うそ中学生の初恋

CAST吉岡優奈

作者：K ☆M ☆T

2020.08.20

こんにちは。
吉岡優奈です!!

いきなりだけど、
私には秘密があるの。

それは、
中学１年生として
過ごしているけど、
本当は小学生だってこと。

このことは
だれにも言ってない。

これからも絶対、
誰にも言わない
秘密なの。

カホ「一緒に帰ろ」

ユナ「いいよ」

このコは
大親友のカホ。

実はカホも
小学生なんだ。

カホ「ねぇ、
クラスに好きな子いる？」

ユナ「いるよ」

カホ「え、だれ？」

ユナ「カホ」

カホ「ありがとうって
そういうことじゃなくて」

ユナ「あーそっちか」

カホ「で、いるの？」

ユナ「いないよ」

私に好きな人なんて
いない。

ていうか、
好きって感覚も
よくわからない。

好きな人がいるって
どんな感じなんだろう。

＊。・　次の日　・。＊

ユナ「あー
数学の宿題忘れた」

カホ「えーって
カホもやってなかった」

ユナ「どうしようか」

???「はい、
答え写してもいいよ」

???「困ったときは
お互い様だからね」

オオゾラ「答え
間違っていたらごめん」

ユイト「はい、
早くしないと
先生にばれちゃうよ」

カホ「ありがとう」

ユナ「写し終わったら返すね」

カホ・ユナ「ありがとう」

カホ「おかげさまで、
間に合った」

ユナ「２人が忘れたら、
ノート見してあげるね」

オオゾラ「その時も
忘れてるんじゃない」

ユナ「絶対忘れてないもん」

オオゾラ（何か、かわいいな
ドキドキ、ソワソワ
何だろう。この感覚）

ユイト「ってか、
次移動教室じゃん」

カホ「え、もう皆いってるし」

ユナ「確か、次の若林先生
超コワイよね」

オオゾラ「急いで行こう」

キーンコーンカーンコーン

ヤバイ、チャイム
なっちゃったんだけど。

４人「失礼します」

マホ「ちょっとあなたたち
遅れてるわよ」

カホ「すみません」

ユナ「ごめんなさい」

マホ「どうして
遅れたんですか」

カホ・ユナ「えっと」

オオゾラ「僕、
お腹が痛かったんですけど
ずっとユナさんが心配して
待っていてくれたんです」

え？
そんなこと
してないんだけど。

オオゾラ「だから、
ユナさんは悪くないんです!!
遅れてしまいごめんなさい」

マホ「そういうことなら
しょうがないわね。
座りなさい」

ユナ・オオゾラ「はい」

ユナ「ありがとう」

マホ「で、２人は？」

ユイト君とカホは、
ユイト君の教科書を
探していたことにした。

あれ？
なんでだろう？
またドキドキしてきた。

＊。・　帰り道　・。＊

ユナ「今日本当に
あの２人に助けられたわ」

カホ「それな!!
で、単刀直入に聞くよ。
ユナ、オオゾラ君のこと
好きなんでしょ」

ユナ「え?!　まぁ、
オオゾラ君と話すときに
不思議な感覚はあったけど」

カホ「やっぱり？
その感覚、
好きっていうんだよ」

ユナ「え？　えー」

好き?!
私が、
オオゾラ君を?!

＊。・　次の日　・。＊

カホ「ユナ、おはよう」

ユナ「おはよう」

ユイト「おはよう」

カホ「お、おはよう」

あ、カホもしかして。

ユナ「カホ、
ユイト君のこと
好きでしょ」

カホ「バレた？
そうだよ」

か、かわいい

恋する女子って
こんなに
かわいいんだ!!

オオゾラ「おはよう」

ユナ「おはよう」

オオゾラ「ユナさん、
今から屋上に来て」

ユナ「う、うん。
分かった」

なんでだろう？

ユイト「カホさんも来て」

カホも
呼び出されてるし。

はあはあ。
疲れた。

オオゾラ「ユナさん、
好きです」

え？

ユイト「カホさん、
好きです」

オオゾラ「せーの」

オオゾラ・ユイト「付き合ってください!!」

ユナ・カホ「・・・・・・はい!!」

いつか、カホと一緒に
本当は小学生だって言おう!!

私達からの、
告白として!!

＊ｅｎｄ＊