クラスが離れても

CAST湊胡遥

作者：ひか

2018.03.04

あーあ
好きな人と
クラス離れちゃったなぁ、、、

私、湊胡遥。
新学期で
中１になりました。

私の学校は、
小中高と
エスカレーター式で
進学できるの。

だから学年は
ほとんど全員ずっと
同じメンバーなんだ。

同じメンバーだと
ずっとクラスが同じ子
だっている。

私の好きな人は
カケル。

小６までずっと同じ
クラスだった。

好きになった理由が
他の人よりも一緒にいたって
ことなのかも、、、

でも中１になって
クラスわかれちゃった。

あーあ
カケルがいないなんて
イヤだなー、、、

ク「おーい！
胡遥!!!
大丈夫？」

この子はクルミ！
ずっと同じクラスなの！

中１の今回も
同じクラスでした！

私がカケルのことを
好きなのを知ってる。
なんでも
相談できるからねー。

コ「あっ！
ごめん！
ぼーっとしてた、、、」

ク「カケルと
同じクラスに
なれなかったから？」

コ「うん、、、」

ク「そーだよね
好きな人と
同じクラスに
なれないなんて
悲しいよね」

コ「でも！
できる限り話す！
カケルと！」

ク「うん！
そだね！
頑張って！」

コ「ありがとう！」

そこから毎日
LINEとか
休み時間話した！

クラスのこととか、
カケルは頭がいいから
勉強のこととか、
芸能のこととか
たくさん話した！

カケルとクラスが
離れても
大好きってこと伝えよ、

そろそろ
告白しよ、、、

明日、
告白する。

よし！
クルミに
アドバイスもらお！

コ「クルミー
あのさ私、」

ク「ん？
なぁに？」

コ「明日カケルに
告白しようと思う！」

ク「ほんと！
頑張って！
応援してる！」

ク「じゃあー
あそこで
告白したら？」

ク「あの公園！
コハルがあの公園は
思い出って
いってたじゃん！」

そう、あの公園は
思い出の場所。

小学３年生のとき、
男女６人で遊んだ。

そのとき
ドロケイをしたの。

私とカケルが警察で、
２人で泥棒を
捕まえようとしたら
転んだの。

すり傷で
血がでちゃって
そのときカケルが
絆創膏をはってくれたの。

それがすっごく嬉しくて！
カケルのことが大好きだって
改めて思った！

だからあの公園で
告白する！

私の思い出の場所で
告白する！

ク「コハル!!!
頑張って！
コハルなら大丈夫！」

コ「よし！
頑張るぞ！」

＊。・　LINEにて　・。＊

コ《カケル！》

カ《なぁに？》

コ《明日さ！
学校終わったら、
小さい頃遊んだ公園に
来てくれない？》

カ《いいよ！》

コ《ありがとう！》

カ《じゃ！
明日ね！》

コ《うん！
おやすみなさいー》

カ《おやすみなさいー》

＊。・　告白する日の放課後　・。＊

カ「コハル！
ごめん。
まった？」

コ「大丈夫だよー
来てくれてありがとう！」

カ「それで
どうしたの？」

コ「あのさ、
小学校のときから
好きでした！
優しいところも！
頭がいいところも！
全部!!!」

カ「ほんとに?!
ありがとう！
俺もコハルの全部が
大好き！」

コ「ありがとう！」

カ「俺と
付き合ってください！」

コ「はい！
よろしくお願いします！」

私の恋は、
最高です！

コ「恋を手伝ってくれて
クルミ！　ありがとう！
カケルと付き合うことに
なりました！」

ク「ほんと！
おめでとう！
お似合いだよー！
私も恋探そうと！」

コ「ありがとう！
今度は私が
応援するね！」

カ「俺も手伝う！」

ク「２人とも
ありがとう！」

コ「カケル
好きになってくれて
ありがとう！
これからも大好きだよ！」

カ「俺もだよ！」

ク「みんな
これからも
よろしくね！」

コ・カ「うん！」

私はクラスが離れても
大好きな人と
楽しく過ごしています！

＊ＥＮＤ＊