不器用な君のミステリー

CAST宮本和奏

作者：ピンクノフセン

2022.03.21

こんにちは！
ミステリー小説オタクの
ワカナです！
私、ミステリー解くの
大好き！

でも、その性格で
全然彼氏できません（笑）

あぁ、誰か私に
告白してよ～。

レン「ワカナ、好き」

ワカナ「ええええええ?!」

レン「なーんてね。
こういうこと言って
欲しいんだろ？」

ワカナ「ムッ」

コイツは
幼馴染のレン。

性格が最高に
ひねくれている。

カイラ「先輩達、
また痴話喧嘩？」

ワカナ・レン「違う!!」

この子はカイラ。
天然で空気が読めない。

けど、顔が可愛すぎる。

レン「で、どうしたの？」

カイラ「お兄ちゃんに
この弁当箱
渡しといてください」

ワカナ「オッケー。
ルワだよね」

いいな～。
お兄ちゃんがいて。

私にとって
お兄ちゃんは
レンだったからな。

・＊。・　ある日の午後　・。＊・

ルワ「ワカナさん、
あの・・・僕
ワカナさん好きです」

ワカナ「へ・・・」

これは・・・
これは・・・!!

ワカナ「私でいいなら!!」

ルワ「ふふっ、
ドッキリですよ」

ワカナ「え・・・」

そんなことある?!

レン「ワカナ、探したぞ。
ん？　どした？」

ルワはそそくさと
帰って行った。

レン「とりあえず、
この謎解いてよ」

紙には横書きで、
『おかき
　れな
　はが
　わす』
とかいてあった。

ワカナ「・・・なんで？
なんで人が
悲しんでいる時に
ふざけてさ!!
こんな謎・・・」

レン「この気持ち、
俺の本気。
ワカナ、お前が好きだ」

ワカナ「縦で
読むんでしょ。
そうすると
“おれはわかながすき“
になる」

カイラ「大当たり～!!」

ワカナ「カイラ、
なんでここに?!」

「レン先輩が
お兄ちゃんに
本気で
恋愛相談してきて・・・」

ルワ「ごめん。
さっきの演技」

ワカナ「そうだったんだ！
本気?!
本気なんだね!?
私、レンが好きだよ！
私がレンのこと
１番知ってるんだから！」

レン「家族が
１番知ってるわ!!」

ワカナ「生意気だな～！」

ヘッタクソな
ミステリーが
恋を生んだ。

それから私達は
カップルになって
仲良くやってます///

＊ｅｎｄ＊