生徒会長のさびシマス卒業。

CAST阿部 ここは阿部 ここは

作者:ena

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.10.06

私の名前は
阿部ココハ。





二コラ学園の
中学3年生で、
生徒会長してる!





私は成績優秀だし、
友達も多い。





休日は遊びに
行ったりするけど、
1年の中で1日だけ
寂しい日がある。





それは、クリスマス。





なぜなら私は1度だけ
付き合ったことがあるけど、





それ以来、
彼氏がいないから。





副生徒会長で
親友のメアリは、
去年から付き合ってる
彼氏がいるから、





クリスマスは
一緒に過ごせない。





他の友達もデート一色。





ココハ(あー今年のクリスマスは
さびシマス卒業したいのに!)





「さびシマス」とは、
私の中の寂しい
クリスマスのこと。





かといって
全然タイプの人
いないしなぁ・・・













*    *    *





ある日のこと。





ワカナ「ねぇココハ!
3組にめっちゃかっこいい人
転校してきたんだって!
見に行こうよ!」





この子はワカナ。
大人っぽいのに
中身はめっちゃ面白い子(笑)





ココハ「えぇ・・・、
まあいいけど」





私たちは
3組へ向かった。





ワカナ「メアリ~
転校生ってどの人!?」





メアリ「ああ、
八田君のことね。
後ろから2列目の、
1番窓際の席の人だよ」





ワカナ「あ、見つけた!
イケメンー!
ココハも見てみなよ」





そこまで興味がなかった
私だけど、





彼を見た瞬間、
心の奥で
何かが動き出した。





ココハ「・・・」





メアリ「ココハ?
どうしたの?」





ココハ「メアリ、
あの人の名前は?」





メアリ「八田ハアト君だよ。
転校早々モテモテ!」





ココハ「やっぱり・・・
ハアトだったんだ」





ワカナ「え、ココハ知り合い?」





彼、ハアトは、
私の元彼なのだ。





ココハ「私の元彼。
中1のとき
他校なんだけど
同じ塾通ってて、
付き合ってたの」





メアリ「えっ!?」





ワカナ「でもなんで別れたの?」





ココハ「お互いまだ
好きだったんだけど、
ハアト、お父さんの転勤に
ついて行かなきゃいかなくて、
塾やめることになって。
だから別れようって
言われちゃったの」





メアリ「そうだったんだ・・・
まだ八田君のことが好き?」





ココハ「ないない!
そもそもハアトは
私のことなんて
忘れてるかもしれないし!」





メアリ「え~、でも・・・」





ハアトが一瞬
こっちを見た。





ココハ(気まずいし、
こっち見ないで・・・!!)





ワカナ「あ、そろそろ
授業始まる。
じゃあメアリまたね!」













*    *    *





・ハアトside・





俺には1度だけ、
彼女がいたことがあった。





彼女の名前はココハ。





親の転勤について行った後も、
俺はココハを
忘れたりしなかった。





そして、ココハのいる中学に
戻ってきたとき、
俺は教室の隅々まで
ココハを探した。





でも、彼女は
別のクラスだった。





ハアト(ココハは何組なんだろ)





興味のない女子たちに
囲まれながら
休み時間を過ごしていた時、





やっとココハを見つけた。





ココハは俺を見ると
目を見開いて、
すぐ俺から目を反らした。





そして、
自分の教室へ
帰ってしまった。





俺は思わず
隣の席の林に、





「さっき話してた
女子って何組?」
と聞いた。





すると林は、
「3組だよ」
と言った。





俺はまだ
ココハが好きだ。













*    *    *





ココハ(ハアトと
顔合わせないように
しなきゃな・・・
気まずすぎる!)





