藤田ニコルの14歳は”暗黒期”ーーニコラモデル時代の自分を振り返るロングインタビュー《連載『私の14歳』より》2024.05.03エンタメ

現在発売中のニコラ2024年6月号よりスタートする新連載『私の14歳』第1回のゲストは、モデル、バラエティと幅広く活躍中の藤田ニコルさん。ニコラモデル卒業生でもあるニコルさんが、14歳当時を振り返って語ったインタビューを、1ヵ月限定でニコラネットでもお届けします!

「私の14歳は暗黒期。でもあの時があったからこそ今、輝けている」

まわりの視線や声を気にしてた

 私の14歳は、ニコラモデルになって3年目の年。小6でニコラモデルオーディションに合格して、ニコモデビューしたらみんな人気者になれるんだと思っていたけど、現実は違った。14歳だった私はほかのニコモや、学校の友だちと自分を比べてばかりいた。人気者になりたいと思ってニコモになったのに、そうなれていない自分に、「自分ってなんなんだろう?」って。

学校では “モデルの藤田さん”って言われてるのに、当時、ニコラで私が呼んでもらえる企画といえばバラエティ企画がほとんどで、華やかなファッション企画には全然出られなかった。1ページも出れない号もあったよ。学校の友だちに「今月号、出てなかったね」って言われても、本当のことは言えずに、「撮影の予定が合わなかったんだ」って嘘ついたり。自分が思い描いた活躍ができなくて、そのギャップとまわりからの視線に一番悩んでいた時期だったな。

 未来の夢は特になく、「ニコラで藤田ニコルのなにかを残したい」、「人気者になりたい」、「大きな企画に出て目立ちたい!」と目の前の目標でいっぱいだった。でもそれはニコラでは叶えられずに終わっているんだけど(笑)。人気者になるために、いろんなことをしていたよ。ニコモなのにPopteenを愛読し始めたり(笑)。ギャルっぽい変な言葉を撮影中にも言ってみたり。大好きだったメイクをもっと研究してアピールしたり(その努力だけはちょっと実って、高1の時にメイクの連載企画を持たせてもらった)。ちなみに当時、ニコラはカラコンなんて絶対NGだったんだよ。でも14歳の誕生日にはじめてカラコンを買ってもらって、撮影につけて行ってたんだよね。最初はやっぱりダメって言われたんだけど、「こっちのほうが絶対に盛れる!!」と主張し続けたら、当時の編集長さんが「ニコルはギャルだからいいよ」と特別に認めてくれた。「正統派では生き残っていけない」と薄々感じてはいたから、ちょっと自分の趣味、好みを出していったらもっと人気者になれるかも!と、自分なりにいろいろ試行錯誤していたことを覚えてる。

ーこれが自分だと分かった瞬間、自信がついた

 まわりは何もしなくてもかわいいけど、自分はなんか物足りない…だからメイクを研究するし、カラコンもつける! 自己プロデュースして、“自分”をアピールして、“自分”を押し通した。体育祭で配られたハチマキを勝手に切って、ピカチュウみたいアレンジしたこともあったよ(笑)。とにかく視線を集めること、自分らしさを出すことに必死だった。そんなことを積み重ねているうちに、こうすれば私に気づいてもらえると分かってきたの。正統派の“人気者”とはちょっと違ったけど、ずっともがき苦しんで悩んでいた“自分とは?”の答えが見つかったような気がした。“自分”が分かると、自然と自信がついてきた。

ー14歳の私の前にあった“超えられない壁”

 そのあとニコラを卒業して、ギャル雑誌のPopteenに進むんだけど、そこでようやくニコラの活動を通して得た自己プロデュース力、自分の色をめいっぱい出すことができた。そしたらPopteenではトップモデルになれた。Popteen卒業後に進んだViViでは、デビュー号でいきなり1人で表紙を任せてもらえた。やっと“人気者”になれたの。ニコラ時代も人気者になるために、いろいろやったよ。やってるけど、なかなか注目してもらえない。本当に心が折れそうだった。当時の私は「努力をしても報われない」ってずっと思ってたし。でもめげなかったんだよね、だって雑誌に出たいから。今思うと、ニコモだった頃の私は少し受け身だったのかも。「こんな努力をしています!」「私はこんな人です!」とアピールできるチャンスが少なくて、ようやく見つけた“自分らしさ”も、読者のみんなやスタッフさんには伝え切れなかった。Popteenモデル時代は、ずっと編集部に居座ってたから、私のことがうまく伝わったのかもしれない(笑)。

 ニコラではバラエティ企画やモノクロページばっかり出てたから、“指差しカット”(説明文の飾りなどに使われる指差しポーズの写真)がすごく多くて、とにかくいっぱい撮影したんだよね。でもそれが今、広告の撮影で超いかされているの。いろんな人から「指差しカット、上手だね」ってめっちゃホメられる(笑)。14歳の私、指差しカットばっかり撮ってた私と、巻頭のファッションページを飾っていた人気ニコモの間には、本当に超えられない壁があって、何度も心が折れかけたけど、モノクロページだろうが小さい企画だろうが、無邪気に頑張っていてよかったと今は思うよ。ニコラ時代は私にとって“暗黒期”なんだけど、あのころの反骨精神が今に生かされていることがいっぱいあるなと。あの時代があるからこそ、何事もがんばるぞ!という気持ちが今も生まれるのかなと思ってる。

〜14歳の私へ〜

もし14歳の自分に、今の私から何かを見せてあげられるとしたら、PopteenとViViを見せたいな。自分は人気がない、下から数えた方が早い、と思っていた14歳の私に、「少し後になれば、“目指していた自分”を手に入れられるよ、トップを飾れるよ!」って。14歳のあなたの努力は間違ってないよ、全力で頑張れてて偉いよって伝えたい。

〜14歳のあなたへ〜

今ニコラを読んでいるみんなも、もっと自我を持っていいと思うよ。まわりが気になって、言いたいこと言えないってなるのもわかるんだけど、他人に合わせすぎる必要なんかないんだよ。自分がやりたいことを突き通して、パワーのあるJCJKになってほしいな!

藤田ニコル:1998年2月20日生まれ。ニュージーランド出身。第13回ニコラモデルオーディションで芸能界デビュー。「nicola」「Popteen」の専属モデルを経て、現在は「ViVi」専属モデルのほか、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系、毎週月曜〜金曜11:55〜)月曜レギュラーなど、バラエティ番組でも活躍中!

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