン「?!」





「ごめん。カイラとは・・・
アンジの誕生日プレゼントを
買いに行くのを
手伝ってもらってたんだ。
俺、センスないから・・・
その代わりに、
荷物持ちさせられてて・・・
一緒に帰ってたんだ」





アンジ「でも、カイラちゃんは可愛いし
ユアンくんとお似合いだよ・・・
もしかしたら、カイラちゃんは
ユアンくんのことが好きかもだし・・・」





カイラ「それはないよ~」





アンジとユアン「カイラ(ちゃん)?!」





カイラ「安心して!
アンジちゃん!
私、他校に彼氏いるから!」





「ユアン、ちゃんと話しなよ!
ガンバっ!」





ユアン「!」





「アンジ。
俺、アンジのこと好きだよ・・・
勘違いさせてごめん。
付き合って欲しい」





アンジ「!!」





ユアン「アンジと話す前から、
いつも一生懸命にダンスを踊ってる姿を
部活中見かけて
カッコイイなって思ってた。
話してみると、面白いし
笑顔が可愛くて」





アンジ「え!
わ、私もユアンくんのことが好き」





カイラ「2人ともおめでと~」





「アンジちゃんごめんね。
私のせいで勘違いさせちゃって。
良かった。友達になって!」





アンジ「うん!
カイラちゃん、よろしくね!」





カイラ「よろしく~!!」





「でねでね、私の彼氏は
○○学校のレンくんって言ってね~・・・」





ユアン「カイラ!
恋バナは、後にしろよ」





カイラ「ごめんごめん、
空気読んで
私はいなくなりマース!」





アンジとユアン「なんか、
恥ずかしいね・・・
これから、よろしく・・・/////」







―終わり―

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