いつか、君を超えて

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:あめのしずく

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.10.20

私の名前は
髙橋快空(カイラ)!





身長は165cmの中2と、
周りと比べたら大きいほう。





でも、昔は小さかったんだから。
私よりも大きい男子もいたし・・・











*   *   *





・カイラが小6のとき・





カイラ「嘘、139cmしかない・・・」





当時私は、クラスでは
かなり小さなほうだった。





ルワ「え、カイラ139!?
チビだなー!」





私には、小柄なことを
からかってくる
大嫌いな男子、
南龍和(ルワ)がいた。





カイラ「うるっさい!!」





その後ルワは、
転校していったから
あれからのことは知らない。





でも、本当に
嫌いだったな・・・













*   *   *





そして、今に至る。





実は私、あれから
成長期を143cmで迎えて、
22cmも伸びたの!





でも、それはそれで
大変だけどね(笑)





先生「みんな、
ホームルーム始めるよ。
今日は転校生が来たから、
紹介するわね。
入って!」





カイラ(へえ、転校生か。
どんな人だろー)





転校生「宮城から来ました、
南ルワです。
趣味はボクシングです、
よろしく」





カイラ(・・・え? ルワ!?
なんで!)





なんと、転校生は
ルワだった!





先生「じゃあ席は・・・
髙橋さんの隣よ」





ルワ(髙橋?
カイラに似てる・・・?)





カイラ「・・・」





チラッ





ルワが私を見た。





カイラ(やめて、
こっち見ないでー!)













*   *   *





休み時間、私はすぐ
教室を出ようとした。





パシッ





カイラ「な、なな、何?」





ルワに引き留められた。





ルワ「なあ、お前って・・・
小6のとき一緒だった
カイラだよな」





カイラ「!?
そ、そうだけど何!」





ルワ「まじかよ、
背伸びたな」





カイラ「・・・え?
たしかに、ルワと
あんまり変わらない・・・
何cm?」





ルワ「・・・168」





カイラ「うそ!
私165!」





ルワ(やべ、うそだろ)





ルワとの差は
3cmだった。





しかも、ルワは
このクラスの男子の中であれば
小柄なほうだ。





キーンコーンカーンコーン





授業がはじまった。













*     *     *





カイラ(まさか3cm差かー。
このままだと抜けるかも!)





ルワ「カイラ」





ルワが私に話しかける。





カイラ「なに?」





ルワ「お前、家どっち?」





カイラ「矢来町だよ」





ルワ「家の方向、
分かんねーから
一緒に帰ってくれね?」





カイラ「えっ・・・」





心臓がドキドキと
音を立てる。





私、ルワのこと
嫌いなはずだったのに、
なんで。





カイラ「いい、よ」





私たちは歩き出した。





カイラ「次は覚えてる?」





ルワ「多分右」





カイラ「その次は?」





ルワ「・・・左」





たどり着いた場所は、
なんと私の住むマンション!





カイラ「家ってここだったの!?」





ルワ「すげー偶然」





カイラ「あははっ!」





ルワ(・・・)





カイラ「じゃあまた明日」





ルワ「おう」













*    *    *





1か月もすれば、
ルワも学校に慣れてきた。





しかも、いつのまにか
人気者に。





あ、ルワとはだいぶ
仲良くなったよ!





カイラ「ルワ」





女子「ルワくーん!」





カイラ(あ・・・)





でも、その分話す機会が
減った。





モヤ・・・





カイラ(これって、
やきもちかな・・・)





しかし数日後、
決定的な出来事が!





カホ「南君、
ちょっといいかな?」





ざわっ





教室がざわめいた。





彼女は他クラスの
河村果歩(カホ)ちゃん。





容姿が本当に
ととのっていて、
私からしても可愛いし、
実際に優しい。





でも趣味はボクシング!





