サッカー部のあの子に恋した吹奏楽部の私

CAST若林 真帆若林 真帆

作者:りー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2018.07.08

私、真帆は、
吹奏楽部。





1階の音楽室で
部活動をしている。





窓からは、
真っ黒になりながら、
校庭でサッカー部が
部活をしている。





私はサッカー部に、
好きな人がいる。





部長の翔だ。





翔とは、
幼なじみ。





優しいし、
部長として後輩たちを
引っ張っていく姿が、好き。





吹奏楽の休憩時間、
ほとんどの子達は、
サッカー部の子達を見に、
窓へ集まる。





もちろんその中に、
私もいる。





吹部の女子が、
あまりにも騒がしいので、
サッカー部の子達も、
こっちに気づいた。





翔もこっちに気づき
笑顔で手を
振ってくれている。





私も振ろうとし、
何となく隣を見ると、
沙良が、手を振っていた。





私は、胸が痛くなった。





すぐ、そこから離れた。





それ以来、
休憩時間になっても、
窓側には行かなくなった。











* ――― * ――― *





1週間後、
文化祭の準備が始まった。





廊下を急いで歩いていたら、
誰かにぶつかってしまった。





それは、翔だった。





私は、「ごめん」と言い
再び行こうとすると
翔に、手をつかまれた。





翔「真帆、なんで最近
俺のことさけてるの?」





真帆「別に。
手、離して」





翔「真帆! 待て!
俺とお前の大会が、
どっちか優勝出来たら、
付き合ってあげてもいいよ」





真帆「あ!
でも・・・
翔さー沙良のこと
好きなんじゃぁー」





翔「はぁ?!
なんでそうなるんだよ?!」





真帆「だって、
手振ってたし・・・」





翔「あれは、
真帆に向かって
手を振ってたんだよ!」





真帆「言い訳
しなくていいよ・・・」





翔「言い訳なんかじゃないよ!
俺は、お前にしか興味はない!
お前にしか、俺の翔スマイルは
見せない!!」





真帆「え・・・翔
ありがとう!
お互いに、大会頑張ろ!」





翔「うん!
じゃぁまたな」





私は大会優勝に向けて、
必死に練習を頑張った。













* ――― * ――― *





3週間後、
ついに大会当日。





私たち吹部のみんなは、
大会で一生懸命
練習の成果を発揮した。





その頃、サッカー部の大会でも
真っ黒になりながら
頑張っていた。







次の日、翔が
私のクラスに来た。





「真帆。ごめん。
優勝出来なかった。
2位だった」





私も、伝えた。





真帆「翔・・・ごめん。
私も優勝出来なかった」





翔は、下を向いている。
私は、言った。





真帆「翔・・・ごめん!
嘘ついた!(笑)
見事! 吹奏楽、
優勝しました!」





翔「え?!
マジで・・・」





真帆「うん!
嘘ついてごめん!
翔! 3年の最後の大会。
終わっちゃったね。
翔! これで私たち」





翔「おぅ! 真帆!
改めて!
俺と付き合ってください!」





真帆「うん!!
もちろん!」





真帆「翔!
明日どっか行きたい!」





翔「いいね!
どこ行くー」





真帆「んーとー」







・・・・・・終

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