
ティーンのママたちが抱える娘の反抗期のお悩み。前編では、思春期のメカニズムや親の心構えについて、SNS総フォロワー約50万人の親野智可等先生に教えていただきました。後編では、より細かく反抗期の子どもへの対応について学びましょう。
口答えは論理的思考力がついてきている証拠
Q反抗期で一番つらいことは?(複数回答可)
1位 口答えされる 15票
2位 会話が成立しない 8票
3位 勉強しない 6票
その他には「常にイライラしている」「嘘を付く」「言い訳が多い」「アドバイスを嫌がる」といった声がありました。
※中1〜高1の娘を持つママ32人にアンケート(ニコラ編集部調べ)
そんな子どもとのコミュニケーションの難しさ、特に気になった子どもの4つのタイプについて、先生に解説していただきました。
1.口答えをする
「口答えは、論理的思考力がついている証拠です。また、『言い返してくる=信頼している』ということでもあります。独裁者には反抗もできませんからね。口答えされたら、この子は成長しているんだなと受け止めてあげてください。感情的な応戦は無益です」
2.黙る・部屋にこもるなどして会話が成立しない
「子どもにも、ひとりでいる時間は必要です。正論で『部屋にこもってばかりで』と言っても、子どもの心に響かないばかりか、心はどんどん離れていきます。『何かあったらいつでも聞くよ』と味方であることを伝えておき、今は無理に踏み込まないほうが良いでしょう」
3.嘘をつく
「子どもは対応力が乏しいので、大人のように困りごとに対して合理的に解決できず、ウソをついて自己防衛する傾向があります。逆に言うと、親にちょっと言いづらいという関係性がその根底にあるのかもしれません。親が共感的であれば、何でも話せる関係性が培えると私は思います」
4.アドバイスを嫌がる
「親は子どものためという思いですぐアドバイスをしがちですが、これだと子どもにはお説教に聞こえます。そして『私の話は聞いてもらえない』と思ってしまいます。ですから、アドバイスの前にまずは子どもの話を共感的にたっぷり聞くことが大事で、アドバイスはその後にします。また親が一方的に指示するのではなく、一人の人間同士として民主的な話し合いで問題解決を目指すことも大切です」
➡︎次ページ 反抗期の子どもへの「しつけ」は諦めてOK!?










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