【ニコラネット初登場★FANTASTICS 堀夏喜くんに独占インタビュー！】ティーンの間で人気上昇中の『D.LEAGUE』ROUND.11レポ2024.03.29エンタメ

『D.LEAGUE』とは、世界最高峰のプロダンスリーグ。23-24年シーズンで4年目に突入！　個性あふれる13チームが、それぞれショーケースを作ってバトルするよ。今シーズンは2023年10月29日に開幕。全14ラウンドあるうち、今回は終盤に差し掛かった大事な一戦となるROUND.11。その模様を見届けたFANTASTICS from EXILE TRIBEのパフォーマー、堀夏喜くんにD.LEAGUEの魅力をたっぷり聞いちゃいました！

−今日のショーケースで、一番印象に残ったチームを教えてください

僕は今回のKADOKAWA DREAMSの作品が個人的にはすごく好きで。「和」をモチーフにした衣装の笠や小道具の使い方が上手かったですよね。バイブレーションする感じがすごく見えやすかったし、ヒップホップだけじゃなく、アクロバットができたりと個々のスペックが高くて、とにかく幅が広いなと思いました。「１つのテーマがある中で世界観をこんなに広げられるのか」と圧倒されました。

−ダンスは衣装も重要ですよね。ROUND.11のチームの中で、印象的な衣装だったのはどのチームですか？

芸術をテーマにしていたdip BATTLESですね。額縁をやぶったら服になる演出は、まさに服を使ったアートって感じで、おもしろかったです。エンタメ性の部分もすごく重要になると思うので、服とか小道具の使い方がうまいのはいいなと思いました。

−今までダンスをしたことがなかったり、初めてダンスやD.LEAGUEを観たりするときの、ショーケースの楽しみ方を教えてください！

D.LEAGUEは、いろんなジャンルのダンスチームがあって、それを突き詰めた人たちのショーケースが観られるので、自分の好みがわかってくるのがいいところだと思います。これからダンスを始める人や始めたい人たちにもわかりやすいと思いますし、ここで好きなダンサーを見つけたり、それをマネしたりしたら必然的にダンスにのめり込めると思うので、いろんな意味で楽しめるし、参考にもなるんじゃないかなと思います。

−FANTASTICSのパフォーマーとして活躍されている堀さんだからこそ思う、Dリーガーの魅力はなんだと思いますか？

何事も共通しますけど、本気で熱量持ってやっている人にはやっぱり心を打たれますよね。この2分15秒（D .LEAGUEにおける各チームのショーケースの持ち時間）に、命をかけてるところに心が惹かれます。

−では、堀さんが思う、「ショーで目を引くダンサー」とはどんな方ですか？

目を引くって、単純に「突出していること」だと思うんです。いろんな突出の仕方がありますよね。もちろん人と違うことやったら目がいくし、スキルフルさで目を引くのも大事だと思うし、さっきの「アート」をテーマに最初からすごい衣装を着て出てきたらそれも目を引くし、いろんなポイントで目を引くって作れるなって、今日まさにステージを見ていて思いました。ちなみに僕は人と違うことをやりたくなります。振りとか変えちゃいたい（笑）

−D.LEAGUEでは、ものを生み出す、何かを表現するにあたって、いろいろなドラマが生まれると思います。堀さんご自身はダンスの練習がつらくなったとき、どう乗り越えましたか？

僕の場合は、距離を置きました。ダンスを小学2年生からやってたんですけど、中学生の時に、体が成長するにつれて思うように動かなくなったり、想像の中の自分と鏡に映る自分に差が出てきたりしてすごく悩んで、一回やめたんです。でもそのときに、『やっぱりもう一回続けたいなぁ。』と思って、そう思うってことは本当にダンスが好きなんだなと気づいてのめり込んだので、乗り越えようと無理せずに自分のペースでいいと思います。自分のタイミングで、乗り越えられるときが来るはずです！

−同じ事務所のTHE RAMPAGEさんが、KADOKAWA DREAMSさんとコラボしていましたが、堀さんがコラボするとしたらどのチーム、メンバーとやってみたいですか？

わぁ〜悩むなぁ（笑）。avex ROYALBRATSとはやってみたいですね。実は2人学生時代からの知り合いがいるんです。１番つき合いが長いのはDaikiくん（ROUND11は不参加）。あとはKohsuke Hattoriくんも。Kohsukeくんは、僕が高校生のころ彼が大学生で、彼が「ダンス始めます」ってダンススタジオにきたところから知ってるんですよ。彼の成長率がすごいし、個人的にもエモいですし、そういう意味も含めて一緒にやってみたいです。

−会場内には、今季の開幕戦で披露されていた新曲、『Peppermint Yum』も流れていました！　ティーンに注目してほしいポイントを教えてください。

今回は韓国のボーイズグループEPEXとのコラボ楽曲です。僕たちと韓国のアーティストの方がコラボレーションすることが初めてだったので、そこの化学反応はぜひ注目してほしいです！　彼らとは世代もほぼ同じなんですが、少し彼らの方が若くて、そこのエネルギッシュさに引っぱられることもたくさんありました。２組の相乗効果が見てとれるので、そこもおもしろいと思います。目で見ても、音で聞いても魅力的なので楽しんでください！

