推しの彼女は私です!

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:あめのしずく

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.10.25

私の名前は
高比良由菜(ユナ)。





私たちの間では
最近・・・





ミオコ「ねえ、
昨日のWM
(ワールドミュージック)見た?
ニコボめっちゃ
かっこよかった~!!」





ミアン「見た見た!
かっこよかったよね~!」





nicola boys
(二コラボーイズ)、
通称「ニコボ」が
流行っている。





でも私は
全然ハマらない。





なぜなら、私の推しは
幼馴染だから!





レオン「あ、ユナおはよ」





ユナ「おはようレオン!」





その幼馴染は、
この丸太怜音(レオン)。





見た目もタイプだし、
性格もそこそこ良くて
私の推し!





レオンが
推しになったのは、
こんなことが
あったからなんだ。













・* 。・*。





・1年前・





この頃の私にとっては
まだ、レオンは
ただの幼馴染だとしか
思ってなかった。





ユナ(あれ、
シャー芯がない!)





焦っていると、





先生「じゃあ、
この問題を高比良。
答えはなんだ?」





ユナ「え、え?」





どうしよう、
シャー芯
探してたせいで
全然話
聞いてなかった・・・





先生「分からないのか?」





ユナ「えっと、その・・・」





ユナ(恥ずかしい・・・)





レオン「ここ、
3番の公式で
合ってますか?」





先生「合っているが・・・
答えるのは高比良だぞ」





レオン「あ、忘れてました」





クラスメイト「あははっ!」





ユナ(助かった・・・?)





先生「次からは
気をつけろよー」





軽い注意で
すんじゃった・・・!





キーンコーンカーンコーン





ユナ「レオン、
さっきはありがとね」





レオン「シャー芯くらい
ちゃんと用意しとけよー、
次からは」





ユナ「ほんとにありがとね」





レオン「いいって」





ポン





頭に手を乗せられた。





ユナ(ドキッ)





このときからかな、
レオンが推しになったのは。













・* 。・*。





ユナ(あ、レオン発見!)





今ではレオンを
見つけるのが
得意になっちゃった!





レオン「あ、ユナ、
ちょっとこっち来て」





ユナ(向こうから
話しかけてくれた・・・
幸せ・・・)





レオン「これ」





ユナ「イルミネーション?」





レオンが渡してきたのは、
イルミネーションのチラシ。





レオン「確か去年ってさ、
インフルエンザで
寝込んでなかった?」





ユナ「あ、そういえば!
すっかり忘れてた・・・」





レオン「だろ?
だから今年は
ちょっといいとこ
連れて行ってやろうかなって
12月24日空いてる?」





ユナ「嬉しい!
じゃあ、
楽しみにしてるね!」





レオン「俺も」













・* 。・*。





・レオンside・





俺の名前はレオン。





俺には今、
好きな人がいる。





幼馴染のユナだ。





ちょっとバカだけど、
純粋で、
俺に元気をくれる。





そんなユナと、
イルミネーションに行く
約束をした。





よくやったぞ、俺!





あとは仕事と
被らないことを
祈るだけ。





実は今俺は、
「nicola boys」っていう
ボーイズグループの
「レオン」として、
アイドル活動してるんだ。





ユナはそれすら
知らなさそうだけど。





(クラスのやつらも
知らなさそう)













・* 。・*。





私はこのことを、
従姉妹の
未来実(クルミ)に話した。





ユナ「クルミ? 実はね、
今日好きな人から
イルミネーションに
誘われたのー!」





クルミ「え、すごいじゃん!
えーっと、レオン、だっけ?」





ユナ「そうそう、
あ、写真送るね」





クルミに写真を送った。





クルミ「・・・え、え、え!?
ちょっとユナ!
この人ってニコボの
レオンじゃない!?」





今度はクルミから、
ニコボのメンバー写真が
送られてきた。





ユナ「ええ!?
ほんとだ!
レオン、
すごい!!」





クルミ「いいなーユナ!
今度私も会いたい!」





ユナ「言ってみる。
じゃあまたね~」





プツ





ユナ(まさか、
レオンがアイドルだったなんて
知らなかった)





でも・・・
芸能人のレオンが、
私とイルミネーションなんて
いいのかな。





レオンがだんだん
遠い存在になっていくのかな。





ユナ「・・・寂しいな」





私は、レオンと
どうなりたいんだろ。













・* 。・*。





レオン(練習疲れた・・・)





