私のサンタさん

CAST加藤 咲希加藤 咲希

作者:ゆゆっち

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.11.15






私は加藤咲希。
中3。





漫画オタクです。





特に恋愛漫画に
興味深々。





だからプリンセスみたいな
恋に憧れているんです。





もう少しで
クリスマスだから
私も恋がしたいっ。





でも丸眼鏡にみつあみって
やっぱりダサいかな・・・





でもどうせ、私を好きに
なってくれる人なんて
いないよね。





しかも、好きな人が
出来たことがないし・・・





でも、そんな私にも
昔からの親友がいる。





名前は瑠紀。





私とは違って
超美少女。





スタイルも良くて
かわいくて頭も良い。





それに運動もできて
性格もいい。





だから男女みんなから
モテる。





私とは正反対の人だ。





恋愛も経験している瑠紀に
昔から憧れてる。





「瑠紀ちゃん、
ちょっといい?」





同じクラスの
大倉空人だ。





モテるって噂だ。





戻ってきた瑠紀の顔は
すごく赤い。





すると瑠紀は。





「空人くんに告白されて
付き合うことになった」





って照れながら
話してきた。





そういえば前に
空人くんが好きって
言ってたな。





私は素直に
「よかったねー」
と喜ぶ。





それから突然
瑠紀との会う機会が
減っていった。





あの2人でいる機会が
増えたからだ。





瑠紀は彼といて
すごく楽しそう。





それからさらに
一言も話さなくなって
しまった。





私は邪魔しちゃ
いけないと思って
話さないでいた。





瑠紀は私と会うと
つらそうな顔をする。





私は1人ボッチに
なってしまった。





誰とも話さない日々が
続いていた。





そんなある日、
ボーっとしてたら





「消しゴム落ちてるよ」
と、声をかけられた。





戸部光翔だ。





はいっ、
て言って拾う。





私は無言で
顔を下げる。





それがきっかけで
彼とよく話すようになった。





っていうより
彼が話しかけてくる。





1人じゃなくなった
気がして嬉しかった。





ある日、
私ってブスだよねーと
軽く言ったら





「咲希ちゃん
かわいいじゃん。
メガネ外してみてよ」





私は照れて
「先行ってるね」
と言って離れた。





あんなこと
誰かに言われたのは
初めてだ。





そのせいか
クラスの女子から
目をつけられた。





よくにらまれたり
転ばされる。





みんな見てみるふりだ。





でも光翔くんだけが
「お前らやめろよ」
って怒鳴る。





すると女子は
態度を変えて





「わざとじゃないよっ」
とあっさり言う。





そしていつも
「大丈夫?」
って心配される。





私は笑顔で





「大丈夫ー、
私は平気だよっ」
って嘘をつく。





最近は
この繰り返しだ。





ある日、下駄箱に
1通の手紙が入ってた。





瑠紀からだった。





一言で、





・・・・・・・・・・・・・・
話したいことがあるから
校門の前に来て
・・・・・・・・・・・・・・





と書いてあった。





校門に行くとそこには
瑠紀じゃなくて
クラスの女子が5人いた。





すると殴られた。





そのうちの1人が





「私たちの光翔を
お前なんかが
奪わないでくれる」





といった。





他のメンバーも





「お前みたいなブスと
つりあうわけないだろ」





と笑いながら言う。





私は黙っていたら





「2度と話すな、
次話したら
許さないから」





と怖い目つきで
言いながら
去っていった。





それから
私は光翔くんを
無視し続けた。





これで
よかったはずなのに
涙が止まらない。





どうしてだろう。





私は考えていると
理由が分かった。





それは
好きだから





やっと気づいた。





もう何も怖くなくなった
気がした。





私は家に帰ってすぐ
お姉ちゃんの雑誌を読んだ。





次の日、みんなに
注目された。





それは、
私が変わったから。





コンタクトにして
髪も高めの
ポニーテールにした。





少しメイクもして、
スカートも短くした。





前の自分を
変えたかった。





瑠紀と光翔くんが
こっちを見ているのに
気づいた。





2人とも驚いた
表情をしている。





私はすぐに
光翔君に話しかけた。





「最近無視しててごめん。
でもやっと光翔君が
好きだって気づいた」





光翔君は、もう1回
言ってという。





「私、光翔くんが好き。
私のサンタさんに
なってください」





思わず言ってしまった。





すると、





「俺も好きだった・・・
ほんとにいいの?」





「光翔君さえよければ、」





「ありがとう、じゃあ、
俺のプリンセスになって」





「喜んでっ」





すると瑠紀が





「咲希ーー、
おめでとうっ」





と、泣きながら言う。





「私、話さないでいて
ごめんねー。
でももう彼とは嫌になって
昨日別れたよ」





「そっか、
私こそごめんね」





私の今年のクリスマスは
今までで最高のクリスマスに
なりました。







*end*

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