初恋は初見で?!

CAST藤野有紗

作者：ハニオレ

2022.11.25

『俺は、有紗を守りたい』

この言葉を聞いてから

私は彼のことが
好きになっていた。

：：＊　１週間前　＊：：

私の名前は、藤野有紗。

恋愛なんて興味なし！
な、中学３年生です。

私のいつメンは
佐藤菜月海、足川結珠と
私の３人。

菜月海は
先輩の太陽君と、

結珠は、推しさえいれば
いい系女子。

で、私は・・・
恋愛にも推しにも
全く興味ない！（笑）

ナツミ「結珠～、有紗～？
もうすぐ練習始まるよ～？」

ユズ「ヘぇ～い」

アリサ「ふぁい・・・」

私は、直前まで寝てた。
寝ぼけながら
廊下を歩いていたら・・・

コケッ！

階段で
つまずいてしまった。

上りだったら
よかったんだけど、
私は階段を下りようと
したときにつまずいた。

ズッドーン！

アリサ「イテテ・・・」

そんな時、声がした。

？「大丈夫？
けがしてへん？」

大阪弁・・・？

アリサ「はい・・・
大丈夫だと思われます」

？「思われます（笑）
けど、よかった～。
ほんま気をつけてな！
じゃあな！」

名前・・・
名前聞かないと！

アリサ「あのぉっ！
お名前、
なんですか？」

？「俺は、大晴空。
高１。
有紗だよね？」

アリサ「なんで
私の名前を・・・？」

オオゾラ「だって、
俺の好きな人だから」

アリサ「・・・えっ？」

オオゾラ「さっきも
助けたのは、
俺が、お前のことを
好きだから守った。
俺は、有紗を守りたい」

そんなこと言われたら
好きになっちゃうに
決まってんじゃぁ～ん！

アリサ「好き・・・です」

私は思わず
言ってしまった。

あって間もない先輩に
告白した。

これが人生初の告白。

オオゾラ「やっぱりそうなんだ。
俺と付き合って
ほしいんねんけど・・・
ええか？」

アリサ「はい。もちろん！
よろしくね！」

オオゾラ「おう！
よろしくな、有紗」

これは、
私が恋をした物語。

：：＊ＥＮＤ＊：：