プルルル





レオン「はい、
レオンです」





マネージャー「レオン、
あなたに演技の
仕事が入ったわ!
おめでとう」





レオン「ありがとうございます!
それって撮影いつですか?」





マネージャー「ちょっと待ってね・・・
12月24日からよ。
大晦日に放送予定だから、
ものすごいスピード撮影ね」





レオン「・・・24日、ですか?」





その日は、ユナとの
約束の日だ。





これはまずい。





マネージャー「じゃあ、
頑張ってね。
切るわよ」





レオン「あっ、ちょっと
待ってください!」





電話が切れた。





レオン(なんて言ったらいいだろう)













・* 。・*。





ユナ(約束の日まで
1週間だ!
・・・どんな格好
していこうかな)





楽しみで
胸がいっぱいになる。





レオン「・・・」





ユナ「あ、レオン。
24日の待ち合わせ場所、
どこにする?」





レオン「・・・ごめんユナ!」





ユナ「え?」





レオン「その日・・・
仕事入った。
知らないかもしれないけど
実は俺・・・」





ユナ「・・・ニコボのメンバー、
だよね」





レオン「・・・うん。
それで、演技の仕事が入ってきて、
大晦日に放送で、
どうしても
行かなきゃいけないんだ」





ユナ(やっぱり・・・
どんどん遠くなっていく)





ポロポロ・・・





レオン「ユ、ユナ」





ユナ「ごめ・・・
迷惑、だよね。
ごめん。
私、先に、行くね」





レオン「ユナ!」













・* 。・*。





・約束「だった」日・





ユナ(レオン、
今日から撮影か・・・)





仕方がないけど、
やっぱり悲しい。





ユナ(・・・よし。
イルミネーションは、
1人で行こう。
見ないよりましだもんね)





支度を整えて、
家を出た。





外では雪が
キラキラ光りながら
降っている。





2人で行く予定だったのは、
新潮駅前の大きなツリー。





ユナ「キレイ・・・!」





と、その時。





「じゃあ、
撮影始めるよ。
あ、一般の方は
そのままでお願いします!」





という、誰かも
分からない人が
大声で呼びかけた。





ユナ(なんの撮影だろ・・・
って、え!?)





なんと、かなり先の方に
レオンがいたのだ!





レオン(ユナ!?)





監督「レオン君は
初の演技だよね。
頑張るんだよ!」





レオン「あっはい!」





ユナ(ここで
撮影だったんだ・・・)





もうすぐで「演技」が
始まろうとしている
雰囲気だ。





ところが、





スタッフ「監督、大変です!
主役の女優が倒れました!」





監督「なんだって!?
でも、代役がいるだろう?」





スタッフ「それが・・・
代役は雪で
電車が止まって
動けないそうで」





監督「困ったなあ、
相手がいないと
始められないな」





レオン「・・・代役なら、
いい人がいるんですけど
いいですか?」





なぜかレオンは
こちらに歩いてきた。





レオン「・・・ユナ、
しばらく演技してて」





ユナ「・・・え、は・・・・!?」





レオン「代役連れてきました!」





監督「おお、助かるよ!
じゃあ、始めようか。
よーいアクション!」





ユナ「ちょ、演技なんて
やったことないんだけど・・・!」





レオン「大丈夫、
俺に合わせて、
自然体で」





ユナ「う、うん・・・」





レオン「ツリー、キレイだな」





ユナ「うん・・・」





レオン「ツリー見るなんて、
俺3年ぶりくらいだわ」





ユナ「え、そんなに?」





レオン「うん」





シーン・・・





ユナ(これって、
何か言った方が
いいんだっけ??)





レオン「・・・ユナ、
好きな人いる?」





ユナ「へっ!?
・・・いる、よ」





レオン「誰?」





ユナ「無理、恥ずかしい・・・」





レオン「俺はユナが
好きなんだけど」





ユナ(え・・・?)





何も言えずにいると、
レオンが
目で合図してきた。





レオン(何か言えって!)





ユナ(はっ!)





ユナ「わ、私もレオンが好き!」





レオン「俺とさ・・・
付き合ってくれる?」





ユナ「う、うん!」





監督「カット!
よかったよ!」





ユナ&レオン「ありがとうございました!」





監督「今日は解散しようか。
お疲れ!」













・* 。・*。





レオン「さっきはありがとな」





ユナ「ほんとに・・・
無茶ぶりすきだよ!」





レオン「あのさ・・・
さっき俺が言ったこと
覚えてる?」





ユナ「え・・・うん。
あれは正直
ドキッとしたなー
あはは」





レオン「あれさ、
実は俺の本音」





ユナ「・・・え・・・?」





レオン「俺さ、
ユナが好きなんだ。
俺と付き合ってください!」





ユナ「え、ほんとに?
こちらこそ、
お願いします!」





推しは幼馴染であり、
アイドルであり、恋人。





そして、推しの
彼女の座は私!







*end*

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