警察は恋しちゃダメですか?
作者:おだんご
私は、田中南。
警察学校に
かよっています。
私は5さいのころ、
道にまよって、
泣いていました。
そしたら、警察の人が
助けてくれて、
その人に
あこがれていました。
だから、私の夢は
警家官に
なることです。
でも・・・
警察官への道は
そんなに簡単では
ありません。
あ! こんな話を
しているひまなんて
ありませんでした。
今は訓練中です。
すると、アキが
先生の足を
ふんでしまいました。
先生「おい近藤!
何ぼーっとしてんだよ。
連帯責任で腹筋100回!
はい、いーち!」
レン「マジで、お前、
ぼーっとすんなよ」
アキ「ご、こめん・・・」
この子は近藤藍月。
ドジで、私の同期です。
今日は、
ぼーっとしてしまい、
先生の足をふんで
しまったようです。
カイラ「あ~、今日も
アキのせいで、腹筋?」
レン「意味わかんない!
アキって、警察なんか
向いてないよ!」
2人は、小声で
話していた。
いつも2人は
アキの悪口を小声で
話している。
小声でも、
2人の声は
聞こえてくる。
アキの耳にも。
そして、腹筋を
やりおえた。
私はアキに
声をかけた。
ミナミ「アキ、
部屋、もどろ!」
アキ「う、うん・・・」
私はできるだけ明るく、
アキと話すように
意識した。
・*。・ 夕食後 ・。*・
ミナミ「アキ、どうレたの?
そんな暗い顔して・・・」
アキ「ミナミ・・・。
実はさ・・・
私・・・
警察学校、
やめよっかなって
思ってて・・・」
ミナミ「え~!
なんで?!」
アキ「私がいると
みんなにめいわく
かけちゃうし・・・」
ミナミ「もしかして、
さっきのこと、
気にしてるの?」
アキ「うん・・・
だって、
あの2人だって、
私なんて・・・」
ミナミ「アキ、ダメだよ!
アキがやめたら、
私もやめるから」
アキ「なんで?
ミナミはつづけなよ」
ミナミ「私、アキと一緒に
警察になりたくて、
ここまで
がんばってきたの!
アキがいなくなったら、
意味ないもん!」
アキ「ミナミ・・・
そっか・・・
ちょっと
考えなおしてみる」
ミ十ミ「アキ! うん!」
アキは、警察官の夢を
あきらめないことに
したようだ。
よかった。
でも、アキのドジは
また続き、
2人の悪口も
まだ続いた。
ある日、アキは、
転んでしまい、
訓練はだいなしに
なってしまった。
カイラ「あぁ。
もう、また、アキ?」
レン「マジで?
ふざけんなよ!
あ~うぜえー。
アキ、警察なんか、
やめちゃえよ!」
私はがまん
できなくなって
しまった。
ミナミ「ちょっと、
あんたた・・・」
ミナミの声を
打ち消すように、
もう1つの声が
きこえてきた。
ハアト「お前らさ、
いいかげんにしろよ」
レン&カイラ「は?」
ハアト「アキは、
一生懸命やってるよ!
お前らとはちがって、
警察をやめた方が
いいのは、お前らだろ!」
アキ「え?
ハアトくん・・・」
カイラ「なんで、?」
ハアト「悪口なんて
言っているやつは、
警察に向いてねーから」
レン「そ、そんなわけ
ねーだろ!」
カイラ「レン、行こ」
そして、2人は
いなくなった。
アキ「ハアトくん、
ありがとう」
ハアト「いや、別に」
ミナミ「素直に
喜べばいのに!」
ハアトは
私たちの同期。
ハアトは、
1人でいることか多く
無口だ。
なので、
今回のことは
びっくリした。
・*。・ 次の日 ・。*・
アキ「ミナミ、
ちょっといい?」
ミナミ「ん? なに?」
アキ「実はさ、私
ハアトくんのこと
好きになっちゃった」
ミナミ「え~! でも・・・
ここは、
恋愛禁止だよ」
アキ「うん。
分かってる。
でも・・・
告白したい!」
ミナミ「そっか・・・
じゃあ、行ってきな」
アキ「うん・・・
ありがとう」
私、笑って!
笑え!
なんで、
笑えないの?
