届け! 恋の伝言

CAST平澤 遙平澤 遙

作者:のんちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.11.28






私は、平澤はるか。
中3です。





いきなりだけど
体育会系女子。





この季節の私たちの
学校の行事と言えば・・・





クラス対抗駅伝大会がある―――





私が最も楽しみにしてる
大会だー!!!





私のライバルは
隣のクラスの阿部ここは。





ぶっちゃけ
あの子は可愛い。





いや見たらわかる。





でも、
負けない!





可愛い女の子には
ずっと憧れてた。
でもなれない。





変われなかった。
モテやしない。、





あの子は違う。





運動だけじゃない。
私にはないものを
全部もっている。





いつしか私は
悩みを抱えていた。





先生「今から、
クラスの代表となる
駅伝チームを決める!
やりたい人は手を上げろー」





はるか「はい!!」





先生「はい、
平澤は確定だなー。
他?」





先生「2組の阿部も
走るそうだぞ?
走る自信のある子
いないかー?」





よしと「俺、やります!」





よしとく、ん?
確か陸上部の部長??





あっ、ちなみに
私はソフトテニス部!
小さい頃からやってるの。





その後、なんらかの推薦で
深尾さんと
かけひさんになった。





はるか「あっあのー!」





よしと「うん?
あっ、はるか!
駅伝頑張ろうな」





いきなり、
呼び捨て?
チャラい?





はるか「うっうん、
よしと!」





よしと「いきなり
呼び捨てかよ?」





はるか「そっちこそ!
それより陸上部の
部長だよね?」





よしと「うん!
阿部は早いけど、
まっそこそこかな」





はるか「そこそこかな?
私にとってライバルだもん!
まぁここはちゃんは
陸上部だもんね。、」





よしと「あれ、
はるかちゃんは?」





はるか「ソフト・・・」





先生「平澤、
ちょっといいか?」





はるか「あっごめんね!
また後でね!」





よしと「まじか」





あむ「マジで?笑」





おおぞら「俺らが
推薦されるとはって感じー」





あむ「あっ、
よしとじゃん!
やっほー!」





おおぞら「てか、初めましてだろ?」





よしと「駅伝よろしくな!」





あむ「頑張ろ!
誰か待ってる系?」





よしと「ううん!
待ってない」





おおぞら「帰ろー」













*。・ その頃 ・。*





ここは「ねえ、はるかちゃん」





はるか「どうしたの?
ここはちゃん」





ここは「私ね、
はるかちゃんに勝ったら
好きな人に告白するの」





はるか「へっへー!
好きにしたら?」





ここは「それで、
はるかちゃんが勝ったら
好きな人に告白してね!」





はるか「えっ! 私?
いないもん!」





ここは「えー!
つまんないな?」





はるか「私は、何も要らないよー」





ここは「分かったよー!
まぁ、頑張ろうね!」













*。・ 家に帰って ・。*





はるか「ダメだ、ダメだ、
ダメだ!
絶対違う!」





私は、家に帰ってから
よしとのことが
頭から離れなかった・・・





好きになってしまったのだ。





はるか「違うよ絶対!
でも、よしとをどこかで・・・」













*。・ 数日後 ・。*





よしと「おはよ!
走る順番決まったんだけど、
はるかは3番目な!
俺がアンカー走るー」





私は、この時
運命を感じた。





よしとにたすきを
渡すのは私だと・・・





でも、この前考えていた
好きな人のこと・・・





もっと信じられなくなって
恥ずかしくなって逃げた。





よしと「はるか?」





あむ「なーにしてるの?
1人で」





はるか「あむちゃん」





あむ「あなた、
最近変だよ??
よしとのこと
ずっと気にしてさ」





はるか「バレてた?」





あむ「ばれっばれ!」





おおぞら「そのことだけど、
俺も気になってたぜ」





はるか「おおぞらくんまで!!」





あむ「好きなんでしょ??
よしとのこと」





はるか「うん!
・・・あっいや、違う!
そうじゃなくて」





あむ「素直に認めなよ!!
よしとは好きになって
おかしな人じゃないと思うよ。
駅伝に選ばれて初めて話した。
けど、もうこんなに
仲良いんだもん!
すごくない?」





おおぞら「俺も俺も!!
よしとを好きになって
いいと思う」





あむ「そうだー!!
駅伝のひさ、よしとに
あむとおおぞらは
感謝の気持ちを伝言として
伝えていくの!
はるかはよしとに
直接好きっていいな!」





はるか「ありがとう!
私、そうする!」













*。・ 当日 ・。*





よしとが
元気なさそうだった。





はるか「よしと?
大丈夫?」





よしと「おぉっ!
緊張するだろ」





はるか「大丈夫!
よしとなら」





よしとに伝える!





