推し vs 推し！

CAST佐藤菜月海

作者：あいむん

2021.10.23

ゆなな「もう！
私の推しの方が
可愛いってば！」

カホ「私の推しの方が
きゃわいいもん！」

ナツミ「はぁー朝からまた
こんな騒ぎか・・・」

私はナツミ！
中学２年生で、
カホとゆななと
いつメンだ。

朝になると
いつも２人は、
推しのことで
ケンカする。

ゆなな「だーかーらー！
シナモンが１番なの！
私の方がグッズ
絶対持ってる！」

カホ「わ、私だって
クロミちゃんのグッズ
たくさん持ってるよ～」

すると、、

バンッ!!

ゆななとカホ「!?」

ナツミ「もういいかげんやめて！
ケンカするのはいいけど、
いつもするのは迷惑なの！」

ナツミは、
走って逃げていった。

ナツミ「はぁー
もう嫌われるのかな、、」

ナツミ「痛っ！
はぁコケたし最悪だよー！」

え、まって
立てない、、、

え、どうしよう。

いや、
焦るな焦るな、

ヨシト「あの、
大丈夫ですか？」

ナツミ「あ、えっと、はい！」

立とうとすると

ナツミ「えっ!?
立てない！」

ヨシト「保健室に
つれて行きます！」

ナツミ「えっ！　おんぶ!?」

ヨシト「大丈夫ですよ。
歩けないでしょう」

ナツミ「ドキッ
え、優しすぎる！」

・＊。・　保健室　・。＊・

保健室の先生「軽いねんざかもね。
病院に行った方がいいですよ。
軽く手当てしましたから」

ナツミ「はぁ、
助けられたのはいいけど、
ねんざもしたし、
ケンカもしたし、、」

ヨシト「どうでしたか？
ねんざ!?
大丈夫ですか？」

ナツミ「うん！
手当てしてもらったし、
松葉杖だけど、、」

ヨシト「ナツミさんが
大丈夫なら、、
僕は教室に戻ります」

ナツミ「ちょっとまって!!
名前だけ教えて
もらえないかな？」

ヨシト「１年１組野口ヨシト！
よろしく！」

ナツミ「じゃあ、明日
会いに行ってもいいかな？」

ヨシト「全然ＯＫです！」

ナツミ「あっ、
敬語はずしていいよ！
ナツミって呼んでね！」

ヨシト「はい！
ナツミ先輩！」

・＊。・　次の日　・。＊・

ゆななとカホは、
珍しくケンカしてないな。

でも、やっぱり
嫌われたんだ。

いつもなら、おっはよ～と
元気に来るのに、、、

ヨシト君には
相談してみようかな。

ナツミ「ヨシトくん！
ちょっと来て」

ヨシト「はい！
どうしたの？」

ナツミ「実は、、、」

ヨシト「それはすごく
勇気のいることだったね。
でも、嫌われてないと思うよ。
でも、このままだと、
気まずいままだよね。
話しかけてみたらどうかな？」

ドキッ

ナツミ「やってみる！」

ヨシト「応援してるよ！」

ナツミ「あのさ、カホとゆなな。
言いたいことがあるんだけど、、
また仲良くしてくれるかな!!」

カホとゆなな「もちろん！
いつも推しのことで
ケンカしてごめんね」

カホ「ていうかさ、ナツミ
好きな人できたでしょ」

ナツミ「!?
えっ、そんなこと」

ゆなな「できたんだね」

ナツミ「もう、
バレたら仕方ないな」

カホ「で、誰が好きなの？」

こしょこしょ

ゆなな「えっ！
１年１組のイケメンで
有名なヨシトくん!?」

ナツミ「しっ！
バレちゃうでしょ！」

カホ「頑張って
告白しちゃいなよ!!」

ナツミ「無理だよ、、
話しかけてみるけど」

ヨシト「おはよう！
ナツミ先輩！」

ナツミ「お、おはよう！」

ヨシト「あの、明日、
新潮公園に来てくれるかな？」

ナツミ「えっ！　うん」

これはもしかして、、

・＊。・　次の日　・。＊・

ヨシト「転ぶ前から、
ずっと好きでした！
付き合ってください！」

ナツミ「ぜひ！
お願いします」

それからは、
カホとゆななと
お出かけしたり、
ヨシトともお出かけしたり、
毎日が楽しいです！

ナツミ「実はね、、
私も推しがいるの！」

カホとゆなな「えっ！　だれ？」

ナツミ「ヨシトくんだよ！」

カホとゆなな「おめでとう!!」

＊ｅｎｄ＊