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2025.11.19

「選ばせる」という信頼が、子どもを強くする〈ニコラガールズ・えみちゃん/ほのちゃんとママ〉【親ニコラ】

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中学2年生/花岡穂果(ほのちゃん)ママ

ほのちゃんの将来の夢遍歴

3歳〜4歳:プリキュア
年長さん:忍者
小学1年生:保育士
小学3年生:パン屋さん
小学6年生:人を笑顔にできるモデル・俳優
現在:ウエディングプランナー

中学2年生の花岡穂果ちゃんがはじめて自分の将来の夢について話したのは3歳のとき。「真剣に話す感じではなく、自分から大きくなったらプリキュアになりたいと話していました。とはいえ、テレビに影響されただけなんですけど(笑)」と、穂果ちゃんのお母さんは話します。

「それから見たもの、接した人に影響されていろいろと将来の夢は変わっていきましたが、小学6年生のときに灯籠祭りで将来の夢を“人を笑顔にできる人”と書いているのを見て、娘は実は自分が表に出るよりも、裏で支えることが好きなタイプなのかもしれないと思いました」

そんな穂果ちゃんの夢が具体的になったのは最近の話だとお母さんは続けます。

「学校で職業体験の授業があったとき、ウエディングプランナーというお仕事を知り、話を聞けば聞くほど素敵な職業だと興味を持ったそうです」

娘の夢が具体的になったとき、お母さんの夢の応援の仕方とは

いちばんは話を聞くことです。どんな夢だとしても基本的には全面的に応援しますが、私が思ったことや感じたことは正直に伝えています。やめたほうがいいとか否定的な言葉は言わないようにしていますが、娘がいいところだけを見ているなら私が考えるメリットとデメリットはちゃんと話して、そのうえで彼女が選択した道を見守るようにしています

たとえ大きすぎる夢だとしても、その夢に少しでも近づけるようにいま何ができるのか、そして必要な努力はどんなことかを一緒に考えてアドバイスをする……。これこそが花岡家の夢との向き合い方!

娘と一緒によくおでかけをしています。移動中もたくさんお話をして、絆を深めています。

そして勉強との両立に関しては「どんな夢を叶えるにしても選択肢はたくさんあったほうがいいから勉強は大事だし、いろんな知識を身につけてほしいとよく話しています。勉強できるのは今しかないからがんばってほしいんです」。

現在、バレーボール部にも所属している穂果ちゃんの毎日は、芸能の活動、学校での勉強、そして部活……とかなり忙しいと言います。だからこそお母さんが大事にしていることは「ちゃんと自分で選ばせること」だそう。

結局がんばるのは本人なので、何をやりたいのかを決めるのも本人であるべきだと思っています。そのうえで娘ががんばりながらバランスをとれるようにお手伝いできたらいいなぁと考えています。とにかく悔いが残らないように何事も全力で取り組んでほしいし、自分の中にたくさんの引き出しを持てるようにいろんな経験を積んでほしいですね」。話をとことん聞いて、大事なことは本人に決めさせる……そのあとは見守っていく、というあたたかい向き合い方はこれからも続きます。


娘の希望で初めて2人だけでプリクラ♡ ずっと場違いだと思って断っていましたが、撮ってみると楽しかったです。今もスマホのケースにはさんでいます!

【ライター/アンドウヨーコ 取材を終えて】

「選ばせる」という信頼が、子どもを強くする

宮﨑家・花岡家のお話で心に残ったのは、お母さんの“聞いて、伝えて、最後は任せる”という姿勢でした。夢が変わる時期も、具体的になった瞬間も、否定せずにしっかり受けとめながら、選ぶのはあくまで本人。この関わり方は、子どもが自分の力で考え、未来を決めていくための大きな土台になると感じます。親ができるのは道を示すことではなく、焦らずに対話を続け、決めた道を見守ること。両家のような信頼のかたちは、子どもが自分の足で前に進む勇気につながっていくはずです。

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