恋するオタJK

CAST小林 花南小林 花南

作者:りさ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.08.03






*。・ 授業中 ・。*





私は花南、
高校1年生。





ダンス&ボーカルグループの
ニコスターズ、
略して二コスタが大好き!





そーしーて





私の推しは、
ダンサーの悠我くん。





ちょーーかっこいいの!





悠我君に勝つものは
何もない。





いつでも眺められるように
写真を筆入れの中に・・・





って、、
あれっ!?





ない、
悠我くんの写真、





「おーい花南~」





~彼は同じダンス部の義斗。





学年一、いや
学校一モテてる・・・
らしい。





なんだか最近、
しょっちゅう
話しかけてくる。





まー私は悠我君にしか
興味ないし、
どうでも
いいんだけどねっ~。





「これってニコスタの
悠我じゃーん」





「げっ、いつの間にぃー(怒)
返してっ」





「俺ニコスタ
好きなんだよね~」





「ふーん」





キーンコーンカーンコーン





「起立、礼」





「ありがとうございましたー」





・・・よーし、終わった!





今日は書店限定
ニコスタ悠我君の
キーホルダー発売日、





そんな日に
部活オフとか
私、ついてる~。





すぐに売り切れちゃうから
早く帰んないと。





「小林と野口は
放課後職員室に来るように」





・・・嘘でしょ!
最悪。





さっきの先生に
見られたのかな。





2人は授業中に
無駄話をしたということで、
こっぴどく怒られた。







昇降口で・・・





「ねぇ、今日ニコスタの
キーホルダーの発売日なのー。
買えなかったら
どうしてくれんのー」





「んーほんとごめん。
ちょっと俺急いでるから、
話はまた明日」





「なんなのーーー」





それより
早くいかなきゃ。





・・・結局花南は
キーホルダーを買うことが
できなかった。













*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。*





翌日の朝―――





登校中に2人組の女子に
話しかけられた。





ダンス部の先輩、
真帆先輩と真奈先輩だ。





正直、ガツガツしてて
苦手。





あんまり
絡まれたくないなぁ。





真帆「昨日、義斗くんと
昇降口のところで
なんか話してたんでしょ」





真奈「私、委員会終わって
帰る途中で、
見ちゃったんだよねー」





「義斗くんと話ししちゃ
いけないんですか?」





真帆「今日真帆、
義斗君に告白するの」





真奈「義斗君きっと
オッケーしてくれると思うの。
だから、あんまり
仲良くしないでねー笑」





「はい。
(私、別に義斗君のこと
何とも思ってないんだけどなあ)」













*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。*





廊下で・・・





「花南ー、
マジ昨日はごめんなぁ。
これ・・・お詫び」





「これって!
悠我君のストラップ!
私に?」





「もちろん!」





「あ、ありがと」













*。・ 昼休み ・。*





真帆「義斗君、
私と付き合ってください」





義斗「ごめんなさい、
俺好きな人いるんで」





(花南は委員会の仕事中に
たまたまそれを目撃した、、)





あー振られちゃったー、





にしても
義斗の好きな人って
だれだろー。
まいっか。





あっ、





花南は真奈と
目が合ってしまった。





案の定、花南は
部活終わりに
真奈と真帆に呼び出された。





「見てたんでしょ」





「振られたの見て
楽しんでたの?
さいてーーー」





「委員会で
通りかかっただけで、、」





「あんたみたいな
オタクで陰キャみたいなやつ
消えればいいのに」





花南が平手打ちされた。





そこに義斗が現れた。





「義斗!?」





「先輩方、花南のこと
いじめないでもらえますか」





真帆「義斗君、
私は別にいじめてなんかっ」





義斗「もう花南を
傷つけないでくださいね」





真奈「真帆行こう」





花南「助けてくれてありがとう」





義斗「ううん、
それよりケガしてない?」





花南「大丈夫、義斗
かっこよかったよ!」





義斗「好きな子に
そう言ってもらえるとか、
最高かよ」





花南「えっ」





義斗「俺、花南のことが好きだ。
今は俺のこと
好きじゃないかもしれないけど、
悠我を超えるくらい
花南を好きにさせる、
付き合ってください」





花南「はい!」







*end*

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