
サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生した、11人組グローバルボーイズグループ“INI”の池﨑理人さんが『BADBOYS -THE MOVIE-』で映画デビュー! 先輩グループでもある“JO1”の豆原一成さんとの共演も話題! 映画の話から中学生時代のエピソードまでたっぷりとお届け!

──映画の出演が決まったときの気持ちは?
「最初は、ビックリというか……ビビりがきました(笑)。(『BAD BOYS』は)伝統ある素晴らしい不良マンガで、そのなかでも“川中陽二”という準主役の役。自分に務まるのかと迷ってしまったんです。周りにも相談をして、しっかりと考えてから受けさせていただくことに決めました。とにかくドキドキする気持ちが一番強かったですね」
──INIのメンバーには声をかけてもらいましたか?
「メンバーの(田島)将吾くんに相談したとき『こういうオファーはなかなか来るものじゃないし、絶対にいい経験になると思うからあまり深く考えすぎずやってみたら?』と言ってくれました。その言葉が後押しになり、出演を決意できました」
──ちなみに主演は先輩グループでもあるJO1の豆原さんですよね!
「はい、すごく頼もしかったし、心強かったし、まめちゃんがいてくれたことに安心感がありました。まめちゃんは本当に優しくて、気も合うんです。先輩ですが、今じゃ友だち以上の親友という感じ! でも役に入ると一気に“まめちゃん”から“司”になるので、その切り替えが本当にカッコよかったです。そんなまめちゃんを見て、自分もスイッチが入りました」
──豆原さんとはどう距離を縮めましたか?
「撮影前のアクション練習のとき、はじめてちゃんとお互いのことを話して、連絡先を交換しました。それからすぐに打ち解けて仲良くなりました! それまで先輩・後輩の関係ではあったけど、関わる機会が多いわけではなかったので」
──今回、池﨑さんは映画初出演で初演技! それがまさかの不良役とのことで、なにか役づくりはしましたか?
「僕は不良やヤンキーとは全然違うタイプだったので、正直すごく難しかったです(笑)。原作のマンガやアニメ化された作品を隅々まで観て“陽二”がどういう人間なのか、どんな感情表現をするのか、勉強していきました」

──池﨑さんが演じる“陽二” はどんなキャラクターですか? 共通点はありますか?
「“陽二”はすごく義理と人情に熱い兄貴感のあるキャラクター。僕はグループの中でも年下なので、ふだん兄貴肌を出すことはなかなかないんですけど、共通点は人との繋がりや仲間意識、絆を大事にしているとこ。筋が通っている男でありたいと思っているのでそこも似てたと思います。“陽二”は感情表現が豊かですが、僕は表現が小さめ。そこは自分との大きな違いでした。“陽二”は愛すべき、おもしろいキャラクター! ちなみに金髪は“陽二”カラーなので映画でぜひ髪型に注目してみてください」
──池﨑さんといえば、イケボで有名ですが! 撮影中、イケボは役立ちましたか?
「この声にはかなり助けられました! 多少演技がぎこちなくても、この声のおかげで不良役がサマになって見えたんじゃないかな。映画の中でも“陽二”の強そうなオーラは声から出ていたので、本当にこの声でよかったと思いました(笑)」
──アクションシーンは練習も本番も大変だったと思うのですが、どうでしたか?
「アクションに触れること自体が初めて。まずはパンチの練習をしました。アクションのパンチは映像用に大ぶりですることを学んだり……回し蹴りや、パンチ×回し蹴りの組み合わせなど色々挑戦しました。殴られる練習では、どう殴られたら映像として綺麗に映るかを体現することが難しかったです。倒れたときにもどうすれば体力ゼロに見えるのか……など、かなり研究しました」
──クライマックスのシーンではものすごい数の人がアクションで入り乱れていましたが、ハプニングはありましたか?
「クライマックスシーンの撮影は、すごくおもしろかったです。よく見ると僕の動きはぎこちないと思いますが(笑)。ハプニングと言えるか分からないけど、実際に誤って蹴ってしまうことやパンチが当たることはありました。僕の場合、エキストラの方を蹴ってしまったんですけど……その方が『INIの理人くんですよね、ファンです! 蹴られて嬉しいです、自慢します!」と言ってくれて……とても優しかったです(笑)」
──映画では不良を含め、濃いキャラクターがそろっていますが池﨑さんのお気に入りのキャラは?
「おもしろくて魅力的なキャラクターばかりなんですけど、(岩永)丞威さんが演じている“ヒロ”です。ものすごいオーラがあるし、めちゃくちゃ強いのに彼女には頭が上がらないというかわいらしさもあって、すごい魅力的だと思います!」
──この作品には仲間との愛や友情がとても深く描かれていますが、池﨑さんがINIのグループに愛を感じる瞬間って?
「たくさんあるんですけど、ちょうど今日グループで連絡をとりあっていてそこに僕が『朝から晩まで仕事しているので応援メッセージをください』と書き込んだら、みんなメッセージを送ってきてくれたんです! グループ最年少の松田迅はなぜか“がんばれ”ではなく家に届いたダーツ台の写真を送ってきて(笑)。それがおもしろすぎてめちゃくちゃ元気がでました。あと、後藤威尊が鍛えた背中の写真を送ってきたり、みんな何かしらふざけてメッセージを送ってくれたところに愛を感じました。やっぱりグループって楽しいと改めて実感しました」
──改めて、映画の魅力を聞かせてください!
「映画『BADBOYS -THE MOVIE-』にはとにかく男のロマンがつまっているので、観た方全員のやる気が燃えると思います。戦いたくなったり、何かに打ち込みたくなったり、色々なエネルギーを出してくれる熱い作品だと思います。そして仲間の大切さや自分の守りたいものをより意識してもらえるような作品にもなっています。あとは“司”と(井頭愛海さん演じる)“久美”ちゃんのキュンキュンシーンも割と多いので、そこも注目ポイントだと思います! 僕も映画の完成版を観たとき、自分が出演していることを忘れるくらい『いいね、この2人』みたいな気分になりました(笑)」

