交わってるのか、直線なのか
作者:あめあめ
私は佐藤菜月海!
中学2年生。
光翔「おはよう!」
こいつは戸部光翔
いつメン!
ここは「おっはよ~!」
この子は阿部ここは!
私の親友!!
この子も私たちの
いつメンだよ!
龍和「おっす!」
龍和もいつメン!
合計4人!
この4人いつメンは
『美男美女』と学校で有名。
しかも告白された回数が
光翔23回・龍和26回・
ここは27回・
菜月海26回と有名。
人気な理由は他にも、
「優しい」
「話しかけやすい」
「一緒にいて楽しい」
とニコラ学園では
超人気・・・らしい。
でもそれぞれ
恋をしている。
・*。・ 3ヶ月前 ・。*・
光翔「あっねぇねぇ
龍和の好きな人、
教えてあげよっか?」
ここは「おぉー
気になる気になる!!」
菜月海「うんうん!」
光翔「あぁーでもね、
どっちかにしか
教えられないんだよな~」
ここは「えーそうなの!?
あっでも私かな、
この前、龍和の好きな人は、
『お前には教えなーい』
って言われたからなぁ」
光翔「違う違う、
菜月海には
教えられないってー」
菜月海「えーそんな!」
光翔「まっ菜月海も
多分わかるかな~」
光翔「あのね、
あいつなんだよ」
ここは「えーーーまじ!?!?
すごっ!」
菜月海「ねぇ私にも教えてよ!!」
光翔「絶対後悔するぞ」
ここは「うんうん!」
菜月海(私の知らない人とか
なのかな・・・?
まぁ別に・・・)
「いいもん!」
光翔「お前なんだよ」
菜月海「は!?!?!?」
ここは「照れてるなー!」
菜月海「まじか・・・」
それが3ヶ月前のこと。
今は、この前のことが
あったから少し
気になっていて・・・
―――――気づいたら龍和が
私のことを好きなことを
クラスの大体の人が知っていた。―――
でも私はそんなこと
ありえないよと思っていた。
私、好きなんだもん。
もう好きなんだって
確信した。
だからこそ、
嘘だと思った。
信じられなかった。
心の奥では、嬉しかったの
かもしれないけど
そんなことないと思った。
龍和のことが
頭から離れなくて、
もうわからない。
心の中では龍和のことで
心の中の1本の線が
くるくる、ジグザグに
なっていた。
先生「えーっと今から
席替えするよー」
クラスのみんな「えー!」
「やったー!」
ここは「誰と隣になるかな!?」
菜月海「ねー!」
席替えはクジで決まる。
隣誰かな~?
菜月海「えっ光翔!?」
光翔「隣、お前かよー」
菜月海「あっここはー!」
ここは「やったー!
席、ななめだね!」
菜月海「やったー」
龍和「俺の前ここはかよ」
ここは「はー! マジ!?」
龍和「で、ここはの
ななめ前が菜月海かよ」
菜月海「すいませんねーw」
・。・。・。・。・。・。・。・。
この席替えをしてから
3週間がたち―――
菜月海「光翔ってさ
好きな人いるー?」
光翔「えっなんで急に?」
菜月海「いやー
このクラスってさ、
誰が誰を好きとか
有名じゃん?
それで光翔のは
聞いたことないからさ」
光翔「俺ってさ
1年生の時に
引っ越してきたじゃん?
その引っ越す前にね
俺の好きな人から
告白されたんだ」
菜月海「ほーーお」
光翔「で、俺はその3ヶ月後に
引っ越しちゃったんだよな~」
菜月海「なにそれ!?」
光翔「あっでもギリギリに
LINE交換したよ」
菜月海「おぉー」
菜月海「でも
両思いってこと?」
光翔「うん」
光翔「それでさ、
今度その子・・・
関谷瑠紀って言うんだけど、
ルキが俺の家の近くに
引っ越しして来るんだよね」
菜月海「なにそれー!