−D.LEAGUEも残すところあと３戦。終盤を盛り上げる一言をお願いします！

今日、生で見て改めて思ったことがあって。僕、解説席にいて、手もとにモニターがあるのでカメラワーク映像とステージどちらも観れるんですけど、ずっとステージを見ていたんです。ダンスってやっぱり生で観た方が確実にヤバいんですよ！　なので、応援している方がいらっしゃるなら、まず会場に観に来た方がいいよとおすすめしたいです！

−最後に、今ダンスをがんばっているニコラ読者へもメッセージをお願いします♪

ダンスの世界でも、D.LEAGUEのプロダンサーをはじめ、インストラクター、もちろんアーティストもそうですけど、道が増えたなと思っています。ぜひダンスを続けて、自分の夢に向かっていろんな選択をして進んでいって、夢を叶えてください！

ここからは D.LEAGUE ROUND.11
全６戦をレポ！

１st MATCH
FULLCAST RAISERZ vs DYM MESSENGERS

熱量を感じるパワフルなパフォーマンスで会場を沸かせたFULLCAST RAISERZ。「BLOOD BROTHERS」をテーマに、KRUMPの迫力と熱量、その間に魅せるキャップを使った技などで観客を沸かせ、右拳を高く掲げたラストでは会場中に大歓声が！

RAISERZと今回対峙したのはDYM MESSENGERS。テーマである「INNOVADER」はゲーム要素を感じる音を楽しむようなパフォーマンスを披露。グレーとライムグリーンで分かれた衣装や構成はゲーム画面のような世界性をも感じさせてくれました！

２nd MATCH
SEPTENI RAPUTURES vs KADOKAWA DREAMS

堀くんが圧倒されたというKADOKAWA DREAMSは、昨シーズン優勝チーム！　今回は「和」をテーマに、笠や尺八など和風な小道具や、和太鼓や鈴の音など和楽器の音を融合させたサウンドを使用して新たな表現を魅せ、会場は大盛り上がり！

対峙したSEPTENI RAPUTURESは、「簒奪（さんだつ）」という「王者の地位を奪取する」という意味のテーマのもと、昨年王者のKADOKAWA DREAMSに挑んだよ。世界観にのめり込むようなイントロとフォーメーションで始まり、緩急をつけた激しいパフォーマンスを披露！

３rd MATCH
Medical Concierge I‘moon vs LIFULL ALT-RHYTHM

Medical Concierge I’moonはきびしい戦いを強いられているシーズンではあるものの、テーマに「一音入魂」をかかげ、ていねいな音ハメと音の間を取るような女性らしいラインを活かしたダンス、持ち前のフォーメーション力で会場をトリコに！

対するLIFULL ALT-RHYTHMは、「ハッピーダンスハッピー」をテーマに、虫の羽音から始まる意外性あふれるサウンドや、ボーリング、プロレスを感じさせる振りつけなど、観る者を飽きさせない、まさにハッピーになれるショーで会場中を笑顔にしてみせたよ♪

４th MATCH
CyberAgent Legit vs dip BATTLES

CyberAgent Legitはテーマに「BOIL SWEAT」をかかげ、したたる汗が蒸発するほどの息を飲むパフォーマンスを披露！　低音のリズムを丁寧に取りながら、フォーメーションの入れ替えやフロアを混ぜた緩急で魅せ勝利。上位６チームが進出できるチャンピオンシップへの出場権を手にしたよ！

堀くんが印象的な衣装だったチームとして挙げてくれたdip BATTLESの今回のテーマは「芸術の爆発」。魂をはみ出して生まれるアートを表現したというショーケースは、額縁を突き破って衣装にするなど思い切った衣装の演出あり！　アートのようなシルエットでフィニッシュし会場を魅了。

５th MATCH
Valuence INFINITIES vs avex ROYALBRATS

Valuence INFINITIESのテーマは「MUGEN」。みんなで魅せることを意識して、日本語のリリックや時計に見立てたパフォーマンスで目を引いたよ。今回は初のゲストフィメールダンサーも登場し、新しい世界を見せつけた！

堀くんがコラボしてみたいと挙げてくれたavex ROYALBRATSは、「vibe」がテーマ。小道具の机をステージ上のステージや壁に見立てて、高低差などが絶えず変化するステージで起承転結を作り、自由自在なパフォーマンスを披露♪

６th MATCH
Benefit one MONOLIZ vs KOSÉ ８ROCKS

Benefit one MONOLIZはテーマを「WORRIER」として、世界にはびこる差別や偏見と戦う戦士のようなステージを披露。アーミーのような衣装や戦闘モードに入ったことを思わせる振りつけ、意志の強さで会場を圧倒！

テーマの「花火」というイメージ通り、パワフルで観客の視線を一ミリも逃さない構成を作り込んできたKOSÉ ８ROCKS。会場を大きく沸かせるアクロバットな大技や連続技を次々に繰り出し、ラストにして会場のボルテージをMAXに高めていたよ！

かなり盛り上がっているD.LEAGUE。しかも、盛り上がっているのはダンサーだけじゃない！　観に来ている観客のトレンド感もイケてるってことで、近日「出張ニコラスナップ D.LEAGUE会場編」の記事も配信決定！　お楽しみに♡　FANTASTICSとDリーグのオフィシャルサイトや動画もぜひチェックしてね！

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Photo/Sone Kasumi