さっきメアリに
「もう好きじゃない」
と言ったのは、嘘だ。





私はまだ、
ハアトが好き。





ココハ「はぁ・・・」





いつの間にか
授業は終わっていて、
昼休みになっていた。





今日は
生徒会の仕事がある。





ココハ「じゃあ生徒会室
行ってくるね」





ワカナ「オッケー、頑張れ!」





ココハ「うん」





生徒会のメンバーは、
会長の私、
副会長のメアリ、
中2の書記のユラ、
もう1人の中2書記の
ナオヤの4人。





ココハ「じゃあ会議を始めまーす。
テーマはクリスマスパーティー。
今年はコロナだから
各学年ごとにやる方向でいるけど、
他に意見はある?」





ユラ「毎年恒例のケーキとかは
どうしますか?」





メアリ「難しいな・・・
ケーキあっての
パーティーって感じだけど、
コロナは気をつけなきゃ
いけないもんね」





ココハ「じゃあ、
ケーキはなしにしよう。
代わりに持参した
お菓子は許可!」





ナオヤ「プレゼント交換は?」





メアリ「うーん・・・、
じゃあこれは?
渡していいのは
好きな人にだけ!」





ユラ「きゃー!
それすっごくいいです!
そうしましょ!」





ココハ「え、マジで?」





ユラ「はい!」





ココハ(うっ・・・、
後輩のキラキラした目は
反則だ!)





ナオヤ「いいんじゃないですか?」





ココハ「ナオヤ君まで!?
分かったよ、そうしよう」





ユラ「やったー!!」













*    *    *





ココハ「今年のクリスマスパーティー
について説明しまーす。
例年のケーキは禁止だけど、
持参したお菓子屋飲み物は飲食可能。
それで、プレゼント交換の
ことなんだけど・・・」





クラスメイト「けど?」





ココハ「好きな人にしか
渡しちゃいけないそうなの」





ワカナ「え!?
なんでそうなるのー!
ココハに渡したかったのにぃ!」





ヨシト「俺は何個もらえるかなー」





カホ「でもそんなの
勝手すぎるんじゃない?
友達に渡したいのに」





ココハ「私は反対したんだけどね・・・」





それからは口論になり、
納得させるのに
時間がかかってしまった。













*    *    *





・放課後・





ココハ「ただいまー」





ナツミ「お姉ちゃんお帰りー。
そういえばさ、
あのクリスマスパーティーの
ルールなんなのー!?」





ココハ「私は反対したって!」





ナツミ「嘘だー!」





母「ココハ!
早く勉強しなさい!
もうすぐ受験でしょ!」





ココハ「はーい・・・」





6時に帰宅して、
12時まで勉強するのが
ここ最近の流れ。





ココハ「あー眠い!
こんなんじゃ寝不足だ!」





おかげで最近
毎日寝不足だ。





生徒会長って地味に
ストレス溜まるんだよね。





ココハ(ああ眠い・・・)













*    *    *





ついに私にも
限界が来た。





ココハ「おはよう・・・」





ワカナ「おはよ。
なんか顔色悪くない?」





ココハ「そう?
最近ずっと12時まで
勉強してるからかな・・・」





ワカナ「保健室行ったら?」





ココハ「そんなことないよー。
あ、生徒会室行かなきゃ」





ワカナ「ちょ、ココハ!」





どさっ





ワカナ「え、ココハ大丈夫!?」





廊下で倒れてしまった。





ワカナ「誰か男子運んで!」





コウショウ「ヨシトお前行けよー」





ヨシト「は? 嫌だし(笑)」





ワカナ(もう男子・・・!!)





ふわっ





誰かが私を
持ち上げた・・・
気がする。





ココハ(あれ・・・
私、どうなってるの?)





メアリ(八田君だ!
やっぱりまだ
ココハのこと・・・!!)





ナオヤ「!」





廊下がざわついてるのが
分かる。





でも・・・眠いや。













*    *    *





ココハ(ここは・・・保健室?)





