もう一度、生き返ることができるなら

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:かりっちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.01.04

私カイラ。
あと1年ちょいで
JK生活だから楽しみ





・・・だったんだけどなぁ。
小児がんにかかって
しまったのだ。





しかも、来年には、
・・・2022年の
12月には
私はこの世から
いなくなっている。





末期がんだから。





私には1人、
彼氏がいる。





でも、もう時間はない。





告りたかったし
告られたかったのに・・・
――――





蓮「なぁ、カイラ。
もう12月終わって
冬休みだ。楽しみ?」





「あ――ごめん。
楽しくなんかねぇよな」





カイラ「大丈夫」





蓮「一緒に帰ろ」





初めて言われた。
今日、最後なのだ、
学校に行くのが。





でも、彼氏に一緒に帰ろと
言われたのは初めてだ。
少し恥ずかしくなる。





カイラ「いいよ」





「今日時間あるから」





トコトコ歩いてく。





ユズは恋人繋ぎするんだよって
言いそうだけど、
そんなことしたら
私真っ赤になる。





リミ「あ、蓮くん!
一緒に帰らない?」





ぐっ





リミは蓮の親友で、
蓮のことが好きだ。





蓮もアメリカに
留学するからきたんだ。





まさかこんなところまで
来るなんて。





まさか、
―――せっかくチャンスだと
思ったのに。





話せる・・・
話せる・・・





コウショウ「なぁ、リミ。
委員会の仕事あるぞ。
蓮と帰ってる場合じゃねぇよ。
俺らに全部
なすりつける気かよwww」





リミ「あ・・・ごめん」





蓮「あ、そうだ。
ニコラ公園いかない?
時間ある―――よね?」





カイラ「うん」





ニコラ公園というのは
近くのちょっと小さい公園。





蓮「病状はどうなの?」





カイラ「あの・・・
夜中に手がブルブルしたり
するだけ」





蓮「そっか。
俺がカイラだったら
良かったな・・・
カイラの分まで
背負えたのに・・・」





カイラ「やめてよ・・・
現実は現実じゃない。
なんでそんなこと言うの・・・
私、蓮に死んでほしくないから」





勢いで言った。





言った途端に
恥ずかしくなった。





蓮「俺・・・
カイラのこと好き。
俺と付き合ってくれない?」





カイラ「え・・・
私も蓮のこと好き。
だけど・・・
もう会えないよ?」





蓮「生き返ればいいじゃん。
会えるじゃん?」





カイラ「本当に会えるの?」





蓮「俺から迎えに行くから」





カイラ「じゃ、約束」





ゆびきりげんまんをした。





蓮「じゃ、頑張って。
応援してるから」





カイラ「うん」





私はその道中で倒れた。





聞こえたのは、
「ら」
が最後だった。





あの温かい声を、
死んでも忘れない。





カイラはそこで
くも膜下出血を起こして
逝ってしまった。





蓮はそれを聞き、
悔やんだ。





あのゆびきりげんまんの
暖かさを胸に。











*end*

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