大食いガールの恋

CAST湊胡遥

作者：はるっぴ

2019.05.11

コハル「グーッ」

ヤバッ!!
食欲には負けるわ。

エリナが私の方を見て、
ニヤニヤする。

湊コハルです。
中学３年生!!

趣味は食べること！

オオゾラ「コハルっ
おなか減ったの？」

「ハハハッ」

コイツはオオゾラ!!
同じ中学３年生です。
エリナの幼なじみ。

コハル「てへっ」

キーンコーンカーンコーン

ついに待ちにまった「給食」。

コハル「よし！　給食だ～」

今日は、ごはん、唐揚げ、
サラダ、豚汁、牛乳。

エリナ「じゃあ、
コハルのお目当ては、
唐揚げだねっ！」

コハル「絶対、
もらうんだから！」

エリナ「張り切っちゃって。
フフフッ」

このコはエリナ!!
同じ中学３年生。
大親友なの!!

全員「いただきます～」

コハル「唐揚げ、からあげ～
とったぞ～」

オオゾラ「マジ、オマエって
残飯処理係だな！
ひくわ～」

コハル「そういった
オオゾラも
ごはん山盛りじゃん！」

オオゾラ「オレは男だし・・・・・・」

コハル（プンプン！）

オオゾラ「コイツ、食べても
あまり太んねー。
不思議だわ～」

コハル「んー。
この美味しさたまらない！
なんか言った？」

オオゾラ「なんでもない、
なんでもないよ～。
（ふぁー、バレなかった）」

コハル「ふーん、あやしー」

＊。・　身体測定　・。＊

コハル「あっ、あー
１kg太っちゃったー」

エリナ「だいじょうぶだってー」

オオゾラ「あんなに食べるからね、
やっぱり・・・・・・
ポッチャリちゃんに
ならないようになっ！
エリナを見習えば～」

コハル「ぜったい、
やせてやる!!
もう～」

オオゾラ「できるかな？
ハハッ、無理だろー」

＊。・　テスト返し　・。＊

先生「湊ー
ここ何やってんだよ」

ギクッ

コハル「あっ、ヤバッ!!」

先生からは、
おいしそうですね、
はなまるが書かれていた。

でも、よかった。

オオゾラ「三角柱がケーキ？
そこまで、腹減る？」

エリナ「コハルンたらっ!!
カワイイ～」

コハル「ハハッ、ハハハッ
見ないでよん」

オオゾラ「１００点！
１０連覇!!　よしっ!!
エリナは？」

エリナ「もちろん、満点だよー。
いっしょ～」

オオゾラ「だよな～」

＊。・　放課後　・。＊

エリナ「ねっ!!
新しいパフェのお店が
できたから、いかない？」

コハル、オオゾラ「いくいく～」

エリナ「にちようびねっ」

＊。・　にちようび　・。＊

コハル「もしかして、ここ？
おいしそう！」

オオゾラ「コハルっ、
目がキラキラしてるけど！」

コハル「つい・・・・・・」

エリナ「食べよっか」

コハル「私、痩せるって
決めたから、
ガマンする！」

オオゾラ「あーーっ
おいしーーー」

いいなあー。
よだれがたれる・・・・・・・・・

エリナ「うーん、
最高ー」

ガマンできない・・・・・・・・・

オオゾラ「コハルっ、あーーん」

えっ、いいのっ？

コハル「うーーん、おいすぃー」

オオゾラ「オレ、
コハルのこと好きだ」

コハル「パフェサイコー」

なにっ？

「えっ、マジで!!」

オオゾラ「オマエのおいしそうに
食べるのを見ると、
幸せになるんだ」

コハル「オオゾラ
大好きだよー」

＊ｅｎｄ＊