
ティーンのママが抱えるお悩み「娘の反抗期」。日々バトルで親子ともに疲弊してしまうのはもちろん、ママたちが育った昭和、平成のどっかーんと荒れた反抗期とはまた違い、SNSやネット世界が身近な今のティーンの反抗期は、親の目の届かない闇に落ちていく不安もあります。
そうならないために、親は子どもとどう向き合っていくのが良いのか? そこで今回は、SNS総フォロワー数約50万人、子育てや親子関係について発信している教育評論家の親野智可等先生から、今すぐできるアドバイスをいただきました!
約4割のママが娘の反抗期を感じている!
ニコラが行った中1〜高1までの娘を持つママたち32名を対象にしたアンケートでは、約4割のママが娘の反抗期を感じていました。
Qいま、お子さんは反抗期に入っていますか?

はい…13票
いいえ…9票
わからない…9票
終わった…1票
中には、「日によって機嫌の波がある」「大した反抗ではない」と、反抗期に入っているかわからないと答えるママも3割弱。一方で「いいえ」と反抗期を感じないママも3割弱という結果に。
反抗期のメカニズム
そもそも反抗期はなぜ起きるのでしょうか? 親野先生に聞いてみました。
「反抗期の理由はいくつもあります。まずはホルモン分泌が激しくなり、体の変化が急にくるから。それだけで不安になる時期なんですよね。それが『自我の確立』『自分とは何かを考え始める』といった大きなテーマに向き合う時期と重なり、心がより一層揺れやすくなるんです。
そして友達との関係も大きく影響します。大人に反抗するためには仲間が必要で、仲間うちでの立ち位置や評価を気にしながら、気を遣い、スマホで常に連絡をとり、浮かないように努力しています。加えて勉強も難しくなっていきます。子どもにとって、反抗期とはまさに疾風怒濤の時期なんです。」
さらに脳科学的観点からも、アンバランスがゆえのイライラがおきるようです。
「12〜15歳は脳の中で欲求を押さえるブレーキの役目を担う前頭前野が未発達なのに、欲求は強くなる時期。だからイライラ、キレやすい。これが『反抗期の正体』でもあります」
つまり反抗期の子どもの中では、自分ではどうしようもない何かがおきているわけです。それをまともに受け、バトルして疲弊していく親子も少なくないと思います。
まずは「子どもは不安と混乱の中にある」ということを受け止め、共感することが大切です。
次ページ→SNSでの怪しい付き合いに巻き込まれないためには……?










ライフスタイル









連載
ファッション