運命じゃん!!」
光翔「今度告白しようと
思っているんだよね」
菜月海「いいじゃん!」
菜月海「あっじゃあさあ
そこの公園の乗り物
あるじゃん?
そこで運転しているときに
告白するとか!?」
光翔「まぁ・・・」
菜月海「きゃーーーーー!」
ここは・龍和「なになに?
なんの話?」
菜月海「光翔の恋バナ!」
光翔「じゃあさ、いつメン
4人の秘密だよ」
菜月海「うん」
龍和「おっす!」
・*。・ 次の日 ・。*・
菜月海「おっはよ~」
光翔「おう!」
ここは「あっ菜月海
おっはよ!」
龍和「おはよー!」
菜月海「ねぇねぇ
それってさ、
いつ告白するの?」
光翔「今週の日曜日」
菜月海「おぉー!」
菜月海「いいなー。
なんか尾行したくなるね(笑)」
光翔「おまえ
絶対やめろよー!」
菜月海「はーい」
ここは「なんかすごいね」
菜月海「うん!」
菜月海「朝から
キュンキュン
しまくりだよー」
ここは「ねぇ! やば~~」
・*。・ 昼休み ・。*・
菜月海「あれっ!? 光翔
外に遊びに行かないの?」
光翔「うん。
なんかねー」
ここは「あっわかった~。
緊張してるんでしょww」
光翔「うん」
光翔「ねぇやっぱさ
お前ら
尾行してくんねぇ?」
菜月海「えっマジ!?」
龍和「じゃあ日曜日に
ここはと菜月海と俺で
学校の正門集合な!」
ここは・菜月海「おけ!」
菜月海「いいねー
ザ・アオハルって感じ!」
先生「これ、手紙な~」
菜月海「光翔これ!」
光翔「イルミネーションか」
菜月海「ここって
江ノ島の近くのところ
じゃない?」
ここは「いーじゃん!」
龍和「それに
バレンタインの日だよ!」
光翔「おっ本当だ!」
菜月海「めっちゃいいじゃん」
龍和「その日は
公園の日の後でしょ?
じゃあ付き合ったら
もらえるんじゃねー?」
光翔「えっ」
・*。・ 1時間目 ・。*・
光翔「あっ」
菜月海「ねーもうこれで何回目!?
シャーペン落とすの!」
光翔「ごめんごめん」
菜月海「はぁ」
(しょうがない拾うか)
ゴツン!!
私がシャーペンを
拾うとした時、
光翔も拾おうとして
頭がぶつかった。
菜月海「痛!」
光翔「痛~」
ここは「なんかすごいね、
少女漫画みたいw」
菜月海(あれっ
なんか胸が・・・)
龍和「・・・・・・」
・*。・ 休憩時間 ・。*・
ここは「光翔がこんな計画が
あるなんて、その女の子
嬉しいだろうね~。
私も彼氏がサプライズで
イルミネーションに
連れてってくれて
嬉しかったー。
今年も行くんだ~」
(そっかここは、
彼氏いたんだった~)
菜月海「ねー。
うらやましいー!」
龍和「なに? 菜月海、
彼氏欲しいの?
お前みたいなやつに
できるかなー?」
菜月海「はぁー?
そんなこと言わないでよ。
逆に龍和の方こそ
彼女できないんじゃない?」
龍和「なんだとー!」
ここは「あはは~」
・*。・ 菜月海の家 ・。*・
菜月海「はぁ23:00か・・・
もう寝なきゃ」
私、なんか・・・
なんだろう
このモヤモヤ・・・
最近気になってきた
光・・・??
頭がごつんってなって、
今日ここはに
「少女漫画みたい」って
言われてから
やっぱ気になってる・・・?
私は、いやいや
でも・・・
龍和のことが好き・・・
はぁ2人を好きって
そんなのダメだよ!
でも光翔は友達として
好きなのか?
永遠に
この気持ちなの!?