──中学生時代のキャラ、得意だった科目、苦手だった科目、そして放課後の過ごしかたを教えてください!
「前半は静かでおとなしめなキャラだったんですけど、後半はかなりふざけまくっていました(笑)。ちょうど思春期で、人間関係の難しさを感じていて、まじめでおとなしいままではクラスになじめないっていう悩みがあった記憶があります。そこにぶち当たってからはキャラ変して、おふざけキャラになったんですけど(笑)。それからは学生生活がすごく楽しかった。なのでキャラ変してよかったなと思っています(笑)。得意だった科目は英語と美術で、苦手な科目は数学! 放課後はソフトテニス部だったので、基本は部活ばかりしていました。部活はとてもキツくて、サッカー部より野球部より走らされてまっくろに日焼けしていました(笑)。中3で引退してからは塾に行って、受験勉強をがんばっていました」

──ちなみに中学生時代の将来の夢は何でしたか?
「絵を描くことが好きだったので、真剣にディズニーかピクサーに就職したいと思っていました! 今でも大ファンです」
──今、中学生に戻れるとしたら……何がしたいですか?
「たまに戻りたいと思います。でも戻ったとしても、結局同じことしちゃうのかな。とりあえず、思う存分中学生時代を楽しみたいです。あ、でもダンスを始めるかも! 僕はオーディションを受けてからダンスを始めたんですが、中学生から始めていれば、もっと上手くなっていたと思うので(笑)」
──仲間を守るために闘う陽二のように……池﨑さんがいま守りたいものとは?
「やっぱりグループであり、メンバーであり、そしてファンのみなさんです。たくさん愛をもらっているし、それがあって今の自分がいると思っています。絶対に傷つけないよう、守っていきたいです」

──最後に映画にはヤンキー漢字がたくさんでてきますよね。「ニコラ」をヤンキー漢字にしてみてください(笑)!
「僕が考えていいんですか!? どうしようかな〜。“ラ”は羅生門の“羅”でしょ、あとは 陽二の「二」、“コ”は……<孤独>の“孤”! これで【二孤羅】にします! 意味はないんですけど、カッコよさを意識しました!」
ニコラ読者へ向けて、池﨑さんの推しポイントを紹介!
「僕の推しポイントは、イケボイスと足が速いところ! 運動神経は抜群なのでアクロバットもアクションもこなせます。そこに注目しながらぜひ推してください!」

【PROFILE】
池﨑理人/RIHITO IKEZAKI


2001年8月30日生まれ、O型。福岡県出身。11人組グローバルボーイズグループ『INI(アイエヌアイ)』のメンバー。超低音ボイスが魅力のラップ担当で、唯一無二のイケボの持ち主♡ 今回『BADBOYS -THE MOVIE-』で初演技ながら堂々の映画デビューを飾る。ちなみに、池﨑さんのお姉さんはニコ読だったそうです★
【INFORMATION】
映画『BADBOYS -THE MOVIE-』 5月30日(金)全国ロードショー!
伝説の不良にあこがれて家出をした、おぼっちゃん育ちの桐木司(豆原一成)。その途中で出会った川中陽二(池﨑理人)、中村寿雄(山中柔太朗)、岩見エイジ(井上想良)と仲間になった司は、不良の弱小チーム『極楽蝶』に加わることになり、どんどん大きな抗争に巻き込まれていく。仲間を守るため、青春をかけて戦う男たちの友情から目がはなせない★
Photo/Noguchi Masahiro[WIND] Stylist/YAMADA RIKI Text/Ando Yoko
トップス ¥37400、パンツ ¥55000/ともにDAIRIKU/DAIRIKU(問:info@dairiku-cinema.com) シューズ ¥83600/ADIEU/BOWINC(問:☎︎079-9199-0913) 問:DIESEL☎︎0120-55-1978 ※その他スタイリスト私物