空箱のバレンタイン

CAST阿部ここは

作者：みなな

2021.12.15

私は阿部ココハ。
好きな人がいるんだ！

それは、
同じクラスの
丸田レオン君。

そして、明日は
バレンタインデー！

チョコをあげようと
思っていて、
今日は親友のルキに
作り方を教えてもらって、
チョコブラウニーを作るんだ！

ピーンポーン

ココハ「あっルキだっ!!」

ピッ

ココハ「はーい！
阿部でーす！」

ルキ「やっほー！
きたよー！」

ガチャ

ココハ「いらっしゃい！」

ルキ「おじゃましまーす！」

台所に行く。

準備をしておいたので
すぐ作り始められる！

ルキ「おー！
準備万端！」

ココハ「でしょー笑」

ルキ「じゃあこれを
何グラム、、、」

･゜ﾟ･:・｡・・・｡・:･　　　１時間後･:・｡・・｡・:･゜ﾟ･

ココハ「できたぁ！」

ルキ「ココハ
上手くなったね～
お菓子作るの」

ココハ「色んなお菓子作って
練習したんだ～！」

ルキ「じゃあ
ラッピングしようか！」

ココハ「うん！」

ルキ「じゃあ
お手紙入れる？」

ココハ「それははずい！」

ルキ「じゃあ
メッセージカードだけに
しようか！」

ココハ「お～それいいねえ！」

ルキ「じゃあはい！
書いて！」

ココハ「どうしよう、
ハッピーバレンタインデー
でいいかな？」

ルキ「いいとおもーう！」

そしてラッピングが
完成した。

重要な物を
忘れてることに
気がつかずに、、、

☆:・｡・　翌日　・｡・:☆

ココハ「ルキおはよう！」

ルキ「おはよ～！
チョコ持ってきた？」

ココハ「うん///」

ルキ「じゃあ放課後
今日は一緒に帰らないね！
ちゃんと
自分で渡してね～？」

ココハ「がんばるうう！」

そして、ついに
放課後になった。

ココハ「レオン君！」

レオン「どうした？」

ココハ「あの、、、
一緒に帰ってくれない？」

レオン「いいよ！」

ココハ「ありがとう！」

てくてくてく

レオン君と
しばらく歩いた。

ひとけが
なくなってきたところで
レオン君に声をかける。

ココハ「あのっ
レオン君っ！」

レオン「ん？」

ココハ「あのっこれ！
頑張って作ったので、
もし良かったら
食べてください！」

私は頭を下げた。

・・・

レオン「嬉しい!!
めっちゃ嬉しい！
ありがとう！」

ココハ「ほんと!?
良かった」

レオン「今開けてもいい？」

ココハ「いいよー！」

パカっ

箱の中には、自信作の
チョコブラウニーが
入ってる。

はずが、、、、

箱の中は
からっぽだった。

メッセージカードだけが
入ってる。

レオン「え、、、？」

ココハ「え!?　うそ!?
ごめん！　なんで!?」

レオン「どうゆうこと??」

ココハ「入れたはずなんだけど、、、、
なんでだろ、、」

レオン「入れ忘れたってこと？笑」

ココハ「はい、、、」

レオン「爆笑
阿部らしいな～」

ココハ「ごめん！」

レオン「あのさ。
チョコくれて
めっちゃ嬉しかった。
だけどチョコが
入ってないっていう笑
でも、そういう
おっちょこちょいの
ところとか大好き」

ココハ「え？」

レオン「ココハの全部が
好きです！
付き合ってください！」

ココハ「うそ!?
もちろん！」

レオン「実は俺
今日告ろうって決めてて。
でもココハから
誘ってくれたから」

ココハ「笑っていうか
いつのまにか
ココハって呼んでるー笑」

レオン「え、だめ??笑」

ココハ「いいよ！
レオン/////笑」

レオン「じゃあ、
チョコを貰わないとな～」

ココハ「あっそうじゃん！
じゃあ今からうち来れる？」

レオン「まじ？　行きたい！」

そして、その後
無事チョコブラウニーをあげて、
食べてもらえて
なんとおいしいとも
言ってもらえて
最高のバレンタインデーでした/////

～ｅｎｄ～