私の計画は失敗しない

CAST小林 花南小林 花南

作者:のんちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.09.22

こんにちは!
小林花南です!





高校1年生です!
よろしくね!





私は、毎日勉強とか部活とか
友達と話すとか
全部計画を立てている。





その計画を
失敗したことは
1度もない、





まあ、自分の記憶に
ある分だけど(笑)





まあ、そんな私の
ある1週間を話すね!





かなみ「おはよー!
まほ!」





この子は、
仲良しの若林まほ!





仲良すぎで
いつもみんなに
林姉妹って
言われてます!





まほ「おはよ! かなみ!!
今日は、何を話してくれるの」





かなみ「今日、
まほと話すのは
部活のこと!」





私は、テニス部!





まほは、美術部!





まあ、こんな感じに
計画通り進めてます!













*。・ 学校 ・。*





先生「この問題わかる人!」





私は、計画ノートに
書いている。





えっと、この問題は
私が発表するんだ!





かなみ「はいっ!」





そして、
間違える!





先生「あってる?」





まほ「違います!(笑)」





まほは、こっちを見て
笑った。





まほだけは、
計画のことを
知っている。













*。・ 次の日 ・。*





れん「よう! 小林!」





この人は、
同じクラスで
同じ部活の佐藤れん。





結構仲いいかもね!





れんと、
話すことはっ。





かなみ「れん、
この間見て
思ったんだけど
ラケットの振り方
ちょっと練習した方がいいかも。
ちょっとむだな動きあったよ!」





れん「いつも、
ありがとよ!」





れんには、だいたい
アドバイスしてるよ!





れん「小林、
お前はうまいよな!」





かなみ「えっ?」





れん「テニスが!」





そういって笑った。





きゅんっ





ドキッ





この2つがいっきに
私の胸につき刺さった。





れん「おい、顔赤いぞ」





かなみ「あっ、赤くないよ!」





れん「熱あるんじゃね?」





かなみ「ないよー」





そこで、ナイス!
まほが来た!





まほ「かなみ!」





れん「よう! 若林!
小林が熱あるんだよ!」





まほ「そうなの!
大丈夫?」





小林「うん、」





れん「お大事にな!」













*。・ 帰るとき ・。*





まほ「かなみ、
何かあったの?」





かなみ「まほ、れんに
恋しちゃったかも」





まほ「ほんと!?」





かなみ「分かんないけど、
ドキッとしたりきゅんって
したり」





まほ「それは、
好きな証拠!」





かなみ「でも、計画が
変わっちゃうよ!」





まほ「あっ、そっかー
ノルマ達成したいよね」





ノルマというのは、
何日計画通り
できたかってこと。





今までやり始めてから
1回も計画失敗したことはない!





まほ「かなみ、
よくわからんが
ファイト!」





かなみ「うん」













*。・ 金曜日のこと ・。*





私は、れんのことが気になって
仕方なかった。





計画ノートには





―――――――――――――
今日、私はれんに告白する。
そして断られる。
―――――――――――――





っと書いてある。





計画がうまくいく確率は
半分はある。





それは、
女子に人気だから。





私なんかより
その子達の方が
よっぽどいい!





まほ「かなみ、
本気で悩んでるのかな?」













*。・ 放課後 ・。*





かなみ「れん! あのさっ」





れん「部活、遅れるぞ!」





かなみ「まって」





れん「俺、着替えるから!
お前も急げよ!」





なかなか、
うまくいかない。





ノートには





―――――――――――――
うまく、告白できず
部活になってしまい
気になり集中できなくなる。
―――――――――――――





と、書いた。





れん「小林、
遅れてんじゃん。
俺と一緒に来たのに」





なるみ「小林遅い!
たらたらしすぎ!」





かなみ「すみません!」





なるみ「もう、
今回だけだからね!
次同じことになったら
練習参加させないから」





多田成美先輩に
怒られちゃった。







・ ・ ・ ・ ・





そのころ、窓から、
テニスコートを見て。





まほ「かなみ、
大丈夫なのかな」





なな「まほ、大丈夫?
さっきからぼーっとして」





まほ「ごめん、なな。
大丈夫!」





なな「部活に集中しなきゃ!」





まほ「うん」





こっちも、同級生で
優等生の野崎ななちゃんに
注意されてるし。





頑張らなきゃ。





なるみ「小林、いくよ!」





かなみ「はいっ!」





ボールがとんでくる。





打たなきゃ!
れんも見てるよ。





その時、何かが見えた。





幻覚?





計画のーとが見えた。





―――――――――――
れんには、断られて。
一生後悔する。
―――――――――――





とかいてあった、





打てなかった。





なるみ「小林、
何ぼーっと
立ってんの?
やる気あんの?」





かなみ「すみません」





涙が出た。





なるみ「泣いたってダメ。
もう、今度こそ
練習参加しないで。
泣くならかえって」





先輩の厳しい言葉よりも、
れんへの思いが爆発した。





きっと、無理だ。
好きにならなければ。





その時、かなみが
怒られた声がして。





まほ「かなみ?
今、怒られたような?」





なな「まほ、
ちゃんとしてよ!
集中して
絵を描いてるのに!
やれないなら帰って!」





こちらも、厳しい
優等生の言葉よりも
かなみへの思いが爆発した。





まほ「わかった!」





まほは、本気で
帰ろうとした。





そして、





かなみ「先輩!
確かに私。
今日は自分でも変です。
ぼーっとして。
ほんとにすみません!
気持ちを切り替えました。
それを行動で表せと言うならば、
部活終わりの片付けは
私がすべてやります!」





計画ノート
うまくいかなくても諦めない!
それを行動で表すこともあり。





なるみ「小林、わかった!
でも片付けはみんなでやる。
練習参加オッケー。以上」





かなみ「ありがとうございます!」





まほ「私も!
かなみ、ありがとよ!」





まほ「なな!
さっきからごめん、
邪魔して。
私、気持ちを切り替えた!
もし、行動で表せと言うなら!
部活終わりの片付けは
私が、全部するよ!」





なな「まほ、別にいいよ!
きつく言ってごめんね!
切り替えたならいいの!」











**-・.・***・.・-**





そして、帰るとき。





かなみ「なるみ先輩!
今日は、
ありがとうございました」





なるみ「小林、
これから頑張ろうね!」





れん「小林! 帰ろ!」





かなみ「いいよ! れん!」





今、思い出した。





言わなきゃ!





かなみ「れん、
私、好きです!」





れん「ありがとう。
俺も、小林が好き!」





えっ!





かなみ「なんで?
断ってよ!」





れん「えっ?
なんで?」





かなみ「計画が失敗しちゃうよ!
私は、失敗しない女なのに!」





れん「お前さー」





どーしよー!





パニック状態。





れん「小林、」





私の頭をぽんぽんと
優しくなでた。





かなみ「れん、ごめん」





れん「計画なんて
捨てちゃえよ」





かなみ「えっ」





れん「恋に計画なんて
必要ない!
計画なしでも、
俺は小林を幸せに
できるから」





かなみ「ありがとう!
れん!」





れん「俺、かなみって呼ぶ!」





かなみ「うん! 大好き!」





恋に、計画なんて
必要ないんだ!





もちろん、勉強とか
部活とかはいるけどね!





まほ「かなみ、
計画なくても
幸せになれるよ!
私だって、
幸せだもん!」







*end*

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