カホ「来週のジムでの
練習なんだけど」





ルワ「ああ」





みんなが囁く。





コウショウ「あの2人
お似合いだよな」





オオゾラ「分かる。
カホちゃん
超かわいいもんな」





アム「ルワ君も
イケメンだよね~」





ワカナ「うんうん、
美男美女って感じ」





モヤ・・・





カイラ(まただ・・・
私やっぱり・・・)





私は、ルワが好きなんだ。













*    *    *





あの日からカホちゃんと
ルワの距離は、
急激に縮まっていった。





カホ「ルワ君、
今日一緒に帰らない?」





ルワ「分かった」





その次の日も。





カホ「ルワ君、汗、
これで拭いていいよ」





ルワ「あ、サンキュ!」





カホ「うん」





カホちゃんの頬は
少し赤い。





きっと、
好きなんだろうな・・・





ルワも、私なんかより
カホちゃんを選ぶよね。





カイラ(眠れない・・・)





なかなか眠れない日が
続いた。













*    *    *





カイラ「おはようございます・・・」





アム「え・・・
カイラ大丈夫?
クマすごいよ!」





ルワ「おい、カイラ・・・」





ぱたっ





アム「え、カイラ?
倒れちゃった!?
どうしよう!」





ふわっ





ワカナ「え、カイラ・・・
お姫様抱っこじゃん!(笑)」





アム「よかったー。
安心、安心!
カイラのことよろしくね~!」





男子「え、あれって
髙橋さんじゃね?」





女子「うそでしょ、
ルワくーん!」





カホ「え・・・」













*    *    *





ぱちっ





目が覚めると、
保健室にいた。





ルワ「お、気づいた」





カイラ「!?
な、なんで私
保健室に・・・」





ルワ「倒れたんだよ。
寝不足だってさ」





カイラ「じゃ、じゃあ
ここまでルワが?」





ルワ「うん」





カイラ「!」





ルワ「ははっ、
顔真っ赤!」





カイラ「うるさいな!」





久しぶりだな、
こんなに楽しく話したの・・・





ユラ「なにあれ・・・」













*    *    *





あのあとまた眠って
教室に戻ると、
そこにはカホちゃん、
そしてその親友の
近藤結良(ユラ)ちゃんが
立っていた。





ユラ「ちょっとこっち来て」





カホ「・・・」





連れてこられたのは、
体育館。





ユラ「あのさあ・・・
まさか、南君のこと
好きとか言わないよね」





カイラ「・・・え?」





ユラ「あんたが
完璧なカホに
勝てるとでも思うの?」





カイラ「そ、そういうわけじゃ・・・」





カホ「じゃ、じゃあ、
なんでルワ君があんなこと」





カイラ「!
それは・・・」





ユラ「どうせわざと倒れて
運んでもらおうとしたんでしょ。
・・・姫抱っこで」





カイラ「!?
そんなことされてな・・・」





ユラ「しらばっくれないで!!
いい?
カホはこれから告白しに行く。
邪魔したら知らないからね。
行くよ、カホ」





カイラ「あ、待って!」





ガチャン!





鍵をかけられてしまった。





カイラ「そんな・・・!!」













*    *    *





その頃カホは。





ユラ「あ、南君いたよ!
カホ、ファイト!」





カホ「う、うん。
ルワ、君。
ちょっと
来てもらっていい?」





ルワ「ん? ああ」





カホ(緊張する・・・)





カホ「えっと・・・
突然ごめんね。
私、ルワ君が好きです!
付き合ってください!」





ルワ「え・・・」





カホ(どうか、
いい返事で
ありますように・・・)





ルワ「・・・ごめん。
他に好きな人がいる」





カホ「え・・・分かった。
・・・髙橋さんだよね。
ごめん・・・髙橋さんを、
体育館に閉じ込めちゃった」





ルワ「え」





カホ「ごめん・・・
ほんとにごめんなさい。
・・・助けてあげて」





ルワ「・・・分かった」





カホ(これが1番いいよね・・・)













*    *    *





カイラ(寒い・・・)





10月の終わりと
いうこともあって、
体育館はとても寒かった。





そのとき。





ルワ「カイラ!」





カイラ「ルワ!?」





ルワ「よかった・・・
なんかカホがお前のこと
閉じ込めたとか言うし、
マジで焦ったわ」





カイラ「ごめん・・・
あの、告白、
どうしたの?」





ルワ「断った。
・・・他に好きなやついるから」





ルワが私を見つめてくる。





ルワ「俺、カイラが好きだ。
俺と付き合ってください」





カイラ「いいの・・・?
もちろん!」





私たちの身長差は3cm。





心の距離は0cm。







*end*

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