春は私以外好きらしい

CAST関谷 瑠紀関谷 瑠紀

作者:こはる

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.01.27

私は、るき。
中学3年生に今日なったの。





ユズ「あれ?
もしかして、るき?」





るき「はっ、はい!!」





ユズ「やったー。
やっぱり、るきじゃん。
今年は同じクラスになれて
うれし~」





そう言ったのは
幼馴染のユズだった。





るき「あっ、全然
気づかなかった~。
1年間よろしくネ」





こんな感じで
みんな盛り上がってる。
私1人を置いて。





なぜかというと
私は春が大嫌いだから。





私が春が嫌いなのは
苦い思い出を
思い出してしまうから。













・*。・ 中2の春 ・。*・





るき「あの、こんなところに
呼び出してすみません」





英人「いいよ、
それでどうしたの?」





るき「あっあの////
私、河島先輩のことが・・・
好きですっ!!」





瑛人「ごめ・・・」





るき「ありがとうございましたっ」





先輩の言葉の続きを
聞きたくなかったから
言葉をさえぎって
その場から逃げた。





これが誰にも言わずに
私の胸にしまった
苦い苦い思い出だ。





ある日、気分転換に
近くの公園に散歩に行った。





ここは先輩に
告白した公園だった。





?「るき?」





るき「っつ河島先輩っさ、
さようならっ」





瑛人「待って」





腕を掴まれた。





私は急いで
ほどこうとしたけれど
力の強い先輩には
敵わなくって、負けてしまった。





るき「あの日の続きを
言いにきたんですか?
もう続きはちゃんと
わかってますから」





瑛人「違うんだ!! るき!!」





るき「なにが違うんですかっ!!」





私は声を張り上げていた。





るき「私のこと
好きでもないのに・・・
なんで今更・・・
これ以上
期待させないでください」





瑛人「期待はして」





るき「!?」





瑛人「でも1つ言わせて。
“好き”ではないよ」





るき「やっぱり
余計な期た・・・」





瑛人「“大好き”」





るき「えっ、何を言って・・・
冗談ですか?」





瑛人「これが冗談言ってる顔に
見える?」





私は首を振った。





瑛人「るき。
勘違いしててただろ」





るき「?」





瑛人「俺がゴメンって言ったのは
俺から言おうと思ってたのに
るきに言わせちゃったから」





るき「えっ?
えぇぇぇぇぇぇぇぇ」





瑛人「変な勘違いさせてごめんな」





るき「えっ、じゃっじゃあ私は
1人で勘違いして
1人で落ち込んでたの?」





瑛人「うん。そうなるかもね」





るき「えぇぇぇっ。
はっ、恥ずかしぃ/////」





瑛人「ふふっ。
赤くなって可愛いな」





るき「かっ、かわぃ/////////」





瑛人「今度は俺に言わせて。
初めてあった時から
大好きだった。
付き合ってください」





るき「はいっ、喜んでっ」





予定より1年も
遅くなっちゃったけど





私は去年より・・・





ううん。
世界で1番幸せです/////







/////END/////

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