coolな私とcuteな君
作者:あんバターねこトースト
私、アンナ。
ニコラ学園に通っている
中学2年生。
coolで、
学園一の美女らしい・・・
だけど、
恋愛に興味なし。
そんなことより!
今日は待ちに待った学園祭!!
私のクラスは、カフェをやるんだ~。
準備は順調だったけど
材料がなくなっちゃったから
親友のハルハと一緒に
取りに行くことになったんだけど・・・
アンナ「ハルハ、
なんで1人で
取りに行っちゃだめなの?」
ハルハ「えっ? だって、
アンナが1人で取りに行ったら
男子にモテすぎて
取りに行けないじゃん!」
アンナ「まぁ、たしかに・・・」
なぜか1人で取りに行っちゃ
だめなんだよね・・・
・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・
職員室で材料をもらった後
廊下でハルハが、
ハルハ「準備が終わったら
自由時間だからさ~、
全クラスまわろうよ~!」
アンナ「ぜ、全クラス!?
・・・面白そう! 行こ!」
ハルハ「やったぁ~!
じゃあ、3年1組の前に集合で!」
アンナ「分かった~!」
― 1時間後 ―
やっと準備が終わった~!
ハルハの班は
先に終わってたから
いそがないと!
3年1組の前だっけ?
どこだろ?
ドンッ!!!!
あんまり前を見て
歩いてなかったから
誰かとぶつかっちゃった!
謝らなくちゃ!
アンナ「すみません!
大丈夫です・・・か・・・?」
ナツ「あ、大丈夫です・・・」
なんだぁ~!?
この犬顔でcuteな男子は~!?
何が起きているんだ~!?
ハルハ「アンナ~!! どこ~!!」
ナツ「!!」
その男子が
やや小走りで去った後、
パニックになっている
私のところに
ハルハが来てくれた。
ハルハ「アンナ!
全然来ないから
さがしたよ!
・・・どうかした?」
アンナ「い、いやなんでもない」
ハルハ「それならいいけど・・・
よ~し、まずは3年1組の
ファッションショー行こ!」
アンナ「ファ、ファッションショー!?」
― ファッションショーが終わって ―
アンナ「す、すごかった!」
ハルハ「でしょ!!」
アンナ「特に同じ学年のヒヨリちゃん!
3年生に混ざって
参加できるけど
ブラックでcoolだった!!」
ハルハ「あのさ、
本当になんかあった?
いつもとなんか違う・・・」
(ギクッ)
ハルハ「うちに嘘ついても
バレバレだよ!
話なら聞くよ?」
アンナ「実は・・・」
私は、ハルハと
3年1組に行く前のことを話した。
ハルハ「それって恋だよ!
その男子
どんな感じだった?」
アンナ「えっと・・・犬顔で
かわいい系男子かな?」
ハルハ「それって3年生で
モテることで有名な
ナツ先輩じゃん!!」
アンナ「ナツ先輩・・・」
じゃあ、私は
3年生で有名な
モテる先輩に恋をしたの!?
恋愛に興味がない私が!?
ハルハ「ナツ先輩は
3年2組だから
会いに行って告白しちゃえ~!」
アンナ「まだ恋したてですけど!?」
ハルハ「大丈夫!
うちがいるから!」
― 3年2組の前 ―
ハルハ「よし! 行こう!」
アンナ「ちょ、ちょっと待って!
お化け屋敷なんて
聞いてないよ~(泣)」
ハルハ「うちも
想定外だけど
なんとかなるっしょ!」
アンナ「無理だよ~(泣)」
よりによって
お化け屋敷で
迷路だなんて・・・
アンナ「ハルハ、
もうリタイアしようよ・・・
ハルハ?」
誰もいない・・・
嘘でしょ!?
1人はやだよ!
(ザザッ・・・)
な、なに!?
曲がり角で誰かが・・・
ナツ「うわぁぁ~!!!」
アンナ「お化けだぁぁ~!!!」
ナツ「ごめん・・・
そんなにおどろかすつもりじゃ
なかったんだけど・・・」
アンナ「あ、あれ?
ナツ先輩?」
ナツ「えっ!?
もしかして
廊下であったアンナ!?
どうしてここに!?」
アンナ「その・・・ちょっと
ナツ先輩に会いたくて・・・」
ナツ「実は、僕もなんだ//」
アンナ「えっ!?」
ナツ「廊下で会ったときに
ひとめぼれしました!
好きです!
付き合ってください!」
アンナ「それ
言いたかったんだけど・・・」
ナツ「たまには
coolな僕でもいいでしょ?」
その後、
ハルハと無事合流して
私とナツ先輩で
学園一のcoolでcuteな
カップルになりました!!
―END―