私と雪解けの恋

CAST林芽亜里

作者：ピーナッツ

2020.02.08

私、林芽亜里、
中２です。

＊。・　ある日　・。＊

「メアリ、もう少しで
戸部先輩も卒業やねー」

と、ともだちのここはが
言ってきた。

「うん・・・」

戸部光翔先輩は、
学校１人気の先輩。

とってもかっこよくて、
笑顔がすてきな先輩。

私が中１のときに
家の鍵を落としてしまい
探していると
親身になってずっと
さがしてくれた。

そのときから
恋に落ちた。

私なんか先輩の眼中に
ないことくらい
分かっているのに。

＊。・　卒業１日前　・。＊

最後だし
先輩にお菓子を作った。

最後くらいいいよね？

私は、ここはと一緒に
先輩の教室まで行く。

先輩を呼んだ。

「頑張れ」と！
ここはが陰ながら
応援してくれている。

先輩がきた！

私は先輩のもとへと行く。

「先輩！　あの、
卒業するので
最後にクッキ―やいたんで
食べてください」

と差し出した。

すると、先輩と
同じクラスの女子が来た。

「やだ―。
こんなもの
光翔が食べないわ」

とかいう。

「迷惑だから
やめてくれない？」

と先輩に言われた。

私は思いを
伝えることなく・・・

外にはきれいな雪が
ふっていた。

＊。・　卒業の日　・。＊

先輩、
ついに卒業ですね。

ありがとうございました。

目にはいっぱいの涙、

ここはが心配そう・・・

するとなぜか
先輩が来た。

「めあり！」

突然、先輩が
私を引き寄せた。

「好きだ！
あのときはごめん。
めありがわるく
いわれているのを
みるのがつらく
きつくいってしまった！」

先輩、私の知っている
優しいせんぱい！

「私も大好きです！」

といい、
抱きついた。

そしてはじめて
雪がやんだ。

まるで、私たちを
祝福しているかのように。

私たち幸せになるよと
心の中でつぶやいた・・・

―ｅｎｄ―