そして、
ここはちゃんにも・・・





よーいドン。





あむー!
頑張れーー!!





次はおおぞらだ!





あむ「よしと?!!!!」





おおぞら「伝言受け取った!
行ってくる!」





あむ「よろしくね!」





はるかのためにも
走らなきゃな。







・ ・ ・ ・ ・





もうすぐ私だ。





ここは「ねぇ、
はるかちゃん!」





はるか「何よ?!
緊張してるのにー」





ここは「私の好きな人はね・・・」





まさかこんなことを
言われるとは





先に車でここまで
来てくれたあむがいた。





あむ「はるかー・・・、
えっ、どうしたの?」





この時の顔は
絶望に満ちた顔
だったらしい。





あむ「はるかー!!
頑張れ!
リラックス!」





ついに。





おおぞら「ありがとう!!」





はるか「伝言受け取ったよ。
頑張る・・・」





おおぞら「えっ? はるか?
大丈夫か! 頑張れよー」





ここは「はるかちゃんったら
どうしたのよ?」





ダメだ。
ここはちゃんには
勝てない。





それに伝えられない。





おおぞら「あむ、
はるかちゃんどうした?」





あむ「分からないの。
ただここはちゃんに
何か話しかけられてて。
その後急に・・・」





おおぞら「あいつ、
何言ったんだよ」





めあり「好きな人に
決まってるでしょ?」





あむ「えっ?
めありちゃん、
どうしてそれを?」





めあり「親友だもの。ここはの。
はるかちゃんに勝ったら
好きな人に告白するって
言ってたよ?
だから、誰が好きか
言ったんだと思うー」





おおぞら「あむ、それって!」





あむ「もしかして!?」





めあり「えっ?」





あー、
もうダメだ。
力が出ないよ。





ここはちゃんに
追いつけないよ。





ここは「はるかちゃん、
遅くない??」





はるか「もう、知らない?」





よしとが見えてきた。
あー、もう終わりだ。





ここは「やった!」





あむ「はるかー!!!」





おおぞら「おーい!」





はるか「えっ?」





あむ「目を覚まして?!!」





おおぞら「好きなんだろ!!
よしとのこと!」





ここは「あー、
うるさいな?、」





あむ「ここは、だまっ・・・」





めあり「ここはーがんばれー」





あむ「めありちゃん!」





めあり「あむちゃんって
優しいね!
私、はるかちゃんも
応援したいな(*´ `*)」





おおぞら「ありがとよ!」





おおぞら「伝えろ!!」





はるか「うん!」





最後まで走るぞ!





よしと「がんばれ!」





よしとー!!!!





ここはちゃんを抜いた!





ここは「嘘でしょ?」





はるか「大好きだよ」





よしと「おうっ!」





届けー!
この思い。













*。・ 大会終了 ・。*





見事、よしとの素晴らしい
速さで優勝!





4人「やったねー!」





あむ「よしと」





おおぞら「ありがとう!」





よしと「なんだよ急に。
照れるなー」





よしと「あっそれより、
はるか、
大好きって誰のこと?」





はるか「あっえっと、
それはね・・・」





あむ「はるか、」





ここは「よしと、
私、よしとのことが好き!」





はるか「えっ!
ここはちゃん?」





おおぞら「おい、
話し中だぞー、」





はるか「ここはちゃん、
私が勝ったのにどうして?」





ここは「好きなんだもん」





よしと「どーいうこと??」





はるか「それは、」





めあり「ここは! 行くよー。
あっごめんね!」





ここは「めありー!」





めあり「はるかちゃん、
ファイト」





めありちゃん・・・





はるか「よしとのことが
好きだよ」





よしと「俺っ!? 嬉しい。
でも、俺さ初恋の子がいて
その子のことを
忘れられないんだ」





おおぞら「誰?」





はるか「そっか」





あむ「誰々?」





よしと「それは、確か小学生の頃に
ソフトテニスをやってる子で
怪我をしてる俺を
助けてくれたんだよな」





あむ「そんな子、
今はいないでしょ?」





よしと「でも」





おおぞら「はるかちゃん、
仕方ないな」





はるか「それって、私かも」





よしと「えっ?」





はるか「よしと、その人
こんなこと言わなかった?
中学生になったら
私と友達になろうって」





よしと「うん」







――――――――――――
――――






よしと「すみません!
走ってたら
怪我してしまって」





はるか「大丈夫ですよー!
その代わりに
中学生になったら
友達になって下さい」





よしと「もちろん!!」







――――――――――――
――――








よしと「はるかだ!!
嘘みたい。
初恋ははるかだ」





恋の伝言はよしとに
届いたみたい。





幸せだな。私。







*end*

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