私は気づいた。
私もハアトのことが
好きみたいだ。
私、だっさ。
アキに本当のこと
言えなかった・・・
どうなるのかな?
・*。・ 次の日 ・。*・
ミナミ「アキー!
おはよー」
アキ「おはよ、あのね・・・
昨日、ダメだったんだ」
ミナミ「え!
ハアトのこと?」
アキ「うん」
あれ?
私、喜んでる?
最低だ。
人として、
最悪な人だ。
でも・・・
ミナミ「そっか!
残念だったね」
アキ「ミナミ。
ハアトくんは、
ミナミのことが
好きなんだって」
ミナミ「へ? え~?!
そうなの?」
アキ「うん。
そうみたい。
私を助けてくれたのも、
ミナミのためだったんだ」
ミナミ「それは、
ちがうよ!
アキのためだよ!」
アキ「ミナミは
ハアトくんのこと
好きなの?」
ミナミ「え、それは・・・」
アキ「そうか、
好きだったんだ。
分かった。
応援するね!
今までの恩返し!」
ミナミ「アキ・・・
ありがとう」
アキ「うん!」
このころは、
忘れていた。
「恋愛禁止」
ということを。
・*。・ 1週間後 ・。*・
ハアト「ミナミ、
ちょっと良いか」
ミナミ「うん。なに?」
私は、誰もいない
ろう下に
つれていかれた。
ハアト「ミナミ。
オレ、お前のことが
好きだ。
付き合ってほしい」
ミナミ「私も
ハアトのことが好き、
大好き!」
そして、2人は
付き合うことになった、
はずだった。
先生「オイ、お前ら、
何してる!」
ハアト「先生!
いや、別に何も」
先生「お前、今、
田中に告白したよな」
ハアト「いや、その・・・」
先生「恋愛は禁止だと
言ってるだろ!」
ミナミ「あ、そうだった!」
ハアト「すみません」
先生「まぁ今回は
許してやるが、
次はもうないからな」
ミナミ&ハアト「はい。
すみませんでした」
あぁ、あとちょっと
だったのに・・・
・*。・ その日の夜 ・。*・
アキ「え!
先生にバレたの?」
ミナミ「うん。
はぁー・・・」
アキ「そっか、
ねぇ、3人で計画して、
きまりを
変えちゃおうよ!」
ミナミ「え! マジで!
ムリでしょ!」
アキ「やってみないと
分かんないよー」
ミナミ「そうだねっ。
私、ハアトに
きいてみる!」
そして、次の日から
計画をたてるように
なった。
アキ「どうしよっか」
ハアト「ストレートに
言うのが
良いでしょ!」
ミナミ「そうだね。
でも、きまりを
変えたいのは
3人だけかも
しんないし」
アキ&ハアト「たしかに」
すると、後ろから
声がした。
「そんなことないよ」
その声は、カイラと
レンからだった。
ミナミ「え? どうしたの?
っていうか、
どういうこと?」
カイラ「アキ、
この間はごめんね。
でね、実は3人の話を
けっこう前から知ってて、
レンと2人で、
この学校全員に
『恋愛禁止のきまりを
変えたいですか』
って聞いたの」
ハアト「えっ! 全員!?」
レン「そう。
で、ほぼ全員が
変えたいと
言っていたんだ」
ミナミ「そうだったんだ。
よし、みんな、
先生に言いにいこ!」
アキ&カイラ&
ハアト&レン「うん」
そして、私たちは
話をしに行った。
先生「話は分かった。
でも、恋愛をすると、
訓練に集中
できなくなって
しまうんだ」
アキ「それは・・・」
先生「残念だったな」
ミナミ「何が残念なんですか。
私は、私たちは、
まだ、未熟です。
でも、そこらへんを
歩いてる人と同じ
『学生』なんです。
私たちだって、
『恋』をしたいんです。
警察官だって、
『恋』をすることで
成長をすることができます!
お願いします」
先生「・・・
そうか・・・
そうだよな。
ちょっと、
考えてみる」
5人「ありがとう
ございます」
そして、後日、
きまりが変わった。
・*。・ 5年後 ・。*・
私たちは、正式に
警察官となった。
私とハアトは
付き合っている。
5人でカを合わせて
働いています。
そして、
あなたの町を
守ります。
*end*
田中 南

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