あぁ~もう・・・!
――――でも私の頭の中では
いつメンの龍和と
光翔のことで
頭がいっぱいだった。―――――
でも私は――――――
この気持ちは、一瞬
私の気持ちを
交わらせただけだった。
私は決めた。
・。・。・。・。・。・。・。・。
―――――そして尾行・・・
光翔の告白の日が
やってきた――――――――
龍和「光翔!」
光翔「うん!」
ここは「頑張れ!」
菜月海「頑張って!
行ってこい!」
光翔「うん」
龍和・ここは・私の3人で
光翔の後をこっそり
ついていった。
光翔「ルキー!」
ルキ「あっ、光翔!」
菜月海(綺麗な子だな~)
光翔「行こうか」
ルキ「うん」
光翔「好きです。
俺と付き合ってください」
ルキ「・・・はい!
私もあの頃から
気持ちはぶれてないよ」
龍和「上手くいったな」
ここは「うん」
菜月海「計画成功~!」
ここは「あっあっ、
ちょっとトイレ
行って来るね~」
ここは「今だよ!」
(コソッ)
龍和(うん!)
龍和「ねぇ菜月海」
菜月海「うん?」
龍和「あの乗り物、乗ろう」
菜月海「えっ・・・
でもここはが」
龍和「ここはは、
知ってるから」
菜月海「えっ」
龍和「ううん。
なんでもない」
菜月海「じゃあ乗ろっか!」
龍和「うん」
菜月海「なんかこう言うの
久しぶりだね~」
龍和「・・・」
菜月海「どしたの?」
龍和「あのさ・・・」
菜月海「うん」
龍和「俺ずっと
菜月海のこと
好きでした」
菜月海「えっ」
一瞬、時間が
止まったかと思った。
いや、
一瞬じゃない。
乗り物をこいでいたけど
足も止まってしまった。
乗り物に
乗っていることすら
忘れてしまったかのように・・・
菜月海「私・・・」
菜月海「私も好きです」
龍和「菜月海~!!」
ハグされた。
ううん、お互いに
ハグしに行ったんだ。
私は龍和が好きなんだ。
もう自分の気持ちには
嘘がない。
・。・。・。・。・。・。・。・。
2月14日
バレンタインの日
江ノ島イルミネーションの
日が来た。
光翔とルキちゃんは
もちろんデート。
ここはも内田蓮くんっていう
彼氏と行くって
言ってたからいると思う。
そしてなんとなんとの私!
龍和にずっと
行きたかったって
誘われて・・・
しかも今日は
バレンタインだから
手作りチョコトリュフを
頑張って作ってきた!
ドキドキするな~。
*。・----。・----・。*
光翔「ルキ」
ルキ「お待たせ~!」
光翔「行こうか」
ルキ「とっても綺麗だね~」
光翔「うん」
*。・----。・----・。*
ここは「蓮!」
蓮「おう!」
ここは「はい」
“内田蓮へ”
蓮「内田もつけるの!?」
ここは「笑」
ここは「大好きだよ!」
*。・----。・----・。*
菜月海「龍和~!」
龍和「菜月海ー!」
菜月海「遅れてごめんね」
龍和「ううん行こう!」
菜月海「うん」
菜月海「わぁぁ」
龍和「綺麗だな」
菜月海「うん!」
菜月海「はい! これ」
龍和「あっ」
菜月海「いつもありがとう。
私はずっとずっと
龍和のことが大好きだよ」
龍和「んっ!」
思いっきりのハグ・・・
菜月海「えっ」
龍和「俺も大好きだ」
イルミネーションが
ピカッと点滅する時、
2人に永遠に続く
直線の思いが
どこまでもどこまでも
続いていた。
3人のカップルが
どこまでも
幸せな気持ちだった。
――――もう私の気持ちは
交わってなんかない。
私は永遠に続くような
直線の思いだ。――――――――
~end~
佐藤 菜月海

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