カワイイ後輩は、私に文句がありすぎます。

CAST小林 花南小林 花南

作者:恋する乙女は私です。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.06.26






みなさんこんにちは。
小林カナミです。





副生徒会長で
成績優秀。





学園1の美女だし
モデルのお仕事もしてる。





だから
とってもモテるから
1週間に4回告白される。





こんな私なので
誰も文句はないと
思います。





オオゾラ「先輩、
おはようございます」





これはオオゾラ君。





今年入学してきた
ばっかの1年生。





なんか仲良くなったんだけど、
私のこと先輩扱いしてない
気がします。





カナミ「オオゾラ君おはよう」





オオゾラ「先輩
また同じ髪型ですかー」





カナミ「何かダメ?」





オオゾラ「若林先輩みたいに
毎日髪型変えた方が
カワイイと思いますよ」





カナミ「本当に思ってますかね」





オオゾラ「思ってません。
先輩ブスですもん」





カナミ「ぶ、ブスですって。
この学園で1番美女の私に
ブスとは何様よ」





オオゾラ「お子様です」





カナミ「それを求めたんじゃなくて
先輩と思ってないよね?」





オオゾラ「思ってますよ。
敬語使っているでしょう」





カナミ「そうだけど
話の内容が
先輩と思ってないような」





オオゾラ「そんなことないです。
今度のバスケの試合の応援
きてくださいね。
バスケ部レギュラーなんですよ」





カナミ「うん。
行くよ、当たり前だよ」





オオゾラ「それではまた」





ヨシト「カナミン、今度俺の
バスケの練習試合の応援に
きてくれない?」





私、有名なモデルなので
そこらへんの学校の男子たちが
こういうこと
よく言ってくるんですよね~。





カナミ「いけません」





ヨシト「そんなこと言わずにさ」





オオゾラ「俺の彼女に
近寄らないでください」





ヨシト「カナミンに
男がいたんだ」





ヨシトが
去っていった。





カナミ「オオゾラ君
何言ったのよ!」





オオゾラ「助けてやったんだから
いいですよね」





カナミ「そうだけど。
助けられなくたって
簡単に離れられました」





オオゾラ「ご迷惑で、
もしわけなかったですね」





カナミ「申し訳ないと
思ってなかったでしょ」





オオゾラ「はい、
思ってませんでした」





カナミ「ほら先輩なんて
思ってないじゃん」





オオゾラ「思ってますよ」





やっぱオオゾラ君は
カワイイわ。













*。・ 試合の日 ・。*





カナミ「ごめん、
撮影で遅れちゃった」





オオゾラ「大丈夫です。
間に合っていますよ」





男子「うっわ、
あの人気モデルの
カナミンがいるじゃん」





男子「応援してもらいたいわー」





男子「相手チームの
オオゾラってやつと
一緒にお話ししてるじゃん」





男子「うらやましー」





オオゾラ「先輩意外と
人気あるんですね」





カナミ「意外とってひどい」





オオゾラ「だって人気あると
思ってませんでしたもん」





カナミ「文句多すぎー」





オオゾラ「文句じゃありませんよ」





カナミ「文句だって」





パシャ





カナミ「写真とるおと
しなかった?」





オオゾラ「しなかったよ」





カナミ「そっか」





マホ「いいものとれた。
ありがとう」













*。・ 次の日 ・。*





女子「えー。
カナミ先輩がオオゾラと
付き合ってたとは」





男子「嘘だろ。
カナミン狙いだったのに」





女子「カナミ先輩から
告白したみたいだよ」





オオゾラ「先輩なんですか?
これ」





カナミ「私、知らない」





オオゾラ「誰かのいたずらですかね」





メアリ「カナミ、大丈夫。
この噂カナミが言ったの?」





カナミ「違うよ」





メアリ「誰だろうね。
昨日オオゾラ君の練習試合
応援しに行った時に
誰かがとった写真が
ばらまかれて
校内に貼られてたり
落ちてたりするんだけど。
見覚えある?」





カナミ「すっこしもない」





メアリ「オオゾラ君は」





オオゾラ「俺もないです」





メアリ「これから芸能活動
大変なことになっちゃうよ」





カナミ「そっか」













*。・ 昼休み屋上で ・。*





カナミ「オオゾラ君と
私とのへんな噂
まだ広がっちゃってるね」





オオゾラ「そうですね~。
こんなブスを
狙ってる人がいたなんて」





カナミ「誰がブスだ!」





オオゾラ「噂が広がってるんで
いっそ本当に
付き合っちゃいます?」





オオゾラ君から
バックハグ。





カナミ「な、何言ってんの!」





オオゾラ「先輩は、いやですか?」





カナミ「いやじゃない。
大好きだよ。オオゾラ君」





オオゾラ「俺も大好きです。
でも、先輩
甘えん坊さんですからね」





カナミ「カワイイ後輩は、
私に文句がありすぎます」





オオゾラ「それって俺ですか?」







*end*

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