君と私のトランペット

CAST河村 果歩河村 果歩

作者:くれぱす

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.10.01

私は、河村カホ。
中学1年生。





弱小吹奏楽部に所属して
トランペットを吹いてます。





実は私は3歳から
トランペットを吹いていて
去年は世界トランペット
ジュニアコンクール、
つまりトランペットの世界大会
子供部門に出て
1位を貰いました。





だから私には、
この吹奏楽部は
正直あっていない・・・













・*。・ 入部式の日 ・。*・





・トランペットパートにて・





カホ「トランペットパートに
なりました。
河村カホです。
よろしくお願いします!」





??「え? 河村カホ?
あの世界大会1位の!?」





声の主を聞くと
トランペットパートの先輩
久野ナツ先輩だった。





ナツ「おれ、カホちゃんの
世界大会の様子、
ライブ配信で見てたよー!
ポスターもたくさんある!
あ、後でサインして!」





カホ「わあ・・・
嬉しいです!」





リミ「いやいや、ナツ?
河村カホって誰w」





カイラ「世界大会1位のやつが
こんなとこ
来るわけないやんw」





ルミ「そうですよねww」





コハナ「もっと強豪のとこ
行ってますもんw」





こう言ってきたのは
トランペットパートの
2、3年の女子部員の先輩たち。





正直言ってこの部活は
ナツ先輩以外
みんなやる気がない。





トランペット女子部員の先輩たち
「じゃ、私たちこの後
スタバ行くからよろしくー」





ナツ「おい、
お前ら練習は・・・?」





ナツ「ごめん、
カホちゃん。
こんな先輩たちで」





カホ「全然大丈夫です!
ナツ先輩は
優しそうでよかったです!」





ナツ「ほんと!?
ぶっちゃけアイツら
練習しないから
俺らで頑張ろ!」





カホ「はい!」





・・・で今に至る。





この出来事をキッカケに
ナツ先輩に恋心を
抱くようになった。





でもこの恋は
簡単に行かないんです。













・*。・ 入部式 次の日 ・。*・





カホ「よし!
今日から1年生も吹ける!
頑張るぞ!」





♪♪~





私はいつもの実力で
吹いた。





カイラ「え、まじで
上手いじゃん」





コハナ「ええ、
この子が後輩とか
不安です~」





私が練習している部屋に
先輩達がやってきた。





リミ「カホちゃ~ん、
ちょっとお願いが
あるんだけど」





カホ「なんでしょう・・・?」





リミ「これ以上
上手く吹かないでくれる?
世界大会でちょーっと
1位になったくらいで」





コハナ「そうそう」





ルミ「文化祭とかで
あんたがソロ吹いたら
許さないから」





コハナ「ソロはリミ先輩と
カイラ先輩に
決まってんじゃん!」





カイラ「あら~
可愛い2年生ちゃん
ありがと~/////」





カイラ「てかあんた。
ナツに恋心あるの
バレバレなんだよ」





ルミ「もしかして
ソロも奪って
先輩たちの彼氏まで奪う気?」





コハナ「ひどーい」





リミ「あ! みんな!
そろそろ出ないと
間に合わないよー」





ルミ「ほんとですね!」





カイラ「今日私たち
東京ドームで
ライブ見るのーまたねー」





パタン・・・





扉がしまった瞬間
ズサッとその場に
座り込んでしまった。





その日から私は
わざと下手に吹くように、
そしてナツ先輩と話すのは
避けるようにした。





今日は自主練習の日。





もちろんみんな
帰っていく。





カホ「よし、
今日は先輩たちの目ないし
久しぶりに思い切り
吹こうかな」





♪ー





カホ「やっぱこれだ。
思い切り吹くと
気持ちいい」





ナツ「やっぱ
実力あんじゃん。
てか、お前と話すの
久しぶりだな」





カホ「先輩!?」





ナツ「あーごめん。
急に話しかけて。
てか、最近合奏とか
パート練習で
わざと下手に吹いてるけど
何かあったの?」





カホ「な、なんでもないです!」





私は駆け出して
教室を出ようとした。





ナツ「まって!」





ナツ先輩に
腕を掴まれた。





ドキドキする・・・





ナツ「絶対誰にも
言わない。
だから教えてくれないか?」





このトーン・・・





先輩なら話して大丈夫だ。





カホ「実は・・・」





私は先輩に
全てのことを話した。





ナツ「なるほど、
それは辛かったな」





「辛かったな」
という言葉にグッときて
今まで堪えてきた涙が
溢れてきた。





カホ「わ、私・・・
本当は思い切り
吹きたいです・・・」





ナツ「そうだろうな、
じゃあカホちゃんに
お願いがある」





先輩はとある楽譜を
差し出してきた。





ナツ「後夜祭で
一緒に吹こうよ」





私たちの後夜祭は
自由に発表出来るものだった。





カホ「はい!
・・・てか、これって・・・?」





ナツ「そうだよ、
一緒に吹くと
その2人は永遠に
結ばれるってやつ」





先輩は
顔が赤くなりながら
言ってくれた。





カホ「そう捉えていいって
ことですか?」





ナツ「おう。アイツらが
見てないところで
練習しようぜ」





カホ「はい!」













・*。・ 後夜祭当日 ・。*・





私たちは
舞台に入場した。





リミ「えっ!?
ちょ、アイツら」





ルミ「止めましょ!」





彼女たちの声を遮るように
先輩が話し始めた。





ナツ「この学校の吹奏楽部には
伝説があります。
今から吹く曲を2人で吹くと
永遠に結ばれる。
だから、今から
好きな子と吹きます」





観客「キャー!」





告白ってことで
観客席が騒がしくなった。





その中、私は先輩と
目を合わせ
トランペットを構えた。





カイラ「始まる前に
止めるわよ!」





コハナ「行きましょ」





私たちは息を吸って
吹き始めた。





時々、先輩が
目を合わせてくる。





それに私は
飛びっきりの
笑顔で応じた。





カイラ「2人とも
上手いね・・・」





リミ「私たちったら
練習しないで
バカにしてばかり」





コハナ「練習してる
かほちゃんに
申し訳ないですね」





ルミ「ナツ先輩にも・・・」





彼女たちはブツブツ
言いながら
会場を出ていった。





最後の音を
吹き終わった。





会場からたくさんの
拍手が沸き起こった。





ナツ「改めて
河村カホさん!
付き合ってください!」





カホ「はい!
お願いします!」





後夜祭で
一緒に吹いたこと
一生忘れません!







*end*

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