借り人競争で生まれた恋

CAST榎本 月海榎本 月海

作者:如月

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.09.19

“恋”





それは相手を想ってるだけで
頭の中がいっぱいになって、
幸せな気持ちになること。





_____だけど、期待した分だけ





悲しいことだってある______









*。・----。・----・。*





ジリリリリリリリリリ





アラームと共に
目が覚める。





「ふぁーあ、眠っ」





私は起きてすぐに
洗面所へ向かい、
洗顔と歯磨きを
ちゃちゃっと終わらせる。





そしたらまた
自分の部屋に戻って





制服に着替えて、
中央あたりに
髪の毛を1つに結ぶ。





校則があるから、
顧問にバレない程度で
メイクして、





「今日も1日頑張ろう」





そう鏡に映ってる
自分に言う。





私には、
好きな人がいる。





幼馴染の西ユアンて子。





ユアンは、たぶん、
うん、そう。





きっと他の子が
好きなんだと思う。





なんでって?





12年も
一緒にいるからわかる。





ユアン、他の子とか、
私とかと話してる時は
フツーな顔してんのに





違うクラスの
ミアンちゃんと
話してる時は顔が違う。





ちーと
心がモヤモヤする。





嫉妬ってわけじゃない、
この感情。





アンジ「今年の体育祭、
あともうちょっとじゃん!!」





ルミ「ねね!
今年の体育祭、
たぶん来年は受験で
忙しくなると思うから、
思いっきり青春して、
思いっきり
思い出作りたいよね!」





アンジ「ねぇー。
受験って考えただけで
頭痛くなるけど」





ルミ「笑笑」











*。・----。・----・。*





こんにちは!!
私、ルミ!
中学2年!



で、今話してたのはアンジ!!
仲が良いのぉ。





来月に、
体育祭があるの。





来月って言っても、
あとちょっとなんだけどね。





今年の種目は綱引きとか、
玉入れとか、色々あるけど、





私たちが
楽しみにしてるのは
最終種目の借り人競争。





この借り人競争には、
うちの学校ならではの
ジンクスがあってね。





うちの学校は最初
夫婦でこの学校を
やってたんだって。





で、その夫婦は
体育祭の借り人競争の
お題で結ばれて、





でもその学校、
壊して別の建物に
なっちゃったらしくて、、、





でもその素敵な思いを
みんなにも
感じてほしい。





その思いで、
この学校ができ、
ジンクスができた。





この借り人競争のお題で
結ばれて
結婚したって言う人もいれば、





今では大家族になった
って言う人が、
卒業生に
たぁーーくさんいるんだって。





私もそんなふうに
なりたいなぁ、





この学校の
女子生徒全員が、
その願望を持っている。





私もその中の1人。













・*。・ 体育祭当日 ・。*・





綱引きとか
玉入れとか、





それぞれ
各種目は終わり、





とうとうやってきた
借り人競争。





みんな楽しみで
そわそわしてる。





もちろん私も。





私は第六走者で、
ユアンは第二走者。





ぱぁんっ





ピストルの音が
鳴り響いて、





第一走者の人が、
走って、
お題をとった。





みんな必死だなぁ。





中には
おじいちゃん先生連れて
走ってる人いるし。 笑





そんなこんなで、
ユアンの番が来た。





ちょっと
心がモヤモヤする。





もしユアンが取ったお題に
“好きな人”って
書いてあったら、
きっとミアンちゃんを
探すんだろーなーって。





ぱぁんっ





ピストルがなって、
ユアンが
猛スピードで走る。





ユアンはお題を取ると、
あたりをキョロキョロ
見渡した。





たぶん、
ミアンちゃんを
探してると思う。





ミアンちゃん
ここだよ!!





真隣にいる!!!!!!





そう心の中で
1人で叫んでた。





そしたら、
ユアンがこっちへ
向かってくる。





あーもーだめだ。





ミアンちゃんが
連れてかれる感じだから、





もう前が真っ暗で
何も見えない。





そう1人で思ってたら、





誰かに手を掴まれた。





え? なに、?





そう思って前を見ると
ユアンが私を連れて、
ゴールまで走っていった。





え。





なんで?





ミアンちゃんじゃないの?





え、てか、
そもそもお題なんなの?





ゴールに着くまで
考えることが
いっぱいあった。





ユアン足速いから
私つれて
づかづか走って、
余裕の1位。





ちょっと
走っただけなのに、





走ってる最中
考えすぎて、
もう息切れ。





で、まって。
お題は??





それで
頭がいっぱいだった。





とうとうお題発表。





あー、なんか
聞きたくないな。





司会者が
ユアンのお題を聞く。





するとユアンは。





「大切な人」





そう書いてあるのを
読んだ。





たいせつ??





私が?





不思議なことで
頭がいっぱいだった。





そして司会が、
私が今1番
聞きたかった、ことを
ユアンに聞いた。





「大切。
どうして榎本さん?」





そう尋ねた。





するとユアンは





「ルミが、
大切なんです」





え?





ユアンは
話を続けた。





「ルミは、
好きよりもっと上で、
昔っからおっちょこちょいで、
俺が守ってやんないとって。
だから、、、、
大切な人」





――――好きよりもっと上??





その言葉が
何回も頭をよぎる。





するとユアンが





「ルミ。
ガキの頃からずっと、
ルミが好きだった。
付き合ってほしい」





その言葉に
びっくりした。





私は思わず





「ユアンはミアンちゃんが
好きなんじゃないの?」





そう尋ねた。





するとユアンは





「え?
ミアン? ミアンは
ただのいとこだけど。?」





「え?
でもミアンちゃんと
話してる時はユアン
すんごく楽しそうだし」





「それはミアンに
俺が知らないルミの
タイプとか、
聞いてる時だもん」





本当なの? って、目で
ミアンちゃんを見る。





するとミアンちゃんは





そうだよって
言ってるみたいに
うなずいた。





え?
じゃあ、、、、、





「だから、俺と
付き合ってほしい」





私はもちろん





「お願いします」





その途端、
会場がざわめいた。





嬉しかった。













___ 8年後 ___





私は白いドレスとベールに
身を包み、
メイクさんに
メイクと、
ヘアアレをしてもう。





今からなにするって??





それは、、、





そう。





ユアンと私の結婚式。





身支度中の私の部屋に
ユアンが入ってきた。





「はいこれ」





「なに? これ?」





「ちょっと開けてみて」





と言われて
渡されたのは





薄いピンクの
小さい箱。





金のリボンで
包まれてる。





開けると、、、、





中にはネックレスが
入っていた。





わぁ。





「なにこれ?
めっちゃ可愛い」





「それ、ルミに
似合いそうだなって」





「でも、、、なんで???」





私は尋ねた。





するとユアンは





「それ、俺がルミと
付き合うことになってから、
買ったので、
いつか結婚したら
式前にルミに
渡したいなって」





「そうなの?」





「うん」





私はニコッって
笑った後に、





まんめんの笑みで
ユアンに





「ありがとう。嬉しい」





そう伝えた。





私は、そのネックレスを
さっそくつけてもらう。





ドレスに
すごい似合うし、、、





なにより可愛い。





私は嬉しい気持ち
いっぱいで式に出た。







____end____







ちなみに、体育祭後
ミアンちゃんに
聞いたら、





「苗字違うだけで、
正真正銘のいとこだよ」って。





にしては、
名前似すぎてない??

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