ハアト「あ、目覚めた」





ココハ「!?
なんでハアトがいるの!?」





ハアト「いや、
ココハが急に倒れたから
運んだんじゃん。
寝不足だって」





ココハ「先に説明してよね!」





ハアト「ごめんって。
・・・久しぶり」





ココハ「久しぶり」





ハアト(今ってチャンス
なんじゃ・・・)





ココハ(こういうとこが・・・
好きになっちゃうんじゃん)





ハアト「あのさココハ・・・」





ナオヤ「先輩!
大丈夫ですか?」





ユラ「心配なので
来ちゃいました!」





ハアト(あっぶな!)





ココハ「ありがと。
ただの寝不足だから
心配しないで」





ユラ「よかった~!
急に倒れたって
メアリ先輩から聞いて
びっくりしました!」





ナオヤ「受験勉強は
ほどほどにした方が
いいですよ」





ココハ「分かってるって。
じゃ、私はもう少し寝るよ」





ナオヤ「あと先輩、
放課後ちょっと
いいですか?」





ココハ「いいよー」





ユラ(!
もしかして
ナオヤって・・・)





ハアト(まさか
告白じゃないよな)













*    *    *





ココハ「ナオヤ君?」





ナオヤ「ここです」





ココハ「ほんとだ!(笑)
それで、話って?」





ナオヤ「俺、先輩のことが
好きです」





ココハ「えっ・・・」





嘘、私のこと、
好きだったの・・・?





ナオヤ「生徒会に入ったのも、
先輩に近づくためです。
俺、絶対大切にします。
だから付き合ってくさい!」





ココハ「・・・ナオヤ君ごめん!
私にも好きな人がいるから」





ナオヤ「・・・俺を振る人
初めて見ました(笑)
分かりました、
でも俺はずっと
先輩が好きです」





ココハ「ごめんね」





ナオヤ君は
行ってしまった。





ハアト(マジか・・・
ココハの好きな人って
誰だよ!)













*     *     *





時はあっという間にすぎて、
今日はクリスマスイブ。





さびシマスは
もう明日来てしまう。





ワカナ「ココハー、
八田君とはあの後
どうなの?」





ココハ「え? いや・・・
まあ、告白しようかなって」





ワカナ「え!?
なら早く言ってよ~!!」





ココハ「なんだけどさー、
もう仕事が忙しくって
全然時間なくて」





ワカナ「じゃあ
パーティーのあとは?」





ココハ「確かに。そうする!」





ワカナ「阿部氏ファイト~!!」













*    *    *





・パーティー当日・





ココハ「じゃあ、
始めまーす!」





クラスメイト「イェーイ!!」





ココハ(他のクラスも
見回らないと)





あ、ハアトだ!





ココハ「ハアト」





ハアト「ココハ。どうした?」





ココハ「あのさ・・・
パーティーのあと、
すぐ校門のところ来て」





ハアト「お、おう」













*     *     *





ココハ(ハアト遅いな)





ミナミ「ハアト君!
これ、
貰ってくれないかな・・・?」





ハアト「え」





ココハ(そっか・・・
ハアトが好きな子も
いっぱいいるよね)





私、ハアトが
自分を好きだって
勘違いしてたかも・・・





ダッ





ハアト「あ、ココハ!!」





ミナミ「行かないで」





ハアト「ごめん、
俺はココハが好きだから」





ココハ(はあ・・・
今年もやっぱり
さびシマスか・・・)





今年こそは
彼氏ができると
思ってたのにな。





ココハ(こんなことなら・・・
あの時別れたくないって
言えばよかった・・・)





ハアト「ココハ!」





ココハ「え・・・ハアト?」





ハアト「なんで待ってて
くれないんだよ」





ココハ「だって、
ミナミちゃんが
行かないでって
言ってたし・・・」





ハアト「バーカ、
俺が好きなのはお前だよ。
ずーっと」





ココハ「えっ・・・ほんとに?
私もハアトが好きだよ」





ハアト「俺と付き合ってくれますか?」





ココハ「はい!」





なんとかさびシマスを
卒業できました!







*end*

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