クリスマスの奇跡

CAST湊胡遥

作者：こはるんLove

2020.11.25

私、湊胡遥、
中学３年です！
体が弱く入院中です・・・

でも私には
ずっと前から
好きな人がいます！

それはね、
幼馴染の野口義人君。

でも私の大大大親友の
池未来実も
義斗君のことが好きなの・・・

でもね、義斗君には
好きな人が
いるみたいなんです!!!

こはる「今日も病院生活・・・
夢の中学校生活が・・・」

そう、私は中学１年の夏以来
１度も中学校に行っていない。

クラスの友達はお見舞いに
来てくれるけど
やっぱり寂しい・・・

そう思ってたら。

ガラガラガラ

こはる「あっ！　くるみー」

くるみ「こはるー！
めっちゃ元気だね笑」

こはる「だって早く
退院したいんだもーん！」

くるみ「あ、そうだ。
よしとくん
今日来るみたい！」

こはる「えぇぇぇぇぇー！
本当???」

くるみ「慌てすぎ笑、
じゃぁ私帰るね」

くるみが
少し悲しそうな顔で
そう言った・・・

こはる「くるみも
よしとくんのこと
好きだもんね」

ヘアアレしよっと、
早くよしとくん
来ないかなぁ！

ガラガラガラ

よしと「こはるー！
久しぶり、
元気そうで良かった」

こはる「めっちゃ
元気だよぉ！」

よしと「よかったーーー！
めっちゃ心配してたんだぞ」

こはる「心配してくれてたの？」

よしと「俺ら幼馴染だぞ笑、
俺そろそろ帰るね！
早く退院しろよ！」

よしとくんが帰ってすぐ
看護師さんと
病院の先生が来た。

なんか話があるらしい！
まさか退院できるとか？
なんだろ！

先生「落ち着いて
聞いてください」

こはる「はいっ！」

先生「あなたは
後１ヶ月しか
生きることが出来ません」

こはる「えっ？
・・・嘘ですよね笑？」

先生「本当です」

こはる「なんでなんで？
手術は成功しましたよね？」

先生「ごめんね、
もう先生が出来ることは
ありません」

こはる「中学校生活
送ってないのに、
私死んじゃうの」

先生「後１ヶ月
楽しいことを
してください」

ガラガラガラ

こはる「え？　なんで、
私の恋は終わるの？
くるみといっぱい
お出掛けしたり出来ないの」

その日、こはるは
たくさん泣いた・・・

次の日、
くるみが来た。

こはる「あのね、くるみ。
くるみに言わないと
いけないことがあってね」

くるみ「なによー笑」

こはる「真剣に聞いてね、
驚かないでね」

くるみ「え？　うん」

こはる「私、後１ヶ月しか
生きれないの・・・」

くるみ「え？　なんでよ？」

こはる「私にもわかんないよ涙」

くるみ「とにかく後は
楽しく過ごそ！」

よしと君が入ってきた。

よしと「今の話、本当か？」

こはる「うん。本当」

よしと「じゃぁ楽しく過ごそう！
クリスマスもあるし」

・＊・―――・＊・―――・＊・

１ヶ月経ったその日・・・
クリスマスだった。

こはるは泣いていた。

くるみも泣いていた。

その日は幼馴染３人
病院でたくさん
思い出話をした。

すると急にこはるが。

こはる「息ができない・・・」

くるみ「看護師さん!!!
助けて・・・」

よしと「こはる
がんばれがんばれ！」

こはる「もう、無理・・・
今までありがと」

よしと「こはる、
これだけ言わせてくれ。
ずっと前から」

こはる「なに？」

よしと「大好きだぁーーーーー！」

＊。・　１週間後　・。＊

こはる「くるみ、おっはよー！」

くるみ「おは！」

こはるは
一命をとりとめた！

よしと「こはる、おはよー！
相変わらず元気だな笑」

こはる「あの時はどうなるかと
思ったけどね」

今めっちゃ幸せです！

だって彼氏が出来たし
くるみとは一生の友達に
なったよ!!!

こはる「私が今
生きていられてるのは
くるみと、よしとのおかげ！」

よしと「でも、こはるが今いるのは
サンタさんのおかげだな！
クリスマスの奇跡だな」

＊ｅｎｄ＊