卒業式で恋の幕開け

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:#sakyon

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.03.07






今日は卒業式。





私の切ない恋は、
このまま終わるのかな・・・









*。・ 卒業式3日前 ・。*





メアリ「おはようー!」





マナ「朝から
元気良すぎだよー」





マナは私の大親友。





中学生になってまもない、
友達ができるか
不安だった時に
声をかけてくれたのは
マナだった。





ナオヤ「おはよう」





レオン「お前、今日も
遅刻かよー笑
徹夜で勉強でもしてたのか?」





ナオヤ「んなわけないじゃん笑
勉強嫌いな俺が」





ナオヤは・・・
私の初恋の人。





幼稚園からの
幼馴染なんだけど、
どこか抜けてて、





でもそこが
可愛いなって感じで。





そう思う私のような人も
少なくなくて、
ナオヤは小学生の頃から
ずっともて続けていた。





マナ「何ぼーっとしてんのよ」





メアリ「あっ・・・いや
なんでもないよ」





マナ「メアリ最近変だよ?
なんかあった?」





メアリ「・・・いや別に
何もないけど?」





マナ「もしかして・・・
恋でもした?」





メアリ「えっ・・・」





マナ「ほーら私正解。
親友の私をなめないでよね!」





メアリ「マナには敵わないな。
そう。私、今
好きな人がいる」





マナ「さては・・・
ナオヤだな?」





メアリ「なんでわかったの?」





マナ「メアリ最近
ぼーっとしてるじゃん?
でもその時いつも目線は
ナオヤなんだよ?
気づいてなかった?」





メアリ「私そんな気づかない時に
ナオヤのこと
意識してたんだ」





マナ「・・・私、協力する!」





メアリ「マナ・・・」





やっぱりマナは
私の大親友!





マナ「もう飛びつかないでよっ笑」













*。・ 卒業式2日前 ・。*





マナ「ということで
ナオヤとメアリの恋には
協力するけど、
あと2日で卒業だよ?」





そうなの・・・





私とナオヤは
高校が違う。





家は近いけど、
なかなか会える機会も
少なくなるし、
チャンスは
卒業式しかない。





メアリ「だから、その2日で
私の告白が成功するように
作戦を立てるの!」





マナ「作戦って何よ」





メアリ「とりあえず今日は、
マナにお願いがあるの」





マナ「私がナオヤに
好きなタイプを聞けと?」





メアリ「ナオヤの理想の
女の子になるための
一歩なんだよー。
協力してよー」





マナ「んー。わかった。
じゃあレオンに聞いてみるね」





ナオヤと仲のいいレオンは
マナの幼馴染なのだ。





マナ「ナオヤは好きな子とか
好きなタイプとか、
そういう話はしないみたいよ。
だからレオンでも知らないって」





メアリ「そんなー」





卒業式2日前にして
ナオヤに敗北・・・





メアリ「はぁ・・・
どうしたらナオヤの理想に
近づけるのかな。
って、あれは?」





Aさん「私と付き合ってくださいっ!」





ナオヤ「・・・」





ナオヤなんて
言ってるんだろう。





もしかしてこのまま
あの子と・・・





私は走り出した。





そんなつもりは
なかったけど、
体は勝手に動いて・・・





ナオヤ「メアリ・・・?」













*。・ 卒業式1日前 ・。*





メアリ「もういいや・・・
告白は諦める」





マナ「どうして?
昨日はあんなに
張り切ってたじゃん」





メアリ「実はね・・・
昨日ナオヤが
告白されてたの」





マナ「ナオヤの返事って
どうだったの?」





メアリ「それが聞こえなくって・・・
もしかしたら
付き合ってるかもしれないし、
それなのに私が告白しても
迷惑だし」





マナ「そんなのわかんないじゃん。
ナオヤの返事、
聞こえなかったんでしょう?
それならまだいくらでも
チャンスあるし、
告白しなきゃ何も始まらないし
後悔するよ」





メアリ「・・・私、告白する」













*。・ 卒業式当日 ・。*





マナ「頑張ってね」





メアリ「うん」





ナオヤ「なに? 話って」





メアリ「好き」





ナオヤ「え?」





メアリ「ずっと好きだったの。
幼稚園の頃からずっと
ナオヤのこと見てて、
ナオヤのことしか見えなくて、
でも卒業したら会えなくなって、
これまでの恋も
終わっちゃうんだって思うと
後悔しちゃうなって思って・・・
だから! だから私と・・・
付き合ってください」





ナオヤ「・・・はい」





メアリ「えっ?」





ナオヤ「実は俺もメアリのこと好きで、
幼稚園の頃から。
他の人に告られても断って
いつでもメアリに告白しなきゃって
思ってたんだけど、、
自信がなくて。ごめんな。
男から告白しなくて」





メアリ「ううん。
マナが背中押してくれたから
私は告白できたの。
全部マナのおかげなの」





マナ「メアリが
頑張ったからだよ」





メアリ「マナ?
見てたの?」





マナ「メアリが頑張ったから
告白が成功して、
付き合えるんでしょ?
自分に自信持たなきゃ」





メアリ「うん」





こうして私の告白は成功して、
切ない恋も終わりを告げた。





そして、
楽しい恋の幕が開けた。







*end*

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