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タイムリミット

CAST山本 初華山本 初華

作者:恋する乙女は私です。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.07.17

いちか「私、リュウト君が
ずっと前から好きでした。
付き合ってください」





リュウト「ごめん。
俺、お前のこと好きじゃねぇんだ」





はー。
告白してはフラれるの繰り返し。
もう最悪。





毎年1回、リュウト君に
告白してはふられた。





何度繰り返しても
同じような気がする。













・*・―――・*・―――・*・





私の名前は、山本いちか。
好きな人がいるの。





でも、コクってフラれての
繰り返しです。





ゆうり「いちか、元気だしな。
何度もチャンスは、あるんだよ。
卒業まであと1週間
タイムリミットまであと1週間」





いちか「でももう、10回も告白したんだよ。
それでどれもふられたんだよ。
チャンスなんて、もうないんだよ」





ゆうり「そうやってあきらめるの?
リュウト君のこと」





1年の頃から大好きで、
いつも目で追ってた。





ゆうり「だから、タイムリミットまで
あと1週間。
それまでに相手から告白させるの」





いちか「それは無理だよ。
リュウト君、彼女いるんだよ」





ゆうり「アタックするの」





いちか「彼女に責められる。
しかも、リュウト君はイケメンだよ。
私、全然自信ないんだから」





ゆうり「私がカワイイって
思われる人にしてあげる」





いちか「いいよ」





リュウト「おはよう、いちか」





いちか「お、おはよう」





リュウト「今日の放課後、屋上来てくれない」





いちか「は、はい。それでは、また」





ゆうり「い、いちか待って」













*。・ 教室で ・。*





ゆうり「いちか、なんで逃げちゃうのよ。
おバカね」





いちか「だ、だって、昨日告白してふられて
普通に会話できるわけないでしょ」





ゆうり「そんなことない」













*。・ 屋上で ・。*





リュウト「よ、いちか」





いちか「リュウト君なに?」





リュウト「俺さ、彼女が今度誕生日なのよ」





いちか「はい、それで」





リュウト「誕生日プレゼント
どうすればいいかなと思って
相談したいんだ」





なんで、なんで私なの。
もっと仲いい人いるはずなのに。





いちか「いや・・・」





リュウト「なに言ってんだ。
聞こえねえよ」





いちか「いや。いやだよ。
なんで私がリュウト君の相談
聞かなくちゃいけないのよ。
ふられた後で、私が辛くないとでも
思ってるの?
なんでそんなに簡単に私に相談できるの。
もっと仲いい人に相談すればいいじゃん。
もう、リュウト君大っきらい。
私に話しかけてこないで」





リュウト「待って・・・」





ガチャ。













*。・ 次の日の朝 ・。*





ゆうり「おはよう」





いちか「おはよう」





ゆうり「いちか、暗いね。元気ある?」





いちか「あるよ」





ゆうり「昨日リュウト君となんかあった」





いちか「あるわけないじゃん」





ゆうり「いちか、やっぱ元気ない」





いちか「そうかな?」





ゆうり「今日さ、原宿と新大久保に
化粧品とか買いに行こう」





いちか「いいね。行きたい」













*。・ 放課後 ・。*





ゆうり「いろいろ回ろう。
あ、あのお店よくない」





いちか「カワイイ。ちょっと寄ってこ」





ゆうり「えー。私、このリップ欲しい」





いちか「この美白クリームも
カワイイし、よくない?」













*。・ 卒業式前日 教室で ・。*





リュウト「いちか、ちょっと来てくれ」





いちか「・・・」





ゆうり「いちか、呼ばれてるよ」





いちか「・・・」





リュウト「はあ。じゃあいいや」





ゆうり「行っちゃうよ」





いちか「・・・」





ゆうり「聞いてるの?」





いちか「聞いてるけど。
もう卒業式明日だよ」





ゆうり「知ってるけど。
リュウト君の今の
断ってよかったの?」





いちか「なんのこと?
私もう帰る」





ゆうり「あ、ちょっと」













*。・ 卒業式当日 ・。*





いちか「ゆうり、その髪型とお化粧
チョーカワイイ」





ゆうり「でしょ。お母さんがチョー
がんばってくれたんだよ。
いちかの髪型とお化粧の方が
チョーすごーいカワイイ」





いちか「嘘、ありがとう」





リュウト「いちか、卒業式終わったら
屋上きてくれ。
いやだったら別にいいけど、
それじゃあ」





いちか「・・・」





ゆうり「いちか、行きな。
今日しか会えないんだから」













*。・ 屋上で ・。*





いちか「なに? リュウト君」





リュウト「きてくれた。
テレパシーに気づいたか」





いちか「なにそれ? そんなのわかんない。
心で気づいたから、来たかも知んないよ。
早く用件すまして」





リュウト「いまさらじゃ、
いやかもしれないけど
俺と、付き合ってください。
俺、お前が毎年告白してくれてるの
気づいて、気にはかけてたんだけど
彼女いるから声かけるの無理だった。
でも、今週お前が本当に怒って
話聞いてくれなくて
寂しかったし、悲しかった。
それで、お前が好きって気づいたんだ。
彼女とは、別れたよ。あいつのことは、
好きじゃなかったのかもしれないし」





いちか「私も、リュウト君のこと大好き。
付き合うのは、いいよ。
私、怒っちゃったから
嫌われたのかと思ってた」





ギュ





リュウト「泣くな、
俺がそんなにお前のこと
好きってわかって嬉しいのか」





そう言ってハグしてくれた。





いちか「嬉しいに決まってるじゃん」





タイムリミットには、
間に合いました